彼の会社がどんどん大きくなって、色々な取材を受けるようになって、なんだか嘘みたいだ。



だからといって私の生活には何の変化も影響もないけれど、彼の活き活きしている姿を見るとやっぱり嬉しい。




以前、会社の経営が苦しくなったときのことをよく覚えてる。



そのときも彼は冷静で。


特別落ち込む姿を見せるわけでもなく、何も変わらないいつもの彼だった。



私はかける言葉が見つからず、というより、敢えて言葉をかける必要はないと思った。



励ましたり慰めるのは苦手。


優しい言葉をかけることも褒めることもあまり得意ではない。



私が何を言ったって、お前に何がわかるんだよって話。



彼は優しい人だからそんなふうには思わないのかもしれないけれど。


安易な発言をしてはいけない場面だと思った記憶が残っている。



今もそう。



会社がうまくいっているのは彼自身や、彼を支えてくれているみんなのおかげ。


私にはわからない領域。



だから私は口では何も言わないけれど、彼が載っている雑誌をこっそり購入して私の実家へ送るのです。



私のパパも彼のことを応援してる。


彼が順調にやっていることを知れば安心してもらえるし私も嬉しい。



明日は本屋さんに行こう。


雑誌はネットで購入できるけど、本屋さんで探す時間が楽しいから。