いつまでも眠れなかったあの日・・

空に浮かぶ月をぼんやり見ていた夜

君からのメール

「今・・何をしてるの?」

君もいつまでも眠りつけなくていて

遠く離れたその場所で

やっぱりぼんやり空を見ていたんだね。

「月を見てるとなんだか不思議な気持ちになるね・・」と
君は言う。

「吸い込まれそうでドキドキするね」って君は言う。

「お揃いだね・・」と返す。

遠く離れて居ても一瞬で繋がれる時間がそこにはあって
そこは二人だけの秘密の時間だったね。

会えないのに君がすぐ隣に居るみたいな
安堵感に包まれていた。

綴っては送る心の送信

感じる心が二人はとても似ていて
寂しい夜も
泣いてしまいそうな夜も

二人だったら乗越えられそうな気がしてた。

そんな君と会えなくなって
もう随分過ぎるけど

君は今も夜の空を見ているかな?
眠れない夜も乗越えているんだよね?

遠く離れてる君に

「君が幸せであるように・・」


送る事の無いメールを綴って
そっと消した夜。

想いだけ・・君に届きますように・・と。


画像はお借りしています。


心の詩