たなびくような秋の細い雲を

見上げながら・・

君のちょっとはにかんだ笑顔を想い出していた。

今は僕も・・君も・・
他の誰かの為に微笑み

決してもう抱きあう事もない
そんな日々を過ごしている

ふと・・秋風に乗せて
君の気配を感じる

それだけで幸せなんだと思いたい。

その笑顔
ちょっぴり困った顔
泣き顔

想い出してそっと心を辿ってみる

他の誰かと別々の道を歩き出した僕等

今はほんの少し

もう少しだけ

君を感じていたい

夕暮れに消されぬように・・