子宮頸がん再再発だけど意外と元気かも

子宮頸がん再再発だけど意外と元気かも

34歳。結婚間際にまさかの子宮頸がん発覚。
完治からの再発、再再発、ホスピス迄。
自分の事を振り返った日記がてらのお話です。

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私はこのブログ主の夫です

さる方から
このブログの存在を知り
文章を書かせて頂きます

嫁は、10月21日朝7時40分に死にました

下記文章は
嫁が体調悪くなってから逝くまで
誰に送るともなく
日記を付けていたのをコピーし張り付けました


4日に医師から呼び出しを受け
本人が、
どうしようもなく辛い時は眠らせて欲しい、と
言っているが良いか?と
 起きてもボンヤリするか、支離滅裂な事を言ったりして会話出来ないかも?と
本人が望むならばと解答した
辛かったが苦しみから解放されるならばと。

10月7日8日9日三連休、実家に外泊
食欲ゼロ お茶も飲めない
立ち上がれ無くもなった
悲しませたのが私がネコトイレの清掃の為、自宅に少し帰って居るときに嫁がが入浴し、私が帰ってくるまで立ち上がれず、うずくまっていたこと。あの絶望的な表情が忘れられない。 当然トイレ等も私の介添えが無いと出来無くなった
大好きなテレビも見るのががキツい、頭に入ってない様子

10月9日(月)19時20分
睡眠導入剤投薬を決める
痛みは、モルヒネ等で和らげるが、体の辛さと絶望から逃れる為、外界との接触を断つ事になる 。
最初は、0.1ml/hから一時間毎に増量していく
家族と最後の別れを交わす
23時迄に私達二人の人生の色んな事を話した。0.5ml/h投薬したところで眠りに付く 
涙が止まらない。さようならありがとう

10月10日
6時頃、目覚める
いつもの嫁らしさある。びっくりした
私は、嬉しいが本人、痛みが有るようで複雑
その後複数回目覚め
途中グレープフルーツジュースを美味しそうに1本飲む。美味しいと言った。
夕方に背中と胸に痛み訴え
0.6ml/h 痛み止めも本人希望で増量

10月11日(水)
午前中から複数回目覚め
14時に一般病棟から緩和ケア病棟へ引っ越し
静かで快適になった
スタッフも面会謝絶にしてもらい起こさぬ様、気を使ってくれてる
その後20時くらいまで眠る
目覚めたが受け答えは、ボンヤリしていて首を縦か横に振る程度。
痛みも訴えモルヒネ投薬増量、その後穏やかに眠る。

10月12日(木)
午前、午後と複数回目覚め
目覚めた時に問いかけるが、反応は頷く程度
恐らく結婚式以来、押し入れに眠ってたであろう結婚指輪を付けてあげた

10月13日(金)
早朝3時から13時まで一緒にいて、その後お母さんに21時までバトンタッチ
1回しか目覚めてない
日々反応が悪くなっていく感じ
担当医から2週間くらいか?と告げられる。つらい。
死後、自宅に帰って来れる様、座敷部屋を半日がかりで掃除した

10月14日(土)
看護師さんが1日の内、数回色んな処置する、その後がボンヤリだが、目覚めているチャンスと思い、すかさず声掛けるが反応無い。苦痛無さそうな表情で、穏やか眠り続けている。本人がこれを望んでいたので良いのだが、当然寂しく思う。

10月15日(日)
昨日同様反応無しだったが
21時頃看護師さんが口のケアをしてくれ、
その後(夢の中でまた逢えたね!)と声掛けると
腕を少しだけ上げてコクンと頷いた。
意思の疎通が出来て嬉しかった。

10月16日(月)
昨日同様反応薄い
いつもの様に看護師ケアの後、話し掛けるが、20秒程度いびきが止まるるくらい。安定してきたのか。

10月17日(火)
昨日同様変化無し
私は明日から3日間仕事に行ってみる
出勤前後に寄るつもり。残り時間が少ないので、つらいが悲しんでばかりも要られないと思い。

10月18日(水)
出勤前正午くらいに逢いにきた
特別変化無し

10月19日(木)
朝4時頃会社帰りに逢いに行った
喉がゴロゴロいってたので掃除してもらったが、辛そうだった。涙が少し出ていた
嫁実家で朝6時に寝るが7時半くらいに病院から電話アリ。脈拍が測定不能なくらい落ち込んだ。至急来てくれとの事。24時間くらいかと先生に告げられる。結局私が出勤したのは、1日だけとなった
その後持ち直すが、依然、脈拍と血圧がかなり低い

10月20日(金
昨日から肩で仰ぐ様に呼吸をしていて、今日、昼過ぎくらいからアゴも動いて息をするようになった。
一呼吸するのに、大きく肩から上が動いている。

10月21日(土)
昨夜から嫁の手を
私の手の上に置きながら横になった
呼吸を感じる為に
眠れぬ夜を過ごし朝7時になると、お母さんが来た。
いつもは、9時頃に来るのだけれど、兄嫁が休みなので、直ぐに来れたとの事。
お母さんが来たので少し眠らせてもらおうとソファーに横になった。
嫁の寝息を聞きながら。
7時40分まだ、眠れない。
嫁の呼吸が40秒程、間が空いた
呼吸が止まったかと思い
嫁の名前を大声掛けると大きく一呼吸した。
良かった息がある、と思ったが、
それが最後の息だった
びっくりさせて反射的に息をしたのだろうか。最後に声が届いたのか解らない。


私は、一生分の涙を流し
これほど迄に感じた事の無い深い悲しみを味わい心が壊れています
未だ現実感も無い感じです


嫁に温かいメッセージをくれた方々
本当にありがとうございました。
癌と戦っている方やその家族の方も多数見受けられました。
闘病というのは、とても辛い日々ですが、
私達夫婦は9年間戦っていけた何かがありました。
嫁は私の人生であったし、これからも永遠の恋人です

長文を最後まで閲覧して頂きありがとうございました

これにて、このブログの結末とさせて頂きます。

本当にありがとうございました