こんにちは、「猫を幸せにするアドバイザー」のえんです。

前回、猫にとって高い場所は大切!というお話ししました。

 

 


今回は、実際にキャットタワーやキャットウォークを設置する際の具体的なポイントをご紹介します。

これさえ押さえれば、猫が喜ぶ安全で快適な高い場所が作れちゃいますよ!

 

 

 

1.高さと奥行きに変化をつける

同じ高さや奥行きばかりだと、猫も飽きちゃいます。

変化をつけると、猫にとっては新鮮で楽しい空間になりますよ。

 

こんな工夫はどうでしょう:

  • 床からてっぺんまで、階段みたいに高さを変える
  • 広いお昼寝スペースと細い通路を組み合わせる
  • 曲がり角や坂道を作ってみる

こうすると、猫は飽きずに探検を楽しめます。運動量も自然と増えて、健康的!

 

 

 

2.ステップは30cm以内に

 

横でも縦でも、30cm以内の間隔がベストです。

 

これなら、ほとんどの猫が楽々移動できちゃいます。

 

ポイント:

  • 年齢や大きさに関係なく、ほとんどの猫が使いやすい距離
  • 特に上下移動では、この間隔なら落下の心配も少ない
  • お年寄り猫や子猫がいる場合は、もう少し近づけるか、スロープを使うのもアリ

でも、ちょっとした冒険も必要です。

 

たまに少し離れたステップを作って、猫の判断力や運動能力を鍛えるのも良いですよ。

 

 

3.昇り降りする場所はたくさん作ろう

 

キャットタワーを上手に使って、いろんな場所から昇り降りできるようにしましょう。

 

緊急時の逃げ道にもなるし、複数の猫がいるお家ではケンカ予防にもなりますよ。

 

こんな方法はどう?

  • キャットタワーの周りにキャットウォークを設置して、高いところ同士をつなぐ
  • 本棚や家具を使って、いろんな場所から高いところに行けるようにする
  • 壁にステップを付けて、自由に昇り降りできるルートを作る

こうすれば、猫はストレスなく高いところを行き来できます。

 

複数の猫がいても、お互いを避けながら移動できるので、仲良く過ごせますよ。

 

 

4.目的のある場所を作ろう

 

 

ただの通路じゃつまらない。猫が「ここに行きたい!」と思える場所を作りましょう。

 

おすすめスポット:

  • 窓際の日向ぼっこ場所
  • お部屋全体が見渡せる見張り台
  • 隠れ家になる小さな箱やハウス
  • おもちゃで遊べるプレイスペース
  • 気持ちよく昼寝できる場所

こういう目的地があると、猫は自然と高いところを使うようになります。

 

特に窓際は外の景色が見えるので、猫にとっては超人気スポットになりますよ。

 

 

 

5.行き止まりは作らない

 

どこからでも降りられるように、複数の出口を用意しましょう。

 

行き止まりがあると、猫はストレスを感じちゃうかも。

 

気をつけたいポイント:

  • どの高いところからも、最低2方向に移動できるようにする
  • 行き止まりになっている場所があれば、そこに降りられる階段やステップを追加
  • 狭い場所でも、小さな棚や踏み台を置いて逃げ道を作る

こうすれば、猫は安心して高いところを探検できます。

 

他の猫や人から逃げたいときも、スムーズに移動できて安心です。

 

 

 

6.落下対策は忘れずに

 

奥行きは30cm以上あると安心です。

 

滑り止めマットも忘れずに。あまり高すぎる場所は避けましょう。

 

具体的な対策:

  • 高いところの端に低い柵を付ける
  • 滑りにくい素材(カーペットなど)を使う
  • 万が一落ちても大丈夫な場所(ソファーの上など)に高いところを作る
  • 特に高い場所には、網やハンモックを付けて落下に備える

安全対策をしっかりすれば、猫も飼い主さんも安心して高いところを使えます。

 

子猫やお年寄り猫がいるお家では、より慎重に対策しましょうね。

 

 

 

7.しっかり固定しよう

 

グラグラは絶対NG!

 

しっかり固定されているか、時々チェックしましょう。

 

ポイント:

  • 壁や天井にしっかり固定
  • 重さに耐えられる素材や構造を選ぶ
  • 定期的に緩みや傷みがないかチェック
  • 複数の猫が同時に使っても大丈夫な強度に

しっかり固定されていれば、猫も安心して使えます。

 

急に動いたり飛び跳ねたりしても大丈夫な強度があれば、事故の心配も少なくなりますよ。

 

 

 

8.透明なステップは使わない

 

人間には格好良く見えても、猫には危険なんです。猫目線で考えて、安全な素材を選びましょう。

 

理由と対策:

  • 猫の目では透明な部分と空間の区別がつきにくい
  • 気づかずに踏み外す危険がある
  • 代わりに、木や布など、はっきり見える素材を使おう
  • どうしても透明にしたい場合は、シールや模様を付けて見えやすくする

猫の目線で考えることで、より安全で使いやすい環境が作れます。

 

見た目よりも、猫の安全と快適さを優先したいですね。

 

 

 

 

これらのポイントを意識しながら、少しずつ工夫していけば、きっと猫も喜んでくれるはずです。

 

完璧を目指す必要はありません。あなたの猫の好みや性格に合わせて、理想の空間を作っていってくださいね。

 

 

高い場所は一度作ったら終わりじゃありません。

 

猫の年齢や健康状態、好みの変化に合わせて、時々調整していくことが大切です。

 

定期的に猫の様子を見て、必要なら改善していきましょう。

 

猫との暮らしがもっと楽しく、幸せになりますように!

 

 

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