キャッシュゲームが勝てるHUD ~special3~ | とむぱち隊長のもんげー日記(現在、株や期待値プラス攻略法)

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世の中強気のギャンブラーが多い中、誰よりも弱腰でありながら、
それでも世界のカジノを旅しながら攻略していく理論派攻略日記です。
現在日本で、日々期待値を追及しながら生活してます。
最近ではコジテク日記となりつつあります。(汗)

超一部のご期待?にこたえて、威力抜群の、トム所長式スペシャルHUDの公開です。v(^-^)v
使用しているのはホールデムマネジャー2です。

現在、トム所長はこのspecial3がなければオンラインのキャッシュゲームなどプレーできない、というくらいに頼りにしています。

以上です。。公開終了。(笑)


なんてね。
まあ、中級以上の人にはこれ以上の説明要らないと思います。

でも初級者にはこれだけでは何が何だかわからないと思うので、以下解説します。

一段目
Hands /WinRate /Flop% /Turn% /River% /WonSD%

絵柄ネズミになってます。
これはホールデムマネジャーの自動設定ではルーズパッシブ(コーリングステーション)という意味ですが、トム所長は手動で自分にはネズミマークを固定でつけてます。特に意味はないです。というか、なんでネズミにしたか忘れました。

Hands これはこのHUD表示を構成するトータルハンド数です。ここでは、全部770のスピードポーカーのハンドです。スピードポーカーですので、6人卓、NL20です。ここに表示されている範囲は約一万ハンドです。敵のハンド数がこれだけあればその数字は相当に信頼できますが、普通はまずここまで貯まることはほとんどありません。

WinRate これは100ハンドあたりで何BB勝っているか負けているかの表示です。一万ハンドで+4BB/100hands出ていればそこそこの勝ち組だと思いますが、自分の場合この数字はこれでだいぶ下振れています。(泣) まあいつもですが。 敵のウインレートを表示する場合、NetWonよりEVのWinRateを表示した方がより正確に寿司かどうかの判定に使えるので良いのですが、そのスタッツが無いみたいなので、仕方なくNetWon(実収支)のWinRateを表示しています。この数値は相手が寿司かどうかの判定に使いますが、よほどハンド数が多くないとあんまりあてになりません。なのでこの数字は入れなくてもいいです。

④⑤⑥
Aggression% フロップ、ターン、リバーでのアグレッション(攻撃性)を表します。
自分の場合はきれいに30%強で並んでいますが、これでだいたい平均的だと思います。この数字を見ることによって、敵がどのストリートでブラフを多用してくるのか、あるいはパッシブにチェックコールが多いのか等の見当をつけます。フロップだけ異常にアグレッションが高いプレーヤーならフロップはなるべくコールするとか、リバーのアグレッションが高ければピュアブラフ多しと見てリバーはチェックコールするとか。アグレッションの低いプレイヤーに対しては、常にバリューベットのみしていく、という感じです。そういうプレイヤーはブラフはあまり無く、ベットしてきたら手が入っているので、チェックコールはできるだけしません。一方、過度のブラファーにはそこそこの手が入ったら常にチェックコールです。(笑)

WonSD% ショウダウンした時に勝っている率。これが高いプレイヤーは堅実なプレイヤーなので、リバーベットにはフォールドを考えます。逆に低いプレイヤーは無茶苦茶なハンドで突っ込んでくるキチガイなので、できるだけコールを考えます。

special3

二段目
VPIP /PFR /ReSt /BTN3Bet /Squez /F-4Bet /F-ReSteal /BB-FSteal /4Bet

VPIP プリフロでの参加率。まあ説明不要ですが、この数字が低いとロック、高いとルーズです。40を超えているプレイヤーはほぼ寿司でしょう。フルリングだと、30超えていたら寿司と見ていいと思います。

PFR レイズで参加する率。VPIPとのバランスを見ます。PFRがVPIPの半分以下だと、やはりパッシブな寿司と見て間違いないと思います。

ReSt リスチール。これは、カットオフ、ボタン、SBからのオープンレイズをスチールと規定して、それに対して、ボタンやブラインドからリスチールを返す確率。
これはなかなか重要な数値で、ボタンやカットオフから微妙なハンドでスチールをするか考えるときは、必ず後のプレイヤーのこの数値を見て、これが高い場合はあきらめて素直にフォールドします。

BTN3Bet ボタンから3ベットする確率。ボタンにこの数値の高いプレイヤーが居る場合、ミドルや特にCOからのスチールは、危険なので控えるようにします。
また、ボタンからリレイズされてしまった場合にこの数値を見て、高い場合はたいしたハンドではないと判断し、コールや、さらに4ベットを返します。
この数値が低い場合はちゃんとした手が入っているとみてフォールドを考えます。

