キャッスルマン病患者さんのブログを複数確認しております。長年の治療、お疲れ様です。

 

トシリズマブ(アクテムラ商品)治療によって、副作用等の出る症状が千差万別ありますので、ご参考下さい。

 

さて、先ずは、難病情報センターにおける情報(概要並びに診断基準など)

 

 

治療予後は、5年生存率が100%、10年全生存率は90%以上のよう。殆ど心配要りませんね。

 

【この病気はどのような人に多いか】

難病情報センターによると、特発性多中心キャッスルマン病(以下、難病331)の発症年齢中央値は50歳前後と言われています。

>自分の場合は、長年の再検査値から推測すると、発症年齢は約25年前頃で、

途中、難病・エリテマトーデスの疑い、最近では、難病・多発性骨髄腫の疑い との診断を経由した結果、多発性多中心キャッスルマン病(難病331)に辿り着きました。

 

難病・多発性骨髄腫は、骨髄生検(腰骨での、骨髄液抽出と骨髄組織抽出の同時並行、約30分の処置時間)によって診断されます。

難病331の確定検査は、一般的に外科手術による「鼠径部・リンパ節生検」の組織抽出の施術によって診断されます。

(脇下から組織抽出するのは、負担が大きいので、あまり例が無いようです)

 

 

難病331の治療は、TAFRO症候群で無い限り・又、糖尿病などの持病持ち以外は、基本的に、日帰り通院で済みます。


指定難病受給者証の認定申請が必要なため、治療当初は、ステロイド治療(MAXで60mgの投与)となります。

ステロイド治療とは、プレドニン5mgの小さなピンクの粒で、非常に不味い錠剤ですので、

当初は、オブラートに包んで飲んでいましたが、時々破けて不味いのを味わうので、

「松屋の#0カプセル」に入れて、朝1回/日に飲んでいました。ステロイドを抜くのも相当の期間が必要です。

なお、ステロイドの投薬効果が期待出来なかった場合は、徐々に、60mg→30mg→15mg→10mg→5mg→0と減らしていき、

途中・ステロイド10mgを切った頃から、から、1週間~2週間に1回の「アクテムラ静注点滴」に移行となります。

 

アクテムラ点滴静注用(体重1kgあたり8mg)、自分の場合、大瓶1本と小瓶2本(うち1本は半分のみ)この価額で、10割価格が8万円弱~9万円弱となる状況です。

(本人負担は、認定された後の経過により、指定難病受給者証の「高額かつ長期」の特例があり、上限が更に減額されます)

 

 

アクテムラ点滴による治療後は、ヘモグロビンが基準値が一時範囲内になることもありましたが、以後(最近)は、基準値外に下がっていて、立ち眩みまでは行きませんが、警戒感を以て対処しています。

 

アクテムラ点滴の副作用としては、【白癬症】と【全身の痒み】が生じました。

これは、千差万別・個体差あるので、専門医と相談するのが善策です。

なお、自分の場合は、指定難病の副作用として、受給者証による治療が認められました。

※全身の痒みは、恐らく、生涯続く副作用かと思われます。

白癬症は、どこかの場面で感染し、4か月治療していますが、長期に渡り、毎日塗る状況が続いています。

なお、アクテムラ点滴に入る前までは、白癬症は長年に渡り、無かった事が判明しています。

 

 

以上、長々ですが、キャッスルマン病に関する、情報提供でした。