あの日・・
夕暮れが迫ってソラが茜色に染まる頃
二人の心が「きゅん」って音を立てるみたいに
寂しくなって・・切なくなったね・・
君の瞳が
真っ直ぐ僕を見つめたんだ・・
君の瞳は物言わぬ心のささやき
「帰りたくないの・・」と君の瞳がささやく・・
僕はただ黙って君を抱き寄せる
君の肩が背中が小さく揺れる
ただ・・ただ愛しくて・・愛しくて・・
大切で・・
そう想う心は
いけない事ですか?
君の瞳は静かに濡れて
ぽろりと落ちた涙は
まるで星空のこんぺいとう
甘くてしょっぱいよ
この手を離してしまえば
また二人別々の道
ただ、あと少し・・今少し
一緒に居たくって
思いついた言葉を並べてみる
「今度いつ逢える?」って聴かない君が
ただ愛しくて・・
このまま時が止まってしまえばいい
この感情をそっとそっと
君ごと抱きしめて・・
さよならの瞬間はいつも
寂しすぎて慣れそうにないや
あと少し
あと少しだけ
君を見つめていたい冬の夕暮れ時