二人算術 おまけ編 | きゃすさんのブログ
前回の続きです。


(50-a)²、(bー50)²、(100-c)² をそれぞれ展開します


(50-a)²=2500-2×50×a+a²  ∴2500-100a+a²

(bー50)²=b²ー2×50×b+2500  ∴b²-100b+2500

(100-c)²=10000-2×100c×c²  ∴10000-200c+c²


二人算術では100の位以降は省けます
なので各式の2500-100a、-100b+2500、10000-200cは考えなくていいのです

よって、各式はa²、b²、c²の下2桁と等しくなります。



今回は二乗のみで考えましたが、数字が異なる場合はどうでしょう?

ある6つの整数をd,e,f,g,h,iとおきます
(25<d<50、25<e<50、50<f<75、50<g<75、0<h<100、0<i<100)

こんな感じになります


(50-d)(50-e)=2500-50(d+e)+de …①

(f-50)(g-50)=fg-50(f+g)+2500 …②

(100-h)(100-i)=10000-100(h+i)+hi …③


③はh,iがどんな数であってもこの操作が可能だということが分かりますね
一応理由を言うと10000、100(h+i)が共に100の倍数なので無視できるからです


①、②は条件が付くことが分かりますか?
50(d+e)、50(f+g)が100の倍数になるためにはd+e、f+gが偶数でないといけません


d+e、f+gが奇数の時はどうすればいいのでしょう?


結論から言うと計算結果に5を加えます

d+e、f+gが奇数であれば50(d+e)、50(f+g)の値の下2桁は必ず50になります
なので5を加える必要があるのです


これをマスターすればなかなか使える機会が増えるかと思います
正直自分はまだうまく使いこなせるまで至ってはいないですガーン
どんな問題に使えるかというと・・・

①47×48
②63×51
③98×97

やってみて下さい!(下に答えあります)




















①5 ②1 ③0

どうでしょう、出来ましたか?


個人的に(50-d)(50-e)は結構しんどい
操作を行っても難しい場合があるので、はまらないように注意

これからの説明でもこれを利用する場合があると思うので先に説明させて頂きました


うーん、難しいっすねショック!



6/2 ちょっと修正しました

7行目

なので各式の2500-100a、b²-100b、10000-200cは考えなくていいのです
b²-100b → -100b+2500

12,13行目
(25<d<50、25<e<50、50<f<75、50<g<75、75<h<100、75<i<100)
75<h<100、75<i<100 → 0<h<100,0<i<100