去年は照ノ富士の引退から始まり、世代交代が相次ぐ中で新横綱が2人誕生した大相撲
今場所は新大関でデビューした安青錦が熱海富士との優勝決定戦を制して、先場所に続いて2回目の優勝して、大相撲初場所は幕を閉じた
今場所の注目は、何と言っても新大関の安青錦
先場所は新関脇で豊昇龍との優勝決定戦を制して、小結と関脇を一場所ずつで通過して、大関になった今場所はどんな相撲を取るのか
令和以降に限れば新地位での優勝がまだないのは大関だけだが、20年ぶりの新大関優勝はあるのか
場所前に痛めた膝の状態が心配だが、秋場所に続いて先場所も優勝決定戦で敗れている豊昇龍の横綱初優勝はあるのか
先場所は千秋楽を休場して、初めての休場明けの大の里の左肩の状態は
去年一年ずっと振わなかった琴櫻は
確実に力を付けて上位に上がってきた一山本、義ノ富士、伯桜鵬改め伯乃富士の新三役はあるか
そう思いながら令和8年の大相撲は幕を開けた
しかし場所が始まると、初日と2日目は横綱と大関は安泰だったが、3日目は豊昇龍、4日目は大の里が義ノ富士に金星を配給して、安青錦は4日目の王鵬戦で大関初黒星
本来の馬力が戻ったと思っていた琴櫻は4日目から2連敗
6日目と7日目は上位陣安泰で、中日は2020年初場所14日目以来、令和2度目の天覧相撲だが、まさかの波乱続き
琴櫻 押し出し 王鵬◯
◯霧島 寄り倒し 安青錦
豊昇龍 はたき込み 大栄翔◯
◯伯乃富士 押し出し 大の里
天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが観戦する中で、琴櫻が3敗目、両横綱と安青錦も2敗目で上位陣総崩れの波乱
天覧相撲で横綱と大関が総崩れするのは、蔵前国技館で初めて実施された1955年夏場所以降、初の大波乱だった
まだまだ波乱は続いて、今場所3日目と4日目の義ノ富士に続いて、熱海富士が9日目は豊昇龍、10日目は大の里から2日連続で金星
大の里は上位戦が組まれた新入幕以来の3連敗で、今場所の優勝は絶望的で途中休場のピンチだが、11日目に2敗の霧島を引きずり下ろして連敗ストップ
11日目終了時点で先頭は、2敗で新大関の安青錦と平幕の熱海富士と阿炎の3人
12日目の2敗勢の取組は、阿炎は琴櫻戦に抜擢
安青錦と熱海富士の2敗同士の直接対決
まずは阿炎から
阿炎は勝てば2敗で先頭のまま1998年九州場所の琴錦以来、史上2人目の2回目の平幕優勝のチャンス
◯琴櫻 つり出し 阿炎
上位経験豊富で優勝経験もある阿炎だが、琴櫻に捕まって何も出来ずに土俵外へ運び出された
琴櫻は勝ち越しで、数字上では逆転優勝の可能性が残った
敗れた阿炎は3敗に後退
続いて安青錦と熱海富士の2敗同士の直接対決
安青錦は勝てば新大関優勝に前進
熱海富士は勝てば先頭のまま初優勝に前進
どちらが単独先頭に立つか
熱海富士 寄り切り 安青錦◯
さすが大関といったところか、初優勝を目指す熱海富士の壁になって単独先頭
敗れた熱海富士は3敗に後退
12日目終了時点で2敗は新大関の安青錦を、3敗で関脇の霧島と平幕の熱海富士、阿炎、獅司、欧勝海と返り入幕の朝乃山の6人が追う混戦
13日目の取組は、2敗の安青錦は豊昇龍戦
3敗勢は欧勝海は若元春戦、朝乃山は髙安戦でそれぞれ三役戦に抜擢
霧島と獅司、熱海富士と阿炎の3敗同士
まずは熱海富士と阿炎の3敗同士の直接対決
どちらが逆転優勝に望みを繋ぐか
阿炎 突き落とし 熱海富士◯
3敗を守ったのは熱海富士で、静岡県出身初の幕内優勝に望みを繋いだ
