溜息をつけば、


幸せが逃げるという。



それなら、僕は、


毎日幸せを逃がしている。



幸せがなければ、


不幸もないでしょう。



光を消す事で、


影をなくそうとする。




こんな僕は、


なんなんだろう。








何も知らないのに、


憎まれている。




何故?


何故?


何故皆は、それほどまでに感情に疎いの?




言葉に出さずとも、


他人の心から染み出てくる、


憎しみが、


僕には、耐えられないんだよ。




僕の成績と同じだと、


そんなに悔しいのかな。



僕は、それほどまでに低いのかな。



他人から見て、


僕は、価値が低いのかい?



頭の良さが、幸せと比例するのかい?




僕は、不幸な人間だと、思われなければいけないのかい?




僕は、精一杯、幸せに生きようとしている。




僕と話すと、


それほどつまらないかな。



僕は、


言葉に出していってもらわないと、


解らないほど、馬鹿じゃないのに。



何故黙るの?


暴言を吐くなら、吐いてくれよ。





自分の価値の低さくらい、


わかってるよ。



僕が、憎いんだろう。



それで、またそいつは、


黙秘して、自分の中で葛藤してる。



でも、


そいつは、


葛藤する必要性も感じていないくらい、


僕を、貶めたいと考えているのを、


僕は知っている。




ほら、







Kill me.



刃が向かってくるのを、


避けられないほど、愚かではない。



触れば棘が刺さる事くらい、


僕は解っている。



笑顔で牙をむいてくる、


そんな人間に気付かないほど、無知じゃない。







早く、


殺してくれ。




早く、


苦しめてくれ。









貴方が、


いつ僕をかみ殺すのか、


それも解っている。



その事を、解っていながら、


無知を装って、道化者のまま、


貴方を見つめる時が、


どれほど恐ろしくて、


楽しみか。



僕は、何よりも悪戯が好き。




ふぅ。



僕だって、いつも鬱な気持ちに浸っているわけではない。



ただ、憂鬱な時が多いだけ。




誰にも教えたくなくて、


誰にも見せたくなくて、


そんな可笑しい僕の塊をここに作った。




僕は遠回りしたナルシストだから、


結局は自分を褒めたいんだろう。



僕のことは、


僕が一番解らないから。




僕の楽しい時間は、


どこなんだろう。



駄目なんだ。



どんな友人と話していようと、


その中に孤独を見出してしまうから。



笑うよ。


泣くよ。


嬉しいよ。


悲しいよ。




ただ


常にココロの中に沈んだ、


不思議な、


鈍い色をした飴が、


溶けずに僕を苦しめるのさ。



飴は、多分甘い。


きっとチョコレートよりも甘くて、


僕はそれに惹かれてしまう。



いつの間にか、


孤独が僕の背中にぴったりと。



自分の影を追っても、


届かないのは、当たり前なのに。



僕はまた、


飴玉に憑かれるんだ。



友達と、友達ごっこは違う。



友達になる、なんていうことは、



メールアドレスを交換して連絡を取り合うことでもなければ、


毎日その「友達」と遊ぶことでもない。



信頼。だと僕は思っている。





「友達になろう」


そんな言葉は、誰だって滅多に発した事がないと思うが、


誰だって友達はいるだろう。




言葉だとか、


物だとか、


そういうものに関係なく、


真の人間性、人間的。


そういう意味で、


惹かれ合っていたりして、


信頼するようになるのが友達だろう。




一緒に遊んだ日数分、


友達度が増すなんて、


馬鹿げたことを考えちゃいけない。



それが本当にあったとしても、


証明できるような、まともなものではなく、


お互いの考えの問題だろう。




まぁこんな世の中で、


【信頼】自体が全体から失われているのだから、


「友達ごっこ」と「友達」の区別が付かない人間がたくさんいるだろうな。



僕だって、


その独りだとも思うし。







--------キリトリセン8x--------









僕は、


もう大分前になるけれど、


5回も会った事のない友達と、文通を続けていた。




だいたい半年ごとに、


スイスなんて遠い国に、便箋6枚以上書いて、


パンパンになった封筒を、


郵便局に持っていくのが習慣だった。



僕には、文才なんて無かったし、


普段の出来事を、わざわざスイスに送るわけにも行かないと思い、


絵ばかり、本当に絵ばかり描いた。



勿論、僕には、絵の才能もなかった。



ただ、彼女はただ喜んでくれて、


あまり知らない僕に何度も手紙をよこしてくれた。



僕が知っているのは、


彼女の誕生日がクリスマスであるという事と、


動物が大好きな、少し強がりな子であったということ。







僕は、


今年5年ぶりに彼女に会って、


正直なところ、話題も考えていなかったし、


僕は始めとても緊張していたけれど、


待ち合わせ場所で顔を合わせた瞬間、


ハグをして、喫茶店に向かい、


そこで尽きる事のない会話をひたすら続けた。





お互い、思いだけは、確実に続いていたのだろうと思う。


文通が途絶えることだってあったけれど、


そんなことお互い気にしちゃいなかった。



信頼。それが僕らを繋ぐものだった。







友達の定義も、


信頼の定義も、


定まった事は僕にはむつかしすぎる。




ただ、公式なんてなくても、


例題を何度も解いていけば、


段々身についてくるものなのではないだろうか。


勝手すぎる僕の考えだけれどもね。




僕は、猫をかぶっている。


僕にとって、自分で課した例題のひとつだともいえる。


僕で実験して、僕で失敗して、


僕で学ぶ。



犬である僕には、分かり得なかったものを、


猫をかぶっておぎなってる。


多分、いや、


全てが無意識で行われる僕の考えを理解するのは難しいけれど、


多分、多分そうだろうと思う。



まぁ、



僕なんて、どうでもいいけどね。


僕にとっても、


僕は実験台でしかない。