代々木のデザイン工務店 設計士大川徹のブログ
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アパート見学会

調布市に建設しておりました長屋アパートが完成


オーナー様のご好意でアパート見学会を開催しました。



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近くにお住まいのアパート経営者


オーナー様に多数お越し頂きました


多くは現在お持ちのアパートのお悩み相談


築年数が10年を超えた物件の空室率の


お悩みが多かった気がします。


新築のうちは何もしなくても入居者は入るのですが


10年を超えると駅からの距離が遠いアパートはと空室がちらほら


ましてや何の特徴も無い部屋だと絶望的です。


駅徒歩数分であればまだ救われるのですが・・・・・・


今後ますます空室率は増えるいっぽう


アパート経営者は厳しい状況になっていくのは必然


安定経営を目指すのであれば戦略的に差別化を持った魅力あるアパートを


作らないと生き残れないと感じます。


最近だとバイクハウスや音楽ハウスなど


ニッチな入居者の要望に合わせて作られたアパートに人気が


集中しているのは一つの回答だと思います。


どこにでもある普通のアパートだと駅からの距離と家賃で


価値を決められてしまいます。


古くなれば家賃を下げざるを得ません


10年後も新築同様に戦っていけるアパートを目指すのであれば


入居者のターゲットを絞り地域環境を調査しコンセプトを明確に打ち出すことでしょうね


考えてみればどんな商売でもやっている当たり前のことがなされていないのが現実


利回りの追求に気を取られ入居者の快適性を無視して作られたアパートが実に多いこと


利回りの数字だけを追いかけても必ず数字どおりには行きません。


ならば快適に住んで頂くにはどのような空間が必要なのか


入居者は住まいのどのようなことに夜も眠れないほど悩んでいるのか


を考えてみることです。


自分が住みたいと思うアパートを作ることが高稼働を生み出すと信じています。










台風が去っても

しばらくブログ更新をさぼってしまいました。


震災の影響で物資が滞っていた時期も過ぎ


余震の恐怖に怯えていた時期も過ぎ(慣れただけかもしれないけど)


精神的に落ち着きを覚えはじめた時期なのでしょうか


たくさんのお客様から新築のお声をかけて頂き


てんやわんやしておりました。



ノロノロ台風やゲリラ豪雨


最近の異常気象には毎日緊張感が絶やせません


工事中の物件、


特に屋根工事が住んでいない物件が


ある間は猛暑でも冷や汗がでます。


通常、上棟して数日で屋根を吹き終わるのですが


その数日にゲリラ豪雨に見舞われることがあります。


通常の雨なら養生をしっかりすれば雨に濡れることは


ないのですが、局所的なゲリラ豪雨に直撃すると


思いもよらないところから雨が進入してきます。


実際、木が雨に濡れてもその後の工事の過程で


乾燥すれば品質に問題は無いのですが


お客様の心情としてはあまり良いものではありません。


最善の注意を払って雨水対策をしているつもりですが


今回のノロノロ台風はスピードが遅い分


建設会社は長い緊張状態が続いたと思います。


現場監督は眠れぬ日々だったでしょう


もちろんお客様も・・・・


とは言え自然の力を前にすると人は無力


雨と工事の戦いはつきません


最後に能天気な画像は愛犬きなこです。


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そのきなこに家のクロスをボロボロにされました


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でも憎めません。









上野の現場見学会

7月17日、18日の完成現場見学会は20組以上の方々にお越しいただき


大盛況で幕を閉じることができました。


真夏の暑い最中にも関わらづお越しいただき


本当にありがとうございました。



ご覧頂いた方の関心は


スキップフロアのリビングに集中していました



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リビングとダイニングを領域的に分けながらも


空間にアクセントをつけることができます。


リビングの天井高さも2800㎜確保できます。


「とても18坪の敷地に建つ狭小住宅とは思えない」と


お褒めの言葉をいただき


お施主様も喜んでおられました。







完成現場見学会のお知らせ

このたびお客様のご好意で


完成現場見学会を開催させて頂ける運びとなりました。


ご興味のある方は下記URLよりお申し込み下さい


http://casa-tokyo.com/openhouse/723.html


上野の恩賜公園から徒歩圏内


狭小3階住宅ですがビルトインカーポートにスキップフロア


バステラスに、屋上バルコニーまでついた


見どころ満載の見学会です。


是非お立ち寄り下さい。




ムクの蔵

本物志向のお客様が増えてきました。


毎日使うもの、見るもの、触れるものには


既製品などの味気ないものは使いたくない


ぬくもりを感じる無垢材を使いたい


ごもっともです。



ということで


横浜にあるムクの蔵さんにおじゃまし


カウンター材をいくつか見せてもらいました。


http://www.kamuz.co.jp/index.html


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良い品を厳選して買い付け、加工を施して販売してくれます。


インテリアに合せてデザインの相談や提案もしてくれます。


チークやウォールナット、ブビンガなどどれを見ても魅力的


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私個人的にはウェンジ材が好きで良くご提案するのですが


なかなか理解いただけないことが多いです。


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洗面台のカウンターを探しに来たのですが


ゼブラウッドのテーブルに心引かれてしまいました。


これなんて一つ買えば一生もの


確かにダイニングテーブルとしてみれば高価かもしれない


既製品だと2~3万で変えるものもある


しかしここで家族の食卓を毎日囲むことを考えると


決して高い買い物では無いと思います。


食卓の風景って誰の中にも忘れられない原風景がありますよね


無垢のテーブルで食事をしていた原風景って・・・


それが子供、孫の代まで続いていく・・・・


考えると欲しくなってきたのでがんばって仕事します。

















盛岡2日目

二日目の盛岡は梅雨の合間の晴天に恵まれました。


この日は大船渡と陸前高田に仮設住宅の調査に


レンタカーを走らすこと3時間、大船渡の港に到着


震災から3ヶ月経つのですが今も街はこんな感じです。


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ところどころ瓦礫が山となって集められています。


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以前は商店街のようになっていたのでしょうか


まだまだ復旧の目処は立たない様子



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高台から大船渡港を見渡したときTVで漁師さんが泣きながら


語っていた言葉を思い出しました。


「たくさんの人の命を奪った海がなんでこんなにキレイなのか」と



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近くの仮設住宅に立ち寄り現在お住まいの方にいろいろと


お話伺うことが出来ました。


被害にあった住宅を見せていただいたのですが一見すると


何の被害も受けていないかのようなキレイな室内


話を聞くとボランティアの方達がキレイに掃除してくれたそうです。


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しかし目線をあげると津波の痕跡がくっきり


2m以上の高さまで水が浸入してきたことが伺えます。


このような被害にあわれたにもかかわらず私たちには


とても明るく親切に接してくださいました。


このあたりの地盤は高低差が激しく少しの地盤の高さが被害の明暗を分けたようです。




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大船渡から陸前高田に向かう途中に木造で建設途中の仮設住宅現場に立ち寄りました。


キャンプ場に連続して立てられている姿は


さきほどのプレハブ仮設住宅とは違い温かさを感じます。


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室内も木目を基調としたインテリア


とても癒されます。


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パネル化された材料を組み立てるだけ


3時間で組みあがるそうです。




そうこうしているうちに帰りの新幹線の時間が近づいてきました


帰りは海沿いの海岸線を盛岡駅まで直行


その間の風景は脳裏に焼きついて離れません。


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ここは海ではありません。


今も海水が引かずに池になっています。



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海沿いに建つマンション


4階まで津波が押寄せてきたことが見て取れます。


言葉にならない風景が海岸線にそって続いていきます・・・



それを見ながら数日前の政治の空白を思い出しました。


世界中に恥を露呈してしまった日本政治の茶番劇


一体誰が何の得があったのだろう


いくら考えても答えがわからない


どこの政権でも誰が総理でも関係ない


この状況をみて感じて思考して欲しい


この場で復興政策を待つ人々からは呆れた声が上がっています。


これで政治家が一つになり逃げも隠れもせず覚悟を決めて復興を急ごうと


いうことになるならば茶番の果ての小さな救いも期待できるのだが










盛岡にて

乗り物が苦手な私にとって深夜バスでの移動は


想像以上に苦難の道のりでした。


東日本大震災復興支援「木の家プロジェクト」の一環として

www.be-fun.com/kinoie/


岩手に向かう車中での事


事前に飲んでいた酔い止め薬が裏目に出たのか


出発直後に食べた生肉にあたったのか


途中下車せざるをえない状況に立たされることとなりました。


最悪です。


深夜のサービスエリアに一人残されると本当に寂しいです。


ここがどこなのかさえ定かでない中


タクシーを呼び、ひとまず近くのホテルにチェックイン


早朝から新幹線で岩手を目指すことにしました。


朝起きて知ったのですが栃木県の佐野市と言うところにいたらしい




新幹線で盛岡に着いたのが11:13、深夜バスで向かっていた仲間と合流


今後の動きに協力を得られるよう地元の高吟製材所さんに向かうこととなりました。


盛岡から車で3時間、昨日のバス酔いが醒めるまもなく工場見学


ここでは地元の松を使った集成材を主に作っておられます。



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駅や体育館、工場など大断面の木造建築に多く採用されているようで


地元では相当数の実績を収められています。


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これは多目的に利用できるユニットハウス


工場で仕上げまで作り、トラックで搬入


10㎡以下であれば確認申請不要です。


離れの書斎として、物置として、秘密基地みたいでワクワクします。



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小学校のときに行った工場見学を思いだす


楽しいひと時でした。





夜は旅の疲れを癒すべく岩手の郷土料理を堪能


海の幸、山の幸、何を食べても本当においしかったです。




感激

現在お打合せを進めさせていただいている


お客様を通じてすばらしい出会いがありました。


日本にキリスト教を広めたフランシスコ・ザビエル神父の兄を


祖先にもつルイス・フォンテス神父様です。


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最初になりたかった職業が建築家だったらしく


日本に帰化されたお話や世界を旅されたお話など


とてもおもしろく


建物の打合せそっちのけで聞き入ってしまいました。


驚きだったのが日本に来てからザビエル神父の子孫だと知ったそうです。


運命なのか血筋なのか


共に導かれるように日本に惹かれるところがあったのでしょうね



歴史の教科書でおなじみのフランシスコ・ザビエル神父を想像していたので


どこか神秘的なイメージをしていたのですが


実際にお会いすると気さくなお人柄に


ちょっと想像がはずれました(笑)





鎌倉にて


鎌倉で進めていた物件が無事引渡しが終わりました。



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計画停電や部材が入ってこないなど色々問題がありましたが


お施主様の理解とお人柄にも助けられ何とか形にできました。



海まで歩いて数分という恵まれた環境はうらやましい限りです。


1階はシックにウォールナット色で落ち着いたインテリアに


2階は一転、オークの無垢フローリングで明るく癒しを感じる空間に


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2面性を持ったインテリアは自宅でデザインの仕事をされている


ご主人が仕事とプライベートのON、OFFを切り替えられるように



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壁一面の本棚は家族の集まるフリースペースに設置


コストを抑えるべくパインのフリー板を大工さんに加工してもらいました。



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洗面所のカウンターです


無垢に見えますがアイカのアンダーカウンターです。


水に濡れても大丈夫です



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外壁は左官仕上げでコテ模様をつけています


左官は職人さんによって大きく印象が変わるのですが


うまく仕上てもらえたと思います。




引渡しが終わりホッとした反面


現場打合せ時の楽しみであった昼食の生しらす丼を


食べる機会がなくなるなーと思うと複雑な心境です。


また鎌倉で仕事がしたいですね


ちょくちょく立ち寄らせてもらいます。






宮城にて

宮城県に震災の調査に行ってきました。


多賀城にマンションを持っているオーナーさんから