石井ゆかりさんの2013年年間占いです♪

『2013年は言わば「水の年」です。
星占いにおける「水」は、
感情や優しさ、共感、人と人とを分かちがたく結びつけている力を意味します。
2012年からじわじわと「水」はその厚みを増してきていて、
2013年6月に、大きな湖ができあがるようなイメージです。』



2013年の年間空模様☆


そして山羊座は

人間の身体は、単体で子孫を残せるようにはできていません。
異性とつがうことがなければ、殖えていけないのです。
私たちは最初から
「他者の身体」が想定された構造で生まれてきます。
このことがもっとも明快な
「一人でできないこと」
ですが、そのほかにも
私たちの生活の中には
「一人でできないこと」が
たくさんあるように思います。
生き物として育っていくこともそうですし、
たぶん「大人になる」ということも
自分一人では、難しいものだろうと思います。
特定の人と生身でしっかり関わり合うことからしか
私たちの人生は、作り上げられないのではないかと思うのです。

「パートナー」という言葉を占いで使うと
たいていは「結婚」「妻・夫」の意味で受けとられます。
でも、本来「パートナー」とは
ビジネスの場でも、他の場面でも、
いろいろなかたちで組むことができるものです。
中には「二人ひと組で行動する」ことが鉄則となっている仕事もあります。
一人ではできないことがある、というと
それをするために誰かの力を借りる、ということになり
そこには、力関係が生じてしまいます。
ですが「パートナー」という言葉の中には、
二人の「対等さ」が組み込まれていて
決してどちらかがどちらかに一方的に力を貸すのではないのです。
二人は同じ目標を目指していて、
相手に力を貸すことも、ある意味
自分の目的のためとなっているわけです。

2013年、山羊座の世界ではそうした「対等な協力関係」が
スタートするのではないかという気がします。
すでに、誰かと協力関係を築いている人も多いと思うのですが
そこには、主従関係があったり、上下関係があったり、
または、まだ「教える側と教わる側」というような、
力の違いがあったりするのかもしれません。
でも、2013年は、そうした差がだんだんに、
別な形に変化していきます。
そして、お互いでなければ補完し合えない絶妙の「噛み合い」かたで、
渡り合っていけるようになるのだろうと思うのです。

ネジは、ほんの少し形が違っていても、はまりません。
少しでも小さければぐらぐらして用をなしませんし、
大きすぎれば、ねじ穴に入っていきません。
パートナーシップにも、どうも、そういう所があるような気がします。
これは、「運命の出会い!ぴったりの相手!」みたいなことではなく
ねじ穴とネジの大きさやねじ山がきちんと対応するためには
かなり細かい微調整が必要なのだろう、ということです。
最近は夫婦関係において、金銭的なことだけではなく
お互いの役割分担まで細かく規定した
「契約書」を交わすケースがあるのだそうですが、
実際に暮らし初めてみればきっと、
そんな「契約書」では補足しきれない微細な条件が多々、
でてくるんだろうな、と思うのです。
ネジとねじ穴がぴったり噛み合うのは、
お互いの元々の性質がおおまかに噛み合っている事も必要ですが
それだけでなく、互いに接触してみて
少しずつお互いのでこぼこを調整し続けて行ってはじめて、
ぴたっと噛み合うことになるのだろうと思うのです。
この「調整」は、話し合いとかケンカとかで行われることもあるでしょうが
多くの場合、無言のうちに、或いは無意識に
「あ、この人はこうで、私はこうなんだ、じゃあこうするか」
というように、現実の中ですりあわされていくことが
ほとんどではないかと思います。
そうした「すりあわせ」が進み、終わってみると、
もう、ネジはぴったりはまり込んで、
他のネジでは用をなさないまでに「できあがる」わけです。
夫婦でなくとも、パートナーというものは、
たいてい、そんなふうに噛み合わされていくのではないでしょうか。

2013年の山羊座の世界で育っていくのは
ちょうどそんなパートナーシップだと思います。
たった一人の人と、そうしたプロセスを進める人もいれば、
何人かの人との間に、
個別にそうした関係を、それぞれ作っていくひともいるはずです。
たとえば、私は普段、原稿を書く仕事をしているわけですが、
これを受けとってくれる編集者さんたちは、
それぞれの仕事におけるビジネスパートナーと言えます。
編集者さんにもいろいろあって、
同じ「原稿を送る」作業であっても、
相手によって自然に、そのやり方は変わっていくものです。
こうしたことは、話し合って取り決めたわけではなく
あくまで自然にそうなっていきます。
編集者さんのほうでも、たくさんのライターや作家と関わる中で
「この人と仕事するときは、こういうふうにする」
というやりかたを、個別に身につけているだろうと思います。
これは、相手によって態度を変える、というようなことではなく
やはり、人と人との、一対一の補完関係の中では
相手のクセや才能やペースに合わせて
その二人の間でしか通用しないリズムができあがっていく
ということなんだろうと思うのです。
2013年の山羊座の世界では、そんな
「お互いだけの間に刻まれるリズム」が
1つ、あるいは幾つか、時間をかけて形成されていくことになるはずです。

人と人とが相対すると、そこには「約束」が結ばれます。
「いついつに、ここで待ち合わせましょう」
といった約束から、
「借りたものをこの日までに返すね」とか
「期日までに頼んだことをやっておいてね」とか
「給料はいくらで、毎月この日に払います」とか
「来年は旅行に行こう」とか
「来年結婚しよう」等々、
重いものから軽いものまで、
あらゆる約束が発生することになります。
そうした約束をひとつひとつ、「果たして」いくことで、
信頼関係が生まれます。
さらに、幾人もの人たちとの間で約束を結び、果たしていくとき、
大きな人間関係の結びつきができあがり、
自分の社会的な信用が「確立」することになっていきます。
約束を結び、約束を果たす。そして、それを積み重ねる。
このことも、2013年の山羊座の世界の
非常に大きなテーマと言えます。
こういうプロセスを経ることでしか形成できない人間関係が
いままさに、貴方の周りにできつつあるのですが
その動きが2013年、さらに加速していくのです。


