こんにちは、「猫を幸せにするアドバイザー」のえんです。
今回は、多くの飼い主さんが頭を悩ませる「猫のブラッシング嫌い」について、とっておきのアドバイスをお届けします。
ブラッシングに悪戦苦闘している方はもちろん、人見知りな猫や突然怒り出す猫と暮らしている方にもきっと役立つ内容です。
さらに、すでにブラッシングがうまくいっている方も、もっと猫との絆を深める方法が見つかるかもしれませんよ。
猫にとってのブラッシング、実は不要？
驚くかもしれませんが、本来、猫にブラッシングは必要ありません。
野生の猫や外猫を見ても、誰かにブラッシングしてもらっているわけではありませんよね。
では、猫たちはどうやって身づくろいをしているのでしょうか？それが「グルーミング」です。
猫の舌の不思議
猫の舌をよく見たことはありますか？
小さなトゲトゲがびっしり生えているんです。これが自然のブラシとして働いています。
猫の驚くべき柔軟性
猫の体は信じられないほど柔軟です。
この柔軟性のおかげで、ほぼ全身を舐めてグルーミングできるんです。
唯一自分では手が届かないのが顔周りと頭部。
そのため、仲の良い猫同士で顔や頭をグルーミングし合う姿をよく見かけますね。
このように、猫は自然の状態では自分たちでケアができるようになっています。
室内猫にブラッシングが必要な3つの理由
では、なぜ私たち飼い主がブラッシングする必要があるのでしょうか？
草を食べない室内猫には
室内猫は「猫草」を食べて胃の中の毛を吐き出すことが難しいため、ブラッシングで毛球症を予防します。
飼い主が快適に過ごすため
猫の抜け毛は、アレルギーの原因になったり、服や布団についたりと、お部屋の掃除を大変にしたりします。
ブラッシングでこれらを軽減できます。
長毛種の猫のお手入れ
長い毛の猫は、自分だけのグルーミングでは毛が絡まりやすいため、定期的なブラッシングが欠かせません。
猫が喜ぶブラッシング術のポイント
短時間で終わらせる
猫の皮膚は意外と敏感です。5分以内を目安に、テキパキと済ませましょう。
猫の嫌がるサインを見逃さない
毛が波打ったり、体が小刻みに震えたり、耳の向きが変わったりしたら要注意。すぐにやめましょう。
理想的には、これらのサインが出る直前でやめるのがベストです。
猫の真似をする
猫のグルーミングを真似るのがコツです。
小さなブラシを選び、小さな範囲を小刻みに動かすようにすれば嫌がられにくいです。
毛流れに注意する
毛の流れに逆らわず、優しくブラッシングしましょう。
また、ヒゲや耳にブラシが当たらないよう注意します。
また、上であげた４つのことは、手で撫でている時にも気をつけたことばかりです。
撫でているときに突然キレる！という猫には、ぜひ気をつけてみてください。
人馴れしていない猫への特別ケア
人馴れしていない猫へのブラッシングはハードル高めです。
伸びる孫の手を使って、少しずつ慣れさせていくのがおすすめですよ。
わが家でも愛用の２種類の伸びる孫の手↓
専門家イチオシのブラシ
最近は様々な種類のブラシが出回っていますが、大きなヘッドのものやグローブタイプは、猫には不評なことが多いので要注意です。
それらは時短で一気に猫毛が取れますが、「猫目線」が欠けていますね。
私が長年愛用しているのは、ドギーマンの「角型ブラシミニ」。
「小さめのヘッド」と「丸い先端」が、多くの猫に好評なんです。
この二つの条件にあてはまる商品はとても少ないので、ブラッシングが苦手な猫にはぜひ試してみてください！
ブラッシングは単なる毛づくろいではなく、猫とのコミュニケーションの大切な時間でもあります。
猫の気持ちを理解し、優しく接することで、もっと深い絆が育まれるはずです。
皆さんの猫との時間がより楽しく、幸せなものになりますように！
今回のブログの内容は、ショート動画でもご覧いただけます。
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