段ボール業界専門の生産管理システムをパッケージ化して製造・販売を行っている会社です。
段ボール業でのシステム管理として、1980年代から積み上げてきたシステムのノウハウはかなりのもので、商品マスターを見るだけでもかなりきめ細かな管理ができるようになっています。
基本的には
受注時点で受注生産なのか見込み生産なのかを切り分けて登録します。もちろん得意先からのEDI受注にも対応可能です。
発注では、主に管理が段ボールの発注なのかそれ以外なのか分かれています。
箱を組み立てる段ボール会社は段ボールそのものを製造するコルゲータ会社から仕入れます。
段ボールは髪質やサイズは元より特殊加工などの注文も可能で、平米計算や紙質から平米単価や枚数単価を算出でき、発注時には仕入先を変更したり、紙質やサイズを変更したり、はたまた、特別に製造の第一工程にある切断工程を段ボールシートメーカー側でやってもらうように変更して発注したり、同じ紙質や巾・流れの発注データを合体させて発注(同紙発注)させることが出来ます。
段ボールでは、シートの発注部分が重要となりますので、発注処理の画面は過去のノウハウが蓄積されたものとなっています。
ほかにも、製函計画(コルゲータメーカーの場合は貼合計画)や実平米・積載平米を基に判断される配車管理などもあります。
製函計画によって作成される製造指示データはFAの管理装置と連携され、その実績データも取り込まれてゆきます(カストマイズの場合もあり)
配車指示では、待機するトラックやドライバーそしてそのトラックにどれだけ詰めるかなどを管理することが出来ます。
もちろん普通の商品も管理可能で、販売管理の基本機能も含まれております。
段ボール業と言っても、大きく三つあります。
箱を作る通称BOXメーカー。
皆さんが使う段ボール箱のことです。暑さや強さや形は様々ですが、段ボールにはある一定のパターンがあって、基本的にはそのパターンにできるだけあてはめて量産することになります。
段ボールそのものを作るコルゲーターメーカー
段ボールは基本的には上の紙(表ライナー)、下の紙(裏ライナー)そして「アンコ」とか「中芯」と呼ばれるギザギザの部分があり、それらを糊付けして作るわけです。(これを貼合(てんごう)と呼びます)
これをBOXメーカーなどの要望に応じて長さを決めて四角いダンボールシートにカットしてゆきます。
ほかにも紙器というメーカーがあります。
紙器のメーカーは段ボールだけではなく一枚で出来ているシートも取扱い、印刷のウエートが高いのが特徴です。
たとえばケーキ箱のようなものです。要するに化粧箱ですね。


