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発達障がいの子の保護者や指導者向けの
リタリコというサイトをたまに読んでいます。
今回、目にしたのは
自閉症の娘さんのお母さんのコラム。

言葉がおぼつかない娘さんを育てつつ
「子どもが自閉症じゃなかったら今頃は」と考えてしまい、
夢の中には、達者に喋る娘さんが出てくる事もしばしば有って・・・という内容で
娘さんに対する気持ちが少しずつ変化していった様子が綴られています。
私はこれを読んで、8年前のある出来事を思い出しました。
当時、息子の障がいを理解するために
時間を見付けては勉強会やセミナーに出席していました。
障がい児の母・初心者
の頃です。

ある「発達障がい児の自立の為に」というテーマのセミナーの中、
最後の方で講師の方が
「では、近くの席の人と挨拶して自己紹介して下さい。みんな同じように障がいの有るお子さんの親御さんです。」と仰有ったので
隣の方と挨拶を交わし、先に相手の方がお子さんの特性についてお話しされました。
聞けば、息子さんは自閉症とのことで
言葉がおぼつかない。
最近はトイレトレーニングが上手くいかず悩んでいるとのこと。
悩みは深いらしく、お母さんは辛そうに
ちょっと興奮気味にお話しされました。
その方はかなり長く自己紹介され、
次に私の方から
息子がアスペルガー症候群で、カッとなりやすく、いつでも何処でも人とトラブルを起こしてしまうという内容を話しました。
すると、相手のお母さんの表情が変わりました。
「お子さん、喋れるんですか?!
え?喋れるんですか?
それなのに、なんでこんな所に来てるんですか?
私達の子どもは喋れないんですよ!
喋れるならいいじゃない!」
そのお母さんは、一人で来ていたのではなく
同じ自閉症児のお母さん達と来ていたようで
少し離れた席に居た仲間の方が2~3人、
騒ぎに気付いてやって来ました。
「この人の子ども、喋れるんだって!」
お母さんは、仲間のお母さんに訴えます。
仲間のお母さん方は複雑な表情を浮かべなから
興奮するお母さんを宥めています。
私は「ここは、私の居場所では無かった」と思い、セミナー会場を後にしました。
その時の私は、
どう理解したら良いか分からない気持ちでした。
私が行く場所を間違えてしまったのか、
相手の悩みを察知して、自分の子どもの特性を話さない方が良かったのか。
こんなの、誰にも相談出来ません。
セミナーの講師の方は発達心理の先生で顔見知りですが
相談したらきっと
「辛い思いをしましたね。
でも、勿論アスペルガーの子どもさんの親御さんも出席して頂いて大丈夫ですよ。
気にしないでね。」みたいな事を言われるんだろうと思い、この事は伝えていません。
今回、リタリコのコラムを読んで
あのお母さんは一番悩みが深く、
苦しんでいる時期だったのだろうと感じました。
私があのセミナーに行ったのは間違いではないし、
どうすることも出来なかった。
出来れば、セミナーを発達障がいの種類別に分けて頂くと良いのかもしれないけど
セミナー講師の先生は、かなり多忙なので
そこまでは出来ないだろう。
障がいの種類や特性が違っても
みんな深い悩みを抱えている、
お子さんが喋れない事で深く悩んでいるお母さんは、
「喋れるならいいじゃない」と思ってしまうけれど、
喋れたら喋れたで、障がいが有るとは思ってもらえず
行く先々で
「キチンとしつけなきゃダメでしょ!」と見知らぬ人から怒られてしまうという悩みが有る。
障がいが有る事を知ってる人からでさえ
「障害じゃないよ。躾が悪すぎなだけ。」なんて言われる事も有る。
みんなみんな悩みを抱えていることを
いつか互いに理解出来れば、と思います。

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