世田谷にてカサンドラの支援をする
看護職ボランティア団体
@ and me ~nursing
カサンドラチームです
カサンドラの自助会を初めて1年半
担当する看護職は
このチームの立ち上げ前から
カサンドラの支援を行ってきました
色々とお話を聞かせてもらった経験を
ブログに綴っています
私たち自助会を開催しています
お話会と言っていますが
私どもは
「ピアトーク」と言っています
仕事柄、医療機関で長く働いてきました
患者様を始め、ご家族ともお話をする機会が多いです
仕事をしていても
この会を運営していても思うのは
「全てをお話することは難しい」と思って
お話を伺っています
何か事件がおきたとします
誰かに相談する場合
その場の状況を言葉にして語るのは
すごく難しいからです
たとえば
・相手の表情ームカつき、寂しさ、悲しみ、無表情、知らん顔
・相手の行動ー貧乏ゆすり、挙動不審、携帯をいじってる、テレビをみてる、真剣さが感じられない
・自分の思いー
・自分の考えー
それに、これまでの関係性、過去に同じようなことがあったか、これまでどんな話し合いが行われていたか・・・
1つの事件をとっても
専門家でもなくて、幸せな関係しか築いていない人にとっては
カサンドラさんの家庭の状況を
臨場感をもってその時の状況を理解してもらうのはすごく難しい
人に理解してもらって
相談にのってもらうだけでも
非常に疲れる作業です
カサンドラさんは
日々の生活に悩み
改善を求めて
色んな人の手や意見を借りようとします
状況を一生懸命話しても
全てを理解してもらうことはできないし
表現力を磨いて
言葉に言葉を重ねても
理解されない
誰にも
理解されない
カサンドラさんのブログをみていても
誰にも理解してもらえないから
「話さない」「自分で解決することにした」という記述も散見されます
心の中にあるモヤモヤが消えるわけではなく
その場から逃げたり
無視したり
気づかないふりをしたり
改善を望まなくなったり
そういう解決方法を選択するようになります
別にそれが悪いということではなりません
離婚したり別居した後でも
カサンドラ状態が続く方がいる状況もある方も少なくありません。うつ状態や無気力な状態が続くかたもいらっしゃいます。
未消化の事案の積み重ねは
少なからず心身に影響があります
色んなことを試してみたけれど
解決できないと思ったら
話す方法ではなく
私どものやっているような
「アートワーク」のようなものを通じて
自分の思いを発散してみてはいかがでしょうか
当会の「アートワーク」の担当者は
大学院でアートワークセラピストの研修を受けた
公認心理士/アートワークセラピストにより実施されます
お話会(ピアトーク)
3月17日(日)10時半~
男女共同参画センターらぷらす(三軒茶屋)
ご予約は下記からどうぞ
お話会+アートワークは
2月24日(日)14時~ 新町地区会館(桜新町)
私たちは
医療機関で働く中で
心身に悩むカサンドラさんの話を聞いて
なんとかチカラになれないかと自助会を始めました。
病気に一度かかると
回復までに時間がかかります
心身の消耗はすごく大きい
ひどくなる前に
なんらかの支援を受けてください
その一つとして利用していただけると有難いです