こんにちは。

世田谷区にてカサンドラの支援を行ってる

看護職ボランティア団体です



発達障がいの方のコミュニケーション

うまくいかないことが多いと

カサンドラさんは訴えます



本には

コミュニケーションの障がいとか

コミュニケーションの問題とか


簡単に書かれていますが



その様相は

かなり多面的で

個別性が強い



できること

できないことのグラデーションがすごくて


ゆえに

カサンドラさんが理解されづらい原因かも

しれません


一つの出来事をとってみても

ことさら問題にならないような出来事のように

聞こえてしまうからです



コミュニケーションの問題も 

昭和初期の【亭主関白】と混同されたり

【無口】な性格と間違えられることが多い

熟年夫婦の言葉が少ないのとも違います



いや、それとは基本的に全く違います



なので

カサンドラさんから聞いたエピソードで

ブログ掲載許可のでているものだけ

書いています



前置きがながくなりました


今日のタイトルは

いまそれを言われても・・・


です



カサンドラ家では

家族で相談すべきこと

例えば、

共働き夫婦の家事分担

育児の分担




パートナーさんが

カサンドラさんにひどいことをして

カサンドラさんが

【もうやめてほしい】と訴えている場面とか


まぁ、色々あるわけです


大体、

発達特性のある方は

自分が不利な状況におかれている時は

全く会話に参加してなくて


【置物】のような存在感

【マネキン】のように無表情

何を考えているのか全くわからない不思議な表情


だと


カサンドラさんは訴えます



何を考えて

この話し合いの場にいるのか

全くわからない



と多くのカサンドラさんがいいます



カサンドラさんに謝らなくてはならないような

シチュエーションでも

当然何もいいません


【謝ってよ】というと


全く謝罪の気持ちのこもっていない大根役者か


場違いな丁寧語を使って

【申し訳ございません】と棒読み



話せば話すだけ疲れると

カサンドラさんはいいますが、


大切な話の場合は

その場である程度まで話を深めることが

必要な場合もあります



でも全く進みません



かと思うと


数年後、10年後、それ以上たって

【あの時の話たけど・・・】と


突然話し出す


【何であの時言ってくれなかったの?】

と質問するとすぐに黙ってしまうから


話しだす時は

聞く専門にならないといけない



質問すると

返答が返ってくることもあるけど



質問の答えになってなかったりする



【今さら言われても・・・】

というのが正直なところです



だって

子どもが小さな時の大変さや


病気の時のツラさ


家族の問題が起きた時は

すぐ対応しなくてはならない


【あの時色々やってくれて感謝してるよ】と

何十年たって神妙な顔して言われても、


はぁ?!



いまさは何イッテんの?と

逆上したくなる


相手にしても

【今さら怒らないで】というかもしれないけど



ツラさが勝ってしまって

冷静ではいられない




心が本当に揺さぶられます


色んな特性があるけれど

カサンドラさんなら

この人の経験についても

想像の範囲だと思う



ツラさが勝ってしまったら

話にきてください


ツラいお荷物を下ろすと

そこから何かが見えてくるかもしれない


一人で我慢しないでくださいね