カッサフォルテ犬猫コラム -84ページ目

猫風邪3

この病気の主な原因はウイルスなので抗生物質だけではなかなかよくなりません。
細菌と違って、ウイルスは感染した相手の細胞の中で増殖するので抗生物質が効きません。
そこでウイルスに対してはインターフェロンを使います。
インターフェロンはウイルスの増殖を抑える作用と免疫を高める作用があります。
人間でもC型肝炎の治療にインターフェロンが使用されています。
このインターフェロンを注射で全身的に投与し、
同時に点眼・点鼻することで局所にも投与します。
 
同時に感染している細菌に対しては抗生物質を使います。
治療に対する反応が悪い場合などはどんな抗生物質が効くか検査することもあります。
 
続きます。

猫風邪2

症状はくしゃみ、鼻水、咳などの呼吸器の症状と、
ヘルペスウイルスやクラミジアが感染している場合は目ヤニや結膜炎などが、
カリシウイルスが感染している場合には口内炎などが見られます。
大人のネコちゃんの場合はこの病気で生命を落とすことはほとんどありませんが、
体力のない子猫や老猫では鼻詰まりや口内炎で食べられず、生命にかかわることもあります。
 
また、慢性化してしまうとなかなか治らないケースもあります。
原因として多いヘルペスウイルスは一度感染してしまうと体から完全にはいなくなりません。
症状が治まっても潜んでいて、
ストレスなどで免疫が下がった時に症状が再発したりします。
種類は違いますが同じヘルペスウイルスが原因である人間の帯状疱疹と同様です。
 
涙や目ヤニで顔が汚れている野良ネコちゃんを見かけることがあると思いますが、
この病気が原因であることが多いです。

猫風邪1

インフルエンザが流行しているそうですが、
皆様は大丈夫でしょうか?
インフルエンザの流行は冬に多いですが、
それは気温が低くて乾燥している方がウイルスは生存しやすいからなんです。
さらに、空気が乾燥しているのでのどの粘膜も乾燥しやすく感染しやすくなるのです。
これらは人間のインフルエンザに限った話ではありません。
同じ理由から、ネコちゃんのいわゆる猫風邪も冬場の方が多くみられます。
 
いわゆる「猫風邪」と言われる病気は、
正式には猫伝染性鼻気管炎、
あるいは猫ウイルス性鼻気管炎と呼ばれ、
ヘルペスウイルスを主体にカリシウイルス、クラミジア、細菌などが感染して起こるもので、
1種類の病原体だけでなく、いくつかが混合感染しているケースが多いと思われます。
 
続きます。