敗れた阿炎は4敗目で優勝争いから大きく後退
続いて3敗の欧勝海は若元春戦
欧勝海は勝てば3敗を守り、幕内2場所目で初優勝に望みを繋ぐ
既に7敗している若元春は、三役維持の為にはもう1敗も出来ない
欧勝海 寄り切り 若元春◯
若元春が三役の力を示して踏み止まった
初の三役戦だった欧勝海は4敗目で優勝争いから大きく後退
続いて今場所返り入幕で3敗の朝乃山は髙安戦
朝乃山は勝てば3敗を守り、いずれも史上3人目の返り入幕優勝と元大関の優勝、史上2人目の2回目の平幕優勝に望みを繋ぐ
朝乃山 上手投げ 髙安◯
同じ元大関の髙安が力を示して久々に関脇の地位で勝ち越し
敗れた朝乃山は4敗目で優勝争いから大きく後退
続いて関脇の霧島は獅司と3敗同士の直接対決
3敗を守るのは元大関で優勝経験のある霧島か
ウクライナ出身の後輩に先を越された獅司か
◯霧島 寄り切り 獅司
3敗を守ったのは霧島で、史上3人目で4回目の元大関の優勝に望みを繋いだ
同時に今場所10勝目で、大関復帰の起点を作った
敗れた獅司は4敗目で優勝争いから大きく後退
結びは2敗で単独先頭の安青錦は豊昇龍戦
安青錦は勝てば単独先頭のまま2回目の優勝に前進
先場所の優勝決定戦を含めて初顔合わせから4連敗の豊昇龍は、横綱である以上はここで意地を見せたい
豊昇龍 上手投げ 安青錦◯
またもや今場所も敗れた豊昇龍は、苦手意識が出たのか、これで5敗目で優勝争いから完全に脱落
安青錦は2敗を守り、単独先頭のまま先場所に続いての連覇を目指す
13日目終了時点で2敗は新大関の安青錦で、3敗は関脇の霧島と平幕の熱海富士
14日目の取組はどうなるか
14日目の取組は2敗の安青錦は結びで大の里戦
霧島と熱海富士の3敗同士の直接対決が組まれて、どちらかが3敗を守るので、安青錦が勝っても14日目での優勝決定なし
まずは3敗同士で霧島と熱海富士の直接対決
どちらが3敗を守るのか
霧島 浴びせ倒し 熱海富士◯
3敗を守ったのは熱海富士で、逆転優勝に望みを繋いだ
敗れた霧島は4敗目で、優勝争いから大きく後退
結びは2敗の安青錦は大の里戦
安青錦は勝てば2敗を守り優勝王手で、4敗力士の優勝は完全に消滅
大の里は勝てば安青錦を3敗に引きずり下ろして、逆転優勝の可能性が残る
初顔合わせから3連敗の安青錦は、今場所こそ大の里に勝って優勝に王手をかけることが出来るか
安青錦 押し倒し 大の里◯
途中の3連敗が嘘みたいに本来の力強さが戻った大の里は、今場所も壁になって安青錦を3敗に引きずり下ろした
敗れた安青錦は起こされて何も出来ずに吹っ飛び、今場所も大の里に勝てず3敗目
これで4敗力士にも逆転優勝の可能性が出てきた
14日目終了時点で3敗は新大関の安青錦と平幕の熱海富士の2人、4敗は横綱の大の里と関脇の霧島、平幕の阿炎と欧勝海の4人
千秋楽の取組はどうなるか
番付通りなら3敗の安青錦は結び前で琴櫻との大関同士だが、琴櫻は既に6敗しているので、まだ対戦してない阿炎との直接対決も考えられる
同じ3敗の熱海富士は、まだ対戦してない欧勝海との直接対決が有力か
あるいは大関同士の対戦を崩して琴櫻戦に抜擢か
千秋楽の取組は3敗の安青錦は琴櫻との大関同士で、熱海富士は4敗の欧勝海との直接対決
霧島と阿炎の4敗同士、結びは4敗の大の里は豊昇龍との横綱同士
熱海富士と安青錦が勝てば両者による優勝決定戦
両者共に敗れたら、4敗力士の勝者を交えて4人か最大5人での優勝決定戦
どちらか一方だけ勝てば本割で優勝決定
まずは前半戦で3敗の熱海富士と4敗の欧勝海戦
