竹田恒康先生に触発されたので書きます。



古事記とは、日本最古の歴史書です。

この8年後に日本書記も書かれています。


どちらも日本の始まりを神話として記されています。


なので「ただの物語だ」「空想だ」なんて言う人もいますが、

そもそもこの2冊、政府が正式に書かせた「正史」であって、

神様が何体出てこようとも、政府公認の「正しい歴史」なのです。


「神様なんて実在するわけがない、

だから神武天皇、すなわち天皇自体嘘なんだ~」


って、これは通用しません。


実在したものが誇張されて残るのは当然で、

神話だとしても、元になる実在の人物や逸話があってのお話であって、

ただ「誇張されている」だけに過ぎません。


なので「ありえないから嘘」ではなく、

「誇張された真実」というのが正解。


古事記を日本の始まりとして、

今年は「皇紀2674年」になります。


日本はあやふやに誕生したわけではありません。



2000年以上も続いている国は、

世界広しと言えど、日本だけであって、

2位でも日本の半分以下、ベルギーの1300年。

3位は900年ちょっとのイギリスってことになります。


中国なんて3000年の歴史なんて言うけど、

国として成り立って、まだ70年くらいのものですからね。



古事記と日本書記、

内容はほぼ同じですが表記が違っています。


何故2種あるのかと言うと、

その使われ方です。


古事記は国内向けで、日本書記は国外向けだったと言われています。


国外と言っても、当時交流のあった今で言う中国くらいですけど、

日本書記では「漢文」のみ、

古事記では「漢文」と「万葉がな」で書かれています。


当時の日本では、まだ言葉や文字が確立されていないのだけど、

すでに国内向けでは、現代と同じように、

「漢字」「かな」が入り混じった「日本語」が成立していたと言えますね。


日本人は「漢字」から様々なものを学び、研究し、

その感性に磨きをかけていきました。


だからと言って、今の中国に感謝をすることなど何もありません。


日本人が2000年以上も研究してきた「漢文」というのは、

漢民族の文化であって、現代の中国人とは全く無関係なんです。


今の中国人に漢文はまるで他国語のように読めませんからね。


漢民族は2世紀頃に、この世から完全に消滅した民族です。

その民族の持っていた漢文漢字の文化を、

勤勉な日本人は2000年もかけて、独自に日本のものとしていったのです。


この日本人の研究があるからこそ、

遣唐使や遣隋使から大陸に漢字が逆輸入され、

今の中国語があるわけです。


もしそうした交流が無かったとしたら、

ハングルのような宇宙文字になっててもおかしくなかったのです。



まぁ、そんな古事記ですが、

もう一度言いますがいわゆる「神話」です。



この古事記は、これまで寺小屋や口伝などで、

ずっと伝えられてきました。


「いざなぎ」「いざなみ」と言えば誰でも知ってますが、

「建国」とまでは直結しにくいですよね。


GHQによって、教育として盛り込まれなくなったからです。



世界の統計で、

神話の無い国、神話が伝承されてない国は、

100年で国が滅ぶとされています。



まんまとやられているわけですね、今ナウ100年の計。




歴史というのは国民のアイデンティティを向上させ、

自己の存在価値を引き上げるものです。


愛国精神に繋がると言えば「軍国」な右イメージだけどそうではなく、

愛国=国民は家族であって、助け合い精神や思いやりの精神に繋がります。



以前、えこブロでも書いたけど、

この「愛国心」を、

わけの分からないものにインプリンティングされています。


「愛国?右翼wwwこわぁww」とか、

「日本大好き?いやいや、これからはグローバルでしょう」とか、

「もっと移民を受け入れよう」だなんて。


皇紀2674年も培われてきた日本人の美徳や感性を薄める作戦。

乗っちゃ~いけません。



なのでまず、簡単でも良いので子供にでも分かり易く、

いつでも神話「古事記」を伝えられるくらいにはなっておきたい。




次回、古事記のあらすじを書きますね^^