時期的なことを少し申しますと、
まず1月、とても楽しい時期となっています。
新しい出会いがあったり、
いろいろな人から声をかけられ、愛に恵まれ、
幸せな気持ちになれる時間も多いはずです。
一方、経済的に重要な決断をしなければならないかもしれません。
あるいは、ここから収入の道を切りひらくために
アクティブに動き始めることになるかもしれません。
2月、たくさんのコミュニケーションが発生します。
よく考え、よく学び、よく語ることになりそうです。
さらに、あちこち出かけていき、
自分の頭に意識的に「刺激を与える」ような活動にも向いている時期です。
3月から4月は、環境にガツンと変化が生じるかもしれません。
あるいは、それを自分で引き起こすことになるかもしれません。
「いつもの風景」を徹底的に変えたくなったり、
電撃的に引っ越したりする人もいるでしょう。
家族との関係にパンチの在る変化が起こる人もいると思います。
ずっと実家に住んでいる人にとっては
「独立」の意思が固まり、具体的に動き出す時となるかもしれません。
4月から5月は愛と創造の季節でもあります。
心から愛せるものに出会ったり、
あるいは、子供を持ったりする人もいるでしょう。
愛のために何ができるか、真剣に考え
考えるだけでなく、行動を起こすことができるときです。
創作活動や趣味に全力で打ち込む人も少なくなさそうです。
6月以降、「出会い」の時代の入って行きます。
6月はかなり忙しい時期でもあるのですが、
そんなことは意識にのぼらないほど、
人と情熱的に、あるいは真剣に接していくことになります。
6月末から7月中旬にかけては、
懐かしい人に再会できる雰囲気も濃厚です。
8月は、自ら望んで人と関わる時期となっています。
遠い距離を超えて誰かに会いにいったり、
誰かに悩みの相談に乗ってもらったりする人が多いでしょう。
人に会いに行き、自分をきちんと開示することで、
なにかおもしろい事が動き出しそうです。
絶対に変えられないと思っていた条件を
ここで、一気に変えることができるかもしれません。
9月は、人との距離がぐっと縮まるときです。
人々が貴方の元に自然に集まってきますし、
いろいろなものを「もたらして」くれるでしょう。
それらを受けとって、未来にどう使っていくかを、
フリーハンドで描けるタイミングです。
10月から11月は、旅に出るタイミングです。
長い距離を超えて、自分に必要なものを貪欲に手に入れる季節です。
旧友が味方になってくれそうな時期でもあります。
12月から、なにかしら大きめの「挑戦」がスタートします。
この「挑戦」は、2014年7月頃まで続いていく、
少々長丁場のチャレンジです。
一方、この時期の貴方は2月頃まで、
「美と愛と財の女神」にも恵まれた状態になっています。
強い味方とともに、勝利に向かって力強く歩き出せるタイミングです。


愛情関係については、
冒頭から述べたことがそのまま当てはまります。
出会いとパートナーシップの季節であり、
2013年後半から2014年前半までの中で
大切な約束を結ぶ人が少なくないだろうと思います。
特に、2013年11月から2014年2月という期間は、
愛の神様と結婚の神様の両方に守られているような、
素晴らしい時期となっています。
すでにパートナーがいる人も、
パートナーシップを強く大きく育てていくことができるでしょう。
単なる恋愛感情の世界に終始するのではなく、
相手を「成長しつつある1人の人間」として
長い目で見ていくことになるはずです。
恋をするだけならどんな相手にでもできるわけですが
パートナーとして信頼する、ということになると
なかなか難しいのです。
なぜなら、人は人を好きになるとき、
頭ではなく、心で好きになってしまうからです。
心の中には、貪欲さや弱さ、幻想など
様々な「愛を見誤らせるもの」が渦巻いていて
相手の姿をなかなか、はっきり見ることはできません。
特に、この時期の山羊座の世界では
なにか深い欲望のようなもの、
世間一般では隠され秘されている、生き物としてのプリミティブな衝動が
強い活動期に入っています。
そうした、激しい衝動に突き動かされたときに
相手の姿をありありと直視する勇気を持つことが
この時期の流れを掴む「第一歩」と言えるかもしれません。
愛に追い風が吹くのは1月、3月下旬から5月上旬、
そして11月から2014年2月です。
このうち、年末の時期もそうですし、
さらに、4月20日から5月10日という期間は、
「最強」と言っていいくらいの追い風が吹く感じがあります。

2013年から2014年は、いろいろな人に出会える、
とてもゆたかで刺激的な期間です。
「運命の人」に出会う人もいれば、
未来を指し示してくれるような誰かに出会うこともあるでしょう。
山羊座の人は、あまり、人に頼ることを潔しとしません。
したがって、自分から「会いたい」と言うのも
苦手な人が多いようです。
でも、相手に頼ったり力を借りたりすることと、
あくまで対等な位置関係で好意を伝えたり
「いっしょにやろうよ」と声をかけたりすることとは
切り離して考えることができるはずです。
この時期、出会うこと自体もとても大切なのですが
出会った「その先」に何をするか、ということが
さらに、重要さを増している感じがします。
手を繋ぐとき、手を握る強さを相談して決めることはできません。
でも、心から解り合えたなら、
自然に、お互いの心に響く強さで、相手の手を握ることができるのだろうと思います。
その「自然な強さ」にたどりつくまでの旅が
2013年、始まるのではないかと思います。