欧勝海は勝てば熱海富士を4敗に引きずり下ろして初の敢闘賞で、安青錦が敗れたら4人か5人での優勝決定戦
欧勝海 寄り切り 熱海富士◯
直接対決を制したのは熱海富士で3敗を守り、安青錦の結果待ち
この時点で4敗力士の優勝は消滅
敗れた欧勝海は優勝決定戦進出の可能性を残せず、初の敢闘賞も消滅
結び前は3敗の安青錦は琴櫻との大関同士
安青錦は勝てば3敗を守って熱海富士との優勝決定戦で、敗れたら熱海富士の初優勝決定
琴櫻 寄り切り 安青錦◯
今場所も安青錦が勝って3敗を守り、熱海富士との優勝決定戦
幕内の優勝決定戦は去年一年間で4場所だが、これで秋場所から3場所連続で優勝決定戦
両者の過去の優勝決定戦は、安青錦は先場所の豊昇龍戦に続いて2場所連続2回目で、熱海富士は2023年秋場所の貴景勝戦以来2回目
安青錦は先場所勝って初優勝で、熱海富士は前回敗れて初優勝ならず
2人での優勝決定戦は、平幕が役力士に勝って優勝した例がないので、やはり安青錦が有利か
安青錦を起こすことが出来れば熱海富士にもチャンスはあるか
安青錦が勝てば2021年春場所と夏場所の照ノ富士以来の関脇と大関での連覇で、1936年5月と1937年1月の双葉山以来の新関脇と新大関での連覇
熱海富士が勝てば静岡県出身初の幕内優勝
2人の優勝決定戦で平幕が役力士に勝利、初日から連敗スタートでの幕内優勝、いずれも史上初
優勝すれば殊勲賞も初受賞で、既に決定している3回目の敢闘賞とダブル受賞
安青錦の連覇か
熱海富士の初優勝か
◯安青錦 首投げ 熱海富士
ひたすら前に出て安青錦の足が俵に掛かって熱海富士にチャンスはあったが、土俵際よく残って首投げで熱海富士を沈めた
これで新関脇だった先場所に続いて安青錦が新大関優勝
新関脇と新大関での連続優勝は、双葉山以来89年ぶりの快挙
新大関での優勝は2006年夏場所の白鵬以来20年ぶり
来場所は大関2場所目で早くも綱取り場所
今場所は安青錦の新大関優勝で終えたが、いずれも12勝だったものの、先場所に続いて連覇しているので、来場所は13勝でも優勝なら横綱昇進か
優勝を逃しても14勝なら当確か
ただ今場所は新大関で12勝だったことを考えると、13勝で優勝してない場合、もしくは優勝でも12勝なら意見が分かれるか
もう一場所見るのが妥当か
安青錦の最大の壁は、やはりまだ一度も勝ったことない大の里
今場所は怪我の不安を抱えていた両横綱は、来場所こそ奮起するのか
豊昇龍は来場所こそ一度も勝ったことない安青錦を倒して横綱初優勝なるか
今場所も振わず、もったいないところで星を落とした琴櫻は、来場所こそ奮起して本来の力強い相撲を取り戻せるか
大関昇進を決めた場所や優勝した場所を思い出して、もっと自信を持って祖父の相撲を目指して、自分から前に出る相撲を取り続けてほしい
大の里に限らず、安青錦に対戦成績で分の悪い豊昇龍も琴櫻も、安青錦の壁になれるように奮起してほしい
惜しくも優勝決定戦で敗れて初優勝ならなかったが、来場所の新三役有力候補の熱海富士はどうか
今場所も千秋楽に勝ち越して初の殊勲賞の義ノ富士、残念ながら途中休場の伯乃富士はどうか
霧島は来場所10勝以上して、大関復帰の足場を固めることが出来るか
霧島にとっても最大の壁はやはり大の里だが、先場所は平幕ながら11勝、今場所は関脇復帰で11勝だから、優勝などの好成績なら来場所後に大関再昇進あるか
十両や幕下以下にも楽しみな若手達がいるので、来場所も盛り上がりに期待したい














