旦那はフリーになりました。
当然、収入は激減です。
旦那から私に渡される額は、年間で70万円程度。
そこから子育てに掛かる費用も含めて生活費全てを捻出せねばなりません。
無理ですよね。
幸い、私には働いていた頃に貯めていた貯金が有りました。
私は、旦那からたまに渡されるお金と貯金とで現在生活しているのです。
こんな出来事も有りました。
平成20年、私の母方の祖父母が相次いで亡くなりました。
祖父母にとって私は初孫だったので、とても可愛がってくれた祖父母です。
すぐに告別式の為に飛行機を取らなければなりません。
すると旦那が言いました。
「えー、俺、金、無い」。
金がないなら行かなきゃいいのに、旦那は「行く」と言います。
金は私が出すのが当然という雰囲気です。
私は大手企業で勤めていた頃に、ある賞を受賞し記念に高額の旅行券を貰っていました。
大事に取っておいた旅行券でしたが、それを使う事にしました。
自分の誇りの証の記念の旅行券を旦那の為に使う事になってしまい、情けない気持ちでした。
また、平成23年には私の父方の祖母が亡くなり、新幹線で大阪へ行く事になりました。
その際にも上記の旅行券を活用しました。
旦那は早くも旅行気分で、大阪梅田の素敵なホテルを指定しました。
「せっかく行くんだから」と言う言い分です。
旦那の機嫌を損ねると大変な面倒になってしまいます。
旅行カウンターで、ウンともスンとも言わなくなって話が進まなくなる可能性大です。
私は旦那の希望するホテルを予約しました。
旦那は上機嫌でした。
また、平成25年のお正月、旦那の親戚の家に挨拶に行った帰りに
旦那が「何か食べていくか。焼肉が食べたいなあ」と言い出しました。
「いいね。焼肉、食べたいね。でも私そんなにお金、持ってないよ」。
すると旦那
「え?お金、無いの?」。
もちろん旦那は私のお金をアテにしていたのです。
旦那はムスッと黙り込んでしまいました。
そんなに焼肉が食べたかったか。
私は旦那が臍を曲げて雰囲気が悪くならないように、リーズナブルなファミリーレストランを明るい口調で提案し、微妙な雰囲気の中で食事をし帰宅したのでした。