◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 事前(9日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6517yd(パー72)

海外女子メジャー「全米女子オープン」を日本勢で初めて制した笹生優花について、今大会のアンバサダーを務める宮里藍さんが「次は世界ランキング1位を目指してほしいですね」とさらなる活躍へ向け、エールを送った。


今年で30回大会目を迎える今大会に、笹生もアマチュア枠で2015年大会から5年連続で出場している。会場で顔を合わせることもあり、「笹生さんはロッカールームでは可愛らしくて、シャイそうな子だなと思っていました。だけど、ゴルフ場では一転して落ち着いていて、大人びたプレーをする選手。若いのに成熟したようなプレーが見られる、そんなギャップを感じました」と印象を語る。

宮里さん自身、「全米女子オープン」には初出場となった2005年大会から11回にわたって挑んだ。米ツアーへの挑戦のきっかけとなった大会の一つでもあり、「一流と呼ばれる選手が必ずトロフィーに名を刻んできた大会で、そこに仲間入りしたいと思ってやってきた」と振り返る。その思い入れの深い試合だけに「すごい快挙だと思います」と笹生を祝福した。

宮里藍 サントリーレディスオープン 初日◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6517ヤード・パー72>

2021年の国内女子ツアー第15戦は、第1ラウンドが終了した。比嘉真美子が10バーディ・2ボギーの「64」をマーク。8アンダーで今季初の単独首位発進を決めた。

6アンダー・2位タイに今年5勝の稲見萌寧、西村優菜、葭葉ルミ、山下美夢有、臼井麗香。5アンダー・7位に注目アマ“岩井ツインズ”の妹・千怜(ちさと)が続いた。

千怜の姉・明愛(あきえ)も3アンダー・13位タイと好発進。前回大会覇者の鈴木愛は、2週連続優勝がかかる笠りつ子や原英莉花らと並ぶ1アンダー・39位タイで初日を滑り出した。