世田谷にてカサンドラの自助会を開催する
看護職ボランティア団体です
次回の開催は
お話会(カサンドラピア・トーク)2月21日(日)
お話会+アートワーク2月17日(土)
予約サイトは
Instagramは
@cassandra.and.me.nursing
前回のブログでは
発達障害の主人公を描く
ドラマのお話をしました
ドラマの話を書いていて
ふっと思い出したお話があります
それは
「ドラマが見られません」というカサンドラさんの話
それはそれは
ツラそうで
本当にツラそうな表情
少し目に涙を浮かべながら
「ドラマが見られません」と語られていました
よほどツライ環境にあるんだろうなと
聴いている皆さんが
想像に難くない様子でした
ドラマには人が出てくる
夫婦が出てくる
親子が出てくる
ドラマで会話をしない夫婦はいない
ドラマの中の夫婦は
夫婦喧嘩をする
夫婦で相談している
夫婦で話し合っている
他愛のない話をしながら笑っている
泣いている時は話を聞いている
ツライ時には励ましている
悩んでいる時は「どうしの?」と聞いている
病気の時はお願いをしなくても看病してくれる
悲しい時はそっとそばに寄り添ってくれる
自分のことを一番理解してくれる
何も言わなくても先回りしてやってくれる
1つもかなわない
どれか一つ
半分でもいい
この中の一つ
この中の一つでいい
何かやってくれないかと思う
ドラマの夫婦は
「お願い」も
「指示しなくて」も
「細かくいわなくて」も
色んなことを
自分で考えてやってくれる
一緒に生活していると
カサンドラさんが全てやらなくてはいけなくて
やってもらいたい時は
すごく沢山の言葉を並べたり
指示したり
教えたり
理由を説明したり
骨がおれる
ドラマって夢があったりするものもあるけれど
ごく普通の夫婦のドラマを見ていて
ごく普通に
その辺にどこにでもいるような夫婦なんだけど
自分とはかけはなれた夫婦のドラマをみていると
なんだかものすごくむなしい気分になってきて
涙が止まらなくて
いらだちが止まらなくて
憧れが止まらなくて
なんでドラマをみると
こんなにモヤモヤするんだろう
のんきに見ている夫を見ていて
イライラするんだろう
自分の思いに気づいた時から
ツラすぎて
ドラマはみられません
あるカサンドラさんのお話でした