駅のホームで買ったばかりの漫画を読んで歩いてた。
「漫画読んで歩くの危ないと思うけど」
サラリーマンのおじさんが言ってきた。
口調が(これだから最近の高校生は…)という皮肉のようなものが込められてるように感じて、
少しイラっとしたから
「携帯見ながら歩くのも危ないと思いますよ」
と言ってそのまま去ろうと思った。
「ぶつかられたから言ったんだけど」
素直に申し訳ないと思ったから「ごめんなさい」と言った。これで終わると思った。
「それに携帯見てたのは何か来てたから見ただけだから」
あっそ。と一瞬思ったけど、それ以上は話したくなかったから「すみません」とだけ言って足早に改札に向かった。
きっとあのおじさんは、最初の口調の通りに(最近の高校生は……)と嘆いたことだろう。
ただあの人は親切で言っただけかもしれない。と乗り換えた電車で思った。
あの時、「すみません」ではなく、「親切なご指摘ありがとうございます」とでも言えば良かっただろうか。
いつも私は上手い言葉はその時に出てこない。
むかついた気持ち任せて出てきた言葉は相手はもちろん多分私もすっきりしない。
皆に気持ち良い言葉を、全ての人が使えれば、こんな気持ちにはならなかったのかな。
だからここでこれを伝える。誰かが言葉の選び方を間違えないように。