君の心の欠片を探して


どれだけ眠れない夜を過すのだろう・・


浅い眠りの中


目覚めればまた君の事を想っている


ベットの上で膝を抱えて


背中を丸めて


ため息、小さく、ひとつ


部屋は月灯りで満ちているのに


心はとても寂しがる


あの日・・あの夜・・


君からのメール


「お月様が綺麗・・ドキドキする・・」って独り言みたいに・・


僕も窓の外の月を丁度見ていたんだ


離れていても君と僕の心の距離が近く感じられて


ドキドキしたあの夜


まるで月に心ごと吸い込まれるみたいで・・


君を想う心をそっと抱きしめた夜


僕の心は君の心と重なって


遠く離れたこのソラさえ


愛しくって


せつなくって・・


逢いたい・・この夜を越えて

このソラを越えて・・


一目だけでも


君の静かなその笑顔を


ただ・・確かめたくって・・


月影に君の笑顔をそっと重ねてみる・・



心の詩