左手
前回の記事は『怒らせる』ということで、
新人時代の光浦靖子がめちゃイケで
売れ始めて、
まだ仕事がなかった相方の大久保佳代子を
気遣ってギャラの半分を折半していたところ、
それがかえって怒らせる結果になってしまった
という話を説明しました。
このように自分は相手が喜んでいると思っていても、
実は相手は自分を怒ったり恨んだりしていると
いうことはよくあることだと思います。
人間のバイアスというのは恐ろしいもので
相手の本心も見えなくなってしまい
人間関係を破壊する原因になってしまうわけです。
私自身も、昔から自分では悪気がないのに
知らないうちに相手を怒らせることが多くて
どうしてだろうと悩んだことがあります。
現在50代ですが元々がコミュ障だった
わけですね。
歳を取ってわかったのですが、
他人の感情を読み取る方法があります。
それはブログのメニューにもなっている
筋反射を利用した方法となります。
筋反射で感情を読み取るというと
不思議に思う方がいるかもしれません。
この方法を使うようになったきっかけは
私が20年ほど前に鍼灸師をしていたことでした。
鍼灸師というのは患者さんに鍼を打つわけですが
刺し手と呼ばれる右手で鍼を持ちます。
しかし、重要なのは押し手と呼ばれる
左手なんです。
鍼を打つ時は、まず左手のひらを患者さんの
皮膚に密着させます。

そして、ちょうど左手の親指で OK サインのような輪を作って
左手親指と人差し指の間で皮膚を挟んで押し広げて
その部位に鍼を打つわけです。
その時、患者さんの皮膚に接している左手の手で
圧をかけて
左手の OKの指で皮膚を広げて緊張させることで
テンションかけます。

この患者さんの皮膚に対する圧の力や
皮膚を引っ張ったテンションにより、
右手で鍼を刺した時に患者さんが感じる痛みを
軽減させるわけです。
また、鍼を打った時の患者さんの鍼刺激に対する
反応を左手の皮膚全体で受け止めます。
さらに、これは上級技なのですが
患者さんの呼吸を左手の皮膚で感じて
患者さんが息を吐いた時に鍼を刺入します。
よく空手では相手が息を力を吐いた瞬間に
攻撃するのが基本と言われますが、

息を吐く時と自然と体が脱力して
鍼が入りやすくなります。
このように左手の皮膚全体で患者さんの
身体の反応を読み取るという治療行為を
毎日続けてるうちに、
ある変化を感じるようになったわけです。