Squez おなじみのスクイーズです。誰かが初めにレイズをして、それに対して少なくとも一人以上のコールが入っている状態で、さらにリレイズすることをスクイーズといいます。
真ん中の、レイズに対してコールドコールしたプレイヤーのハンドはどうせたいしたハンドではないだろうという読みが前提で、リレイズして初めのオリジナルレイザーさえおろせれば真ん中のプレイヤーのコール分のチップもほぼ自動的に余計に取れるから、期待値が高いプレイということで、これをやたらに多用するプレイヤーが結構います。
前からのレイズにフラットコールしようとする場合は、自分の後ろにそういうプレイヤーが居ないかどうか確かめてからコールする習慣をつけるといいです。
また、AA等を持っていて前からレイズが入った場合、通常は変なスロープレイなどせずに素直にリレイズすることが強く推奨されますが、ただし、後に強烈なスクイーザーが居る場合は、それを狙ってフラットコールして罠を仕掛けるのも時にはありかもしれません。
ていうか、時にはそういう目にも合わせてやらないと、調子に乗られてやっかいです。(笑)

F-4Bet 4ベットに対してフォールドする率。3ベットに対してリレイズしようか悩んだらこの数字を見ます。

F-ReSteal CO、ボタン、SBからスチールした時にリスチールに対してフォールドする確率。
自分がブラインドに居て、スチールにこられた場合、そのプレイヤーのこの数値が高ければリスチールが成功しやすいです。

BB-FSteal BBの時にスチールに対してフォールドする率。これが高いプレイヤーがBBに居る時には積極的にスチールに行きましょう。

4Bet 読んで字の如しです。4ベットされてしまった場合、これを見て、4ベット率が高ければそれはブラフかもしれませんし、99+やAJ+程度のハンドかもしれません。



三段目
Limp /LR /LF /E-St /M-St /CO-St /BTN-St /SB-St /R-Limpers

Limp 文字通り、リンプで入る確率です。
これが多い人はだいたい寿司ですね。

LR リンプリレイズ。
自分の前にリンプが入った場合、必ずそのプレイヤーのこの数値を見てからレイズするかどうか決めます。
例えばトム所長の場合は43%となっていますが、このようなプレイヤーのリンプには、プレミアムハンド以外では決してレイズをしてはなりません。(笑)
中途半端な手は捨てて、そこそこ以上のハンドで自分もリンプしてフロップを見ましょう。

LF リンプフォールド。リンプした後にレイズに対してフォールドする率です。
これが多いプレイヤーは寿司です。リンプリレイズが少なくてリンプフォールドが多いプレイヤーのリンプに対しては、どんどんレイズしましょう。
その場合、やや大きめのレイズが良いと思います。

E-St ここから右に五つの数字が、キャッシュゲームで勝つために最も重要な数値です。全てRFI/Stealの項目にあります。RFIというのは、Raise First Inです。(多分)
E-Stは、アーリーからオープンレイズする確率。
ちなみに、HMでは、ショートハンドだとUTGがアーリー、HJ(ハイジャック、UTGの次)がミドルと表示されます。フルリングとはポジションの表示が違うので注意。アーリーからオープンする率が低いプレイヤーのアーリーオープンはプレミア率が大変高いので注意すること。

M-St ミドル(ショートハンドの場合はHJ)からオープンレイズする確率です。

CO-St カットオフからオープンする率。このあたりの数字が高いプレイヤーに対しては積極的にリスチールが狙えます。

BTN-St 非常に(一番!)重要な数値です。このプレイヤーのようにボタンから60%以上もオープンしているプレイヤーに対しては、ガンガンリスチールしましょう。(笑)
ちなみに、トム所長のスピードポーカー観察によれば、ボタンからの2BBレイズは多くの場合非常に弱く、6~7BBの3ベットをすればかなりの確率でフォールドさせることができます。それこそエニハンで3ベットしても利益が出るのではないかと思えるくらいですが、まあさすがにそれはアレなんで、AX、KQ、KJ、QJs、77+くらいで3ベットしていったらいいんじゃないですかね。もちろんボタンレイズ率の高いプレイヤー相手の場合限定ですけど。
それと、二段目のF-ReStealの数値も合わせて見る必要はあります。
なお、ボタンレイズ率が高いプレイヤーでも3BBレイズの場合はそこそこ強いハンドであることが多く、リスチールしても抵抗、反撃される場合が多いので注意が必要です。3BBレイズに対しては、自分がSBならそこそこのハンドでもあきらめてフォールドし、BBならフラットコールをした方が良いと思います。フロップを見てみてダメならさっさと降りましょう。

SB-St SBからBBに対してスチールする率。このHUDのプレイヤーのように50%以上もスチールしてくる相手に対しては、2や3を含んだような最低ランクのハンド以外は捨ててはいけません。とりあえずコールしてフロップを見ましょう。BBにはポジションという強い味方も居るので、フロップ以降は有利に戦えます。もちろん、そこそこ以上に良いハンドであればリレイズもどんどんすべきです。とにかくBBを簡単に捨ててはいけません。とりわけ、2BBのレイズに対しては、よほどのことがない限りはコールして大丈夫です。フロップ外したらさっさと捨てればいいだけです。フロップが合った時にがっつり取り返せます。

R-Limpers リンプが入っている場合にレイズする率です。
これが高いプレイヤーが後に何人もいる場合は、プレミアムハンドでリンプリレイズを狙えます。
リンプが入っているポットではレイズせず自分もリンプするタイプのプレイヤーがそれでもレイズしてきた時は警戒が必要になります。



四段目

CB /3BpCB /SkipCB-F /Donk-F /F-CB /F-3BpCB /BetvsNoCB /TurnCB /T-F-CB /C-R

CB フロップでCB打つ率です。これが70%以上の高いプレイヤーにはフロートが有効です。
ここが40以下のプレイヤーがCB打ってきたら何か当たっている可能性が高いとみていいでしょう。

3BpCB 3BetポットでフロップCBを放つ率です。普通のワンレイズポットと3ベットポットでCBを放つ割合が大きく変化するプレイヤーも居るので、分けて出しておいた方が良いと思います。

SkipCB-F フロップでCBを打たなかったときに、ベットされたらフォールドする率。
この数値が高いプレイヤーは「CBを打たない≒全く手がない」という感じなので、こちらも手がなくてもベットすればポットを取れる可能性が高いです。
ただし、同時にあとで出るチェックレイズの項目も一応見ておきましょう。

Donk-F フロップでドンクベットした時、レイズされたらフォールドする率。
この率が高い相手がドンクベットしてきたら、レイズしてやりましょう。

F-CB フロップCBに対してフォールドする率。CBにたくさん降りてくれる相手に対しては、手がなくても積極的にCB打ちましょう!
逆にCBに降りない相手に対しては、バリューハンドのみで、しかも大きめにCB打ちます。(笑)

F-3BpCB 3ベットポットでのCBにフォールドする率。これもたくさん降りてくれる相手にはたくさんCBします。

BetvsNoCB これは、アグレッサーがCBを打たなかったときにベットを打ち込む率です。
これが高い相手は、全般的に付け込みプレーを多用するプレイヤーなので、手があるときにわざと弱いプレーをして釣り上げることができます。
また、チェックをするとベットしてくるので、マージナルハンドを持っていてベットされたくない時にはあえてこちらからベットすると、フォールドエクイティーが得られる分だけ得になるかも。
ホールデムマネジャーでは、Bet vs Missed CBetの項目です。

TurnCB フロップでCBを打った場合、ターンでもCBを打ってくる率。これが高い相手はフロップでコールしてもターンでまた打ってくるので、マージナルなハンドはフロップでフォールドしてしまうのがいいかも。逆に、強い手が入った場合はフロップでレイズせずコールにとどめて、ターンでまた打たせてその分も稼ぐといいでしょう。
ターンではCB打たないプレイヤーに対しては、フロップでマージナルなハンドでコールできます。

T-F-CB ターンのCBに対してフォールドする率。
フロップではコールしてもダブルバレルに対してはフォールドするというプレイヤーには、ターンでもしっかりCB打ちましょう。

C-R チェックレイズです。これが多いプレイヤーにベットする場合は注意しましょう。


以上でHUDの解説は終わりです。

キャッシュゲームをプレイするうえで一番重要なのは三段目のポジション毎のオープンレイズ率で、特にブラインド回りのプレイヤーの傾向には注意をして、適切なプレイをしましょう。

①スチールを濫用するプレイヤーにはリスチールで取り締まる。
②リスチールが多いプレイヤーに対しては、強いハンドでのみスチールする。



あと、色わけと数字の配置ですが、なるべく関連のある数字を同じ段に並べ、段の中の数字の順番も、ランダムに並べず、できるだけわかりやすいように合理的な順番で並べます。

それから、色わけは、異常値を黄色や赤で自動表示するとかの機能は使わず、そういうのは数字そのものの大小で判断することとして、似たような数字毎に色分けするとわかりやすいと思います。

自分の場合は、、、

①VPIP、PFR、CBなど、基本的な項目は
②3ベット、4ベット関連は
③各種フォールド率は
④リンプ、ドンク関連は水色
⑤弱みに付け込むプレイは

という風にしています。
とにかくプレイ中は時間がないので、この数字は何の項目なのかがすぐにわかることが最重要で、数字の配置と色分けは非常に大切だと思います。

ちなみに、トム所長特製のspecial3には特許も著作権もありませんので、そのまま全く同じものを複製使用されても大丈夫です。(笑)

その場合、効果のほどをご報告いただけるとありがたいです。