casashimaのブログ

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マラケシュの旅行日記から

マラケシュの朝は、街中に広がるコーランの響きで目が覚める。

今日は,朝早くよりタクシーをチャーターしたので、リヤドと呼ばれる邸宅ホテルの朝食を食べずに出発した。

タクシーはリヤドまでは道が狭く入ることが出来ないので、近くの広場で待っていてくれる事になっていた。

暗い朝という事に加え初めての街でもあるので、不安な気持ちで広場に入った、数台のタクシーが客を捜していたが、我々のドライバーは

すぐ見つかった。ミスター・ムハマンドは35歳くらいの大柄な男で、ジュラバといわれるモロッコの衣装を着ていた。

『アイット・ベン・ハドゥ』の一言で、タクシーは暗闇の広場をするすると出て、マラケシュ旧市街特有のメディナの赤い土壁に囲まれた迷路を

馬車やオートバイを避けながらほんのりの明るくなるころは郊外の幹線道路を走りだしていた。

しばらく走っていると、窓外には山頂が白く連なるアトラス山脈が見えてきた、今日の目的地アイット=ベン=ハドゥはこの山脈を超えたところに

あるクサ-ルといわれる伝統的村落であり、モロッコの特有の日干しレンガを積み重ねてできている城壁に囲まれた要塞村である。

アラビア舞台の映画によく登場してくるその大地から盛り上がるように見える土で出来た集落の姿は一度本物を見てみたいと思っていた。

3日前はオックスフォードで自分の絵の展示があり寒いイギリスから飛んできた北アフリカの穏やかな冬は、やはり地中海地方の気候で、

実に過ごしやすく、目指す念願のアイット=ベン=ハドゥへの高揚感が、3時間半のタクシーの乗車時間もあまり退屈感もなくマラケシュ郊外を

走り抜けた。車はアトラス山脈を越えて車は茶褐色の平原地帯を見下ろすように走るようになってきた、景色は樹木の少ない荒野ですが、

オアシス的集落カスバが点在して見え、村の周辺はちょうどアーモンドの木々の白い花が満開状態に村を飾り付けていた。

遠くにひときわ大きな日干し煉瓦の山のような塊が見えてきた、いよいよ目的地アイット=ベン=ハドゥである、、車はクサールを眺める事のできる

川の対岸の丘で止まった。アイット=ベン=ハドゥは世界遺産になったこともあり住民のほとんどは対岸に移り住んで新しい街ができていた

城壁に囲まれた造りの要塞村の入り口は一か所のみ、砂の大地を割るように流れる ドラア川を渡る橋が観光用のルートなっていた。

村の中は日干し煉瓦で、出来上がった迷路状態なので、ガイドを頼んで散策する事にしました。

サハラ砂漠の隊商都市として栄えたこともあり、歩く道のわきにある絨毯や民芸品を売るベルベル人の女性たちが、その昔を醸し出して

いるようでした、村の頂上には大きな食料庫があり、戦いの際の籠城に備えて、敵が侵入してきても迷路に迷う込ませる、またほとんど

窓のないつくりで銃口用の小さい穴をあけて敵を防ぐ、要塞がそのまま村を形成している造りでした。

帰り路はやはりアトラス超えでマラケシュへ戻ります、途中アルガンオイルの工場など見学してマラケシュには約19時くらい、夕食のため

フナ広場へ向かう、マラケシュは迷路の街なのでグーグルマップは少しは役立ちますが、やはり自分の地理感覚を信じて歩く。

それにしても、夜のジャマエル・フナのを歩くのは本当に楽しい、オレンジジュース屋台からタジン屋台、民芸品屋、大道芸人、蛇使い

カオス化した広場の喧騒に巻き込まれる、フェリーニの映画の中に引き込まれる感じです。