みなさまこんにちは、きゃしーです。
石巻より帰って参りました!
その活動のご報告させていただきます。
31日の夜、出発し、夜中の2時過ぎに石巻到着。
すでに到着し、その日避難所などでライブを行っていた仲間たちが、お世話になってるダイニングバーGINGAさんで打ち上げをしてました。こんな夜中にジンギスカン!!
着いて早々にジンギスカンを食して、GINGAさんで就寝。
翌朝は、日和山公園という石巻でのシンボル的な場所で、わたしのだんなさまが主宰する音楽祭。
日和山の鹿島御児神社境内 にて。
この場所は、震災があった日に、みんなが階段を駆け上がって避難した場所。
いろんな思いが詰まった場所でもあります。
いろんな考えがあるとは思いますが、この場所で「音」を復活させたいといろんな人の協力を得て実現にこぎ着いたこの音楽祭。
高らかにこの土地に呼びかけるかのごとく トランペットのファンファーレではじまりました。
アントニオさん率いる「アントニオバンド」のサンバが心地よいリズムをきざみます。
お次は、「THEいしのまぎのすたず」。 石巻在住のメンバーのバンド。彼らがかき集めてくれたアンプがなければ この音楽祭は出来なかったとのことです。
ドラムは佐久間令さん。 彼こそわたしたちと石巻をつなぐ人。
津波にやられ 泥だらけになり九死に一生を得て 波を被ったドラムでライブをやり続ける。
(写真がなくて残念・・・)
そして、われらMIWAKO率いるMIWAKOバンド。
3人のヴォーカルを引き連れて、それぞれが個性的で実力派。素晴らしいJAZZを聴かせてくれました。
次のバンドは、越路姉妹。これがドラッククイーンのような出で立ちで、ちょっとびっくりしましたが、すごく面白い!歌もうまいし、楽しませてくれる、メッセージ性だってある わたし自身かなり好みのこのねーさんたち(笑)
石巻にファンの方々まで連れてくる実力派。記念撮影までしてもらっちゃいました(笑)
つぎは、「ピースメーカー」というHIP HOPユニット。メッセージ性高いノリノリな音に会場もノリノリ。
そして、いよいよお待ちかねハワイアン音楽の「AO AQUA with JIMBO」
心地よいAQUAちゃんの限りなく透明でまっすぐな歌声とウクレレ&ギター。
今までテンションマックスだった雰囲気が急にゆるやかに。
この音楽が始まったら、みんな自然に地面に座りだしたという(わたしも一番前に座っていたため見えず)
AQUAちゃんにこの土地で、こうやって歌ってほしかった。
この土地の方々を彼女の透明な歌で癒してほしかった。
そして、オオトリを飾るのは、愛すべきバンド スミ☆アヤコ率いる「あん」
このバンドは、メッセージ性も高く、以前から、被災地で歌いたい、といってくれていました。
スミちゃんが作詩したというCCRの曲にのせた歌。「死ぬほど生きて」 泣きそうになった。。
死にたいと思うことより死ぬほど生きて。
そう、自分のからだが滅びるまで死ぬほど生きなきゃ。一生をまっとうしなきゃ。亡くなった方々の分まで。。
「死ぬほど生きて」
作詩 ・ スミ☆アヤコ
胸にぽっかり 穴が空いたとき その穴に何をうめようか
どうしようもない不平 不満 孤独と向き合って
許して 許されて 人生は進むよ
死ぬほど生きて 果てるまで
死にたいと思うことより 死ぬほど生きたい
あわき夢をみていても かなえられるのは自分の力で
殻剝いて 見つめて 背伸びしないで
自分に正直に生きるのはむずかしい
真実がいつも正しいわけじゃない
大切な気持ちほど 伝わらない事もある
存在する意味なんてあるに決まってる
誰かがその答えをくれるわけじゃない
死ぬほど生きたい ♪
ジャンルを越えた素晴らしいミュージシャンによる今回の音楽祭。
本当に意味のある時間だと思いました。
わたしには、この土地の亡くなられた方々の魂がとても喜んでいるように感じました。
きっと、この土地には届いたに違いないと思います。
まさに、鎮魂の慰霊音楽祭になったのではないかと思っています。
改めて、この地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
そうして、12時半~18時前まで続いた音楽祭は、幕を閉じ、胴上げと3本締めで締められました。
その後は、みんなが楽しみにしていた川開きの花火。
みんな口々に、花火が亡くなられた方々の魂に見えたと言っていた・・・
わたしには、みんなの心がひとつになった前向きなこれからの希望にみえました。
この花火にとてもパワーをもらいました。
ありがとう、石巻。
花火終了して、ホテルに荷物を置いたあとは、ダイニングバーGINGAさんにて打ち上げ。
またまたジンギスカンや美味しい料理で、わたしたちのからっぽになった胃袋を満たしてくれました。
一人また一人と仲間たちが帰路につきます。
本当にみんなありがとう。
そしてまた会おうね!!
まだまだ語っていたかったけど、明日も避難所などをまわる活動があるため、早めにホテルに帰ることに。
明日は、前回石巻に来たときにお世話になった湊地区のSさんと会える。
避難所でもどんな出会いがあるかな~なんて一瞬頭をかすめ、すぐに眠りに落ちていました。
この続きは、<2日目>に続きます。