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化学者くずれのイギリス留学記録

一応化学の研究者に向かって日々精進中。読書がメインの記録でしたが、新たな目的を見つけ、ただいまイギリスにて勉強中。
注意:ここに書いてある事はあくまでもChemの主観に基づく物です。留学を検討中のかたはご自身で担当機関にお確かめください。

生活に少し慣れてきました。
研究はあまり進んでいませんが。

イギリスの研究室で何が一番大変か?自分の場合は英語ですが、その次は実験に使う試薬の危険性をレポートにして提出しないと実験を始められないこと。いちいちそれを作成してます。

自分もそうですが、学生の出身国でその人のバックグラウンドはそれぞれ違うわけです。特に留学生の多い研究室に所属しているので、そのあたりは気を使いますし、それが原因でイライラする事も多いです。

そして今も・・・。ChemのMentor(似た研究をしている研究室の先輩)も留学生です。ただこの学生はイギリスに来るまで、ほとんど実験をした事がない学生(つまり実験歴1年と少し)。有機化学系の学生は誰でも知っているカラムをイギリスに来るまで使った事がないという学生です。まあ、それはいいんです。いいんですが、今Chemが作っている原料を合成した事があるはずなのに、精製の仕方をきちんと把握していないという状態。マジ?自分の研究は原料の合成が終わったら錯体合成に入るので、Mentorが必要なのは原料合成までなんです(そこから先は完全に別研究)。

結局、2か月かかってまだきれいな原料が作れないっていう状態。最近では余計なアドバイスを無視して自分で突き進むという事に。ただ自分以上にかわいそうなのが学部生。イギリスでは6か月しか実験をしない(しかもマスター卒まで取れる)にも関わらず既に2か月が経ち。クリスマスの休暇もあるので、後3か月半しかないという。はっきり言って、しっかり合成法がわからない先輩なんて邪魔なだけです。なのに論文が出せそうだったら名前乗っけてねと言われ・・・マジでキレそうです。こっちがカラムかけてると「溶媒は?」とかいろいろ聞いて来たり手を出してきたり。しかもそれで失敗した事多数。かつこちらが何かしら進展するとそれを学部生に得意げに教えるという。正直隣で実験するの嫌です。錯体合成にも口出してきそうな勢いで・・・あーそういうのが面倒で日本を飛び出したはずなのに、ここにもいたかって感じですよ。

しかもアイディアはあるからと・・・あなたのアイディアは自分でも思いついて先生とももう話したしってレベル。この学生に当たった事が完全に外れって感じです。まあ、これでもChemのは他の人より断然実験歴は長いですからね。そうなっても仕方がないんですが。でもこの人、これで母国では大学の教員なんですよ。だから威張るところだけはしっかりしてて、疲れる。

せっかくのブログが愚痴になってしまった。次はもっと楽しいことを書こう。