別の旅ブログに書いたやつからの転載。
転載なので前後の脈絡がなく、ちょっとわかりにくいと思うけど、脈絡は無視して読んでください。
ムイネーに到着した日は、水曜日。(2010.3.10)
宿にチェックインをして、夜、その辺をふらふらしていると、
ハンバーガー屋の２階から、聞きなれた、カジノチップのカチャカチャする
音が聞こえてきた。
これは、もしや、ポーカーやっとるんか？
のぞいて見ると、ファラン(白人)１０人くらいで、テキサスホールデムをやっていた。
しかも、ちょっと柄が悪い。
普通の日本人旅行者なら、とても入っていける雰囲気ではない。
しかし、
「ポーカーは、自信がある！ 絶対勝てる。」
と、自信満々？の、トム所長。 大丈夫なのか？(汗）
ムイネーのハンバーガーショップ、「ＰＨＡＴ」。
毎週水曜日の夜に、闇ポーカー（テキサスホールデム）をやっているらしい。
ちなみにベトナムでは、スロットマシーンのカジノはあるが、
基本的に、賭博は禁止されている。
しかし、ここのハンバーガー屋では、堂々と、賭けポーカーをやっている。
最初、ファランの中に入っていくと、みんなに
「お前、テキサスホールデム知ってるのか！？」と、言われる。
「オレを誰だと思ってるんや！？」
と、心の中では、強気なトム所長であるが、
もちろん、声には出せない。
気弱げに、「YES」という。
このハンガーガー屋は、オーナーが、オージー（オーストラリア人）で、
ほかに、イギリス人、ドイツ人などがいるが、
なぜか、圧倒的に、ロシア人が多い。
つい最近、山崎豊子の「不毛地帯」を読んだばかりである。
日本人兵らが、シベリア抑留中、ロシア人にひどい目にあっている。
「ほんま、ロスケは、えげつない。
シベリアに比べたらそこらの乞食の生活のほうがよほどマシやで」
たしかに、「不毛地帯」を読むと、シベリア抑留の悲惨さは、半端じゃない。
ここは、ロスケに勝って、敵討ちや！（？）
ムイネーポーカー（ＮＬＨ）は、バイイン１０万ドン（５００円）～。
スモールブラインド１０００ドン（５円）、ビックブラインド２０００ドン（１０円）で、お気楽に遊べる。
というか、激安。安すぎるが。。
お気楽なためか、ルーズなので、全員が、フィッシュである。
もう、ポーカーというよりは、運まかせのくじ引き大会である。
くじ引き大会は、
ハンドをしぼれば勝てる！（ｂｙトム所長）
くじ引き大会の場合は、ほぼ全員が参加するので、
テクニックや、駆け引きは通用しない。ただ、「運」のみである。
こういう場合は、ただ、ひたすら勝率の高いハンドを待つのみ。
それにしても、ここのポーカーメンバーは、柄が悪い。
すぐに、「ファック！」が飛び交うし、ハッパを吸いまくりである。
博打はやるわ、ハッパは吸うわで、違法しまくりである。
しかも、ハッパは、そこら中にぶっ飛ばして捨てている。
ファランなのに、人民より、すさまじいものがある。
ポリスは大丈夫なのか？ 不思議だが。
最初のうちは、ぜんぜん良い手が来ず、フォールドしまくり。
やっぱ、人より運が悪いから、あかんか？
額が少なくても、やはり、まけるのはくやしい。
待つこと２時間。ようやく、最後の２手で、ＡＡなどが来て、
最終的には、５０万ドン（２５００円）の勝ち。
額はしょぼいが、ブラインドが低いので、これでも、大勝である。
ロスケから取ってやろうと思ったが、結局最後まで残ったのは、
オージー、イギリス人、ドイツ人だけやった。
やっぱ、くじ引き大会は、ハンドを絞るだけで勝てた。
それにしても、ムイネーポーカーメンバーは、なんでも参加して、
ルーズなくせに、勝ちだすと、たった１０万ドン（５００円）のチップを
すぐにキャッシュ化し、ポッケするという、せこさもみられた。
で、２０万～３０万ドン負けただけで、すぐに去って行く。
５０万ドン勝ったトム所長に、ＰＨＡＴのオーナーが、
「明日、うちのハンバーガーを 食べに来い！ アジアナンバー１の ハンバーガーだ！」
ポーカーで勝った金は、うちで使えっていう意味らしい。（汗）
後日、高いのを承知で、ハンバーガーを食べに行く。
ちなみに、ロシア語メニューもあり。
オージー自称、
「アジア、ナンバー１のハンバーガー」。
セット８万ドン（４００円）くらい。ドリンク代別。
高いけど、うまいことは、うまい！
ボリュームがあるし、ポテトもホクホクしてうまい！
アジアナンバー１かはわかりませんが・・・。
ムイネーポーカー、メンバーの柄が悪かったけど、
ポイペトポーカーみたく、グルでかかって来ないので、
プレイしやすく、勝ちやすかった。
この後、いろんな場所で外国人とポーカーをするが、後にも先にも、ポーカーでグルになる民族はタイ人しかいなかったのである。
やはり普通は、ポーカーは個人勝負のようだ。
ポーカーは、グルになられると、非常に勝ちにくい。