親から言われて傷ついたことっていっぱいあって
30歳くらいまで引きずったけど…
夫に出会って、結婚して、子どもが生まれて、無条件に私を愛してくれる存在たちに触れてるうちに…
まあ、いっか
…って気分になってきました。
まず第一に親自身が「毒親」ってほどのワルじゃなかったってのが一番大きいんですけども。
母は私よりも10歳若くして母親になったんだから、今の私より子どもっぽくてもしょうがない。
それに当時は専業主婦への評価の指標が「子どもの出来」くらいしか無かったから…元々優等生だった母なんて特に、賞賛を得続けるために必死に「完璧な育児」を目指そうとしてただろうし、その結果自分と子どもとの境界線が分かんなくなっちゃった、てのもうなずける。
当時の田舎じゃめずらしかった「東京の大学を出てる嫁」としてのプライドも彼女をステレオタイプの教育ママにしちゃったんだろうなぁ…
なんて思ったりもするわけです。
さらに、古いドラえもんのアニメをしうしうと見てたら、のび太のママが「ちゃんとしなさい、ママが恥ずかしい思いをするんだから!」みたいな説教をしてて…
ああ、40年前は子どもが「親のため」に「ちゃんとする」のが「普通」だったんだな
…って時代背景みたいのがストンと自分の中に落ちてきて、自分の親がヘンだったんじゃない、当時はそういう社会だったんだ…って妙に納得しちゃいました。
ちなみにリメイク版(今放送してるやつ)のママは昔ほど理不尽じゃなくて、のび太へのお小言は割とごもっともなことを言うようになってますw
てか、親が原因で苦しんでいる人の話を聞いたり読んだりすると彼らの親はガチでヤバい毒親で…それに比べたらウチの親なんてフツーですもん…彼らなりにちゃんと私を愛してくれてるし。
歴史上の人物を現在の価値基準で断罪することが無いように、親のことも今の価値観で測ってもしょーがない。
イヤだったな、て気持ちはしうしうとぷくの子育てに活かして、親とは良好な人間関係を続けていければな、と思います。
こちらも大人ですからねー…