夕べ、恒例の夜回りに行くと
また夜遊び女子達が居ました。
話せば素直な子達なので声を掛けると
やはり家に帰りたくない理由がそれぞれにある様子でした。
夕飯は食べておらず、コンビニでちょっと買って食べているだけでお腹はすいてると言うので
うちからチータラを持ってきたら、なかなかの好評で喜んで手を伸ばします。
彼女らは単なる反抗期とは少し違い、
親に対しての不信感が強いようです。
その中でも、ある1人の女の子など
中学進学目前だと言うのに両親が離婚に向けて動いており引っ越しすることになりそう、
引っ越しする先は未定なので
どこの中学に行くことになるかも分からないとのこと。
そりゃ不安にもなるわ

彼女は
「親は、うちの気持ちなんか全然考えてない」と言います。
そして
「うちらが夜遊びするのは親のせいだ!」と言うので
「そりゃ、親のせいだと思うよ。
でも、そんな親のせいで、恐い思いをしたら損じゃん。
真っ暗な中で女子が集まってると悪い男の人から目をつけられて、恐い思いをすることになるよ。
あと3年我慢して自分を大事にしなよ。
そしたらバイトが出来て、ある程度自由になれるよ。
働いたら自由になれるからさ。」と話し
「さあ、帰ろう」と促し、
1人ずつ家まで送りました。
なかなか帰ろうとしない女の子達だったけど
学校の話なんかをして一通り盛り上がると
ようやく帰る気持ちになったようです。
帰り道は、オバサンの私でもちょっと怖くなるくらい静かな暗い道で、
今まで恐い目に遭わなかったのがラッキーなくらいです。
でも、幼い彼女らにはそれが分からず
「変な人なんか出たことないし~」と平然としています。
家に帰ってから自治会長さん(イイ人)に
「スミマセン、火の用心に参加しないで。女の子達は家まで送って来ましたので。」と報告すると
自治会長さんも大変心配されていました。
自治会長は活動の幅が広く
青少年育成にも関わっていて
自治会長の奥様も以前は民生委員をされていたんです。
自治会長さんは、
「学校の先生に報告しておいた方がいいなぁ」とのことで、私もそう思うのですが、
頭ごなしに
「夜遊びするな!」「家に帰れ!」と叱った所で、
彼女らは余計に気持ちを閉ざしてしまうかもしれません。
家庭の問題を、外から解決するのは難しいですね。
色々大変だろうけど
彼女らが無事大人になることを祈りたい。