カッサフォルテ犬猫コラム -158ページ目

大変な仕事?

ずいぶんと間があいてしまいましたが、診察室などでよくいただくご質問にお答えしようシリーズです(笑)。

質問とはちょっと違うかもしれませんが、「獣医さんって大変でしょう?」と言われることがよくあります。
まあ大変といえば大変なこともありますが、それはどんな仕事でも同じだと思いますし、
何より自分が好きで選んだ仕事ですので(笑)。

ずいぶんと昔の話ですが、私自身が人間の病院に行ったとき、お医者さんに言われたことがあります。

「あなたの患者はウソをつかないからいいね。」

その時はそうですねと笑って答えましたが、実はそんなことはありません。
例えば、本当は足が痛いのに病院に来たら平気なふりをするなどはよくあることです。
飼い主さんは家では全然足を着かなかったのにと首をひねられるのですが、
ワンちゃん、ネコちゃんからすると痛いよりも怖いほうが先に立ってそれどころじゃないのでしょう。
私たちが歯医者が怖くて歯が痛いのに痛くないふりをするようなものでしょうか(笑)。

5月の休診日のお知らせ










5月の休診日
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赤く塗りつぶした日が休診日です。

黄色は院長休診です。代診の先生が診察します。

ダニ予防ノススメ

今日はダニ予防をお勧めする理由を書いてみようと思います。

ダニはワンちゃんと人間に生命を脅かしかねない怖い病気を媒介します。
ワンちゃんに対してはバベシアを媒介します。
このバベシアは赤血球という血液の赤い細胞成分に寄生してこれを破壊します。
その結果、貧血や黄疸などが見られ死に至ることもあります。
名古屋市内での発生は確認されていませんが、県内、三重、岐阜では発生例があります。
人間に対しては重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気を媒介します。
西日本では何人かの方が亡くなられている怖い病気です。
まだ愛知やその周辺での発症例は報告されていませんが、
SFTSを引き起こすウイルスを持った動物やダニが静岡、三重、岐阜で見つかっています(詳しくはこちらを)。
この他、ライム病という病気もダニが媒介します。

ダニはノミと違って咬まれてもかゆみがありません。
かなりがっちりと皮膚に食いつくのですが、麻酔のような物質を分泌するため痛みやかゆみがないのです。
実はこれが厄介なところで、ノミのようにかゆがったりしないため飼い主さんも気付きにくいのです。
吸血する前のダニは非常に小さいのでなおさらです。
気付かれるのは、ダニが血を吸って大きくなってからということが多いのです。
また、がっちりと噛みついているので見付けても簡単には取れません。
無理矢理取るとダニの頭が残ってしまい、炎症を起こすことがあります。

ダニは草むらでつくことが多いようです。
発生が多い年には大治町やその近辺でも寄生されることがあります。
また、桑名方面の山はどうもマダニが多いようですので、遊びに行く前には是非とも予防されることをお勧めします。