永遠の今です。

 

永遠の今とは、今ここを生きることであります。

 

永遠の今に生きていない時間は、

生ける屍となっている時間と同じです。

 

生ける屍とは、魂を失った肉体のことを言います。

 

カネがどう、モノがどう、老後がどう、有名人の誰誰がどう、

と言っている間は、生ける屍です。

 

自我を後生大事にしている間は、生ける屍です。

 

9割以上の人間が生ける屍です。

 

人間、すぐ「今ここ」の場から飛んで行ってしまいます。

幽霊と何が違うのでしょうか。

 

魂が生きているときは、

「今ここ」を生きているときだけです。

 

古代人は永遠の今を生きる人が多かったです。

その証拠に、数々の遺産を遺しています。

 

例えば、ラスコーの壁画を創った人。

あの壁画を創っている間は「永遠の今」を生きていました。

 

現代の芸術家のように、カネに媚びて創ったものではない。

だからこそ、魂が感じられるのです。

カネに媚びて創ったものなど、

そこから感じられるのは卑しさだけです。

 

人間、いつから拝金主義になったのでしょうか。

 

永遠の今を生きるのは古代人特有の話ではありません。

現代人である我々にだって、

そのように生きようと思えば生きられるのです。

 

コスパだのタイパだの

自分がどう見られるだの老後がどうだのと言って、

自我を後生大事にしているから生きられないだけです。

 

「永遠の今」をどれだけ捻出できるかが人生唯一の鍵です。

人生とは「今ここ」のみなのですから。

 

以上です。