
施設を出たある子が言うんです。「働いてお金を稼ぐようになったら、必ず親や親戚が出てくる」と。一度お金を貸すと、どんどんエスカレートし、自分の生活が成り立たなくなってしまう、と。
そんな親は切って、健全な大人をつけてあげなあかん。児童虐待防止法ができて少しは変わりましたが、まだまだ親の意向を尊重する昔の名残があり、親権や血縁の関係を切って別の人につけることに躊躇(ちゅうちょ)がある。家族再統合せなあかんと、改善もしない親に帰され、子どもはぐちゃぐちゃに傷つけられています。」
前述文は、朝日新聞12月1日オピニオンページ、耕論「里親は根付くか」で語られた言葉、一部分、引き抜いたものだ。
まさにその通り。
お金にまつわる家族関係、私も経験した。
生まれた時から貧乏だった。
家には、いつも、いつも、お金が無かった。
8歳、私の父が死んだ。
母と2人きりになって、
もっと貧乏になった。
病気がちで
ちゃんと働けない、母。
明日食べる米がないことも
しばしばあった。
12、3歳から
私は働くようになった。
こずかい稼ぎ、なんてもんじゃない。
母と2人の生活費だ。
子守、うどん屋の皿洗い。
美容院の手伝い。
ウエートレス。
餃子作り。
雇ってもらえる
仕事はなんでもやった。
そして、
定時制高校へ。
昼間はフルタイムで
働いた。
母の夫が嫌いなので、
私は別居を選んだ。
ただ、私の給料日になると、
ほぼ毎月、
彼女から電話がある。
お金、貸して?
電気料払わないと、
止められちゃう。
家賃が溜まってるから、
大家がうるさい。
お金「貸しても」
一度も戻って来ない。
最近は税金、医療保険料等
公共機関への支払いを
私は負担している。
過去も今も、
私と母との繋がり
は「お金」だけのような
気がする。
後、何年続くのか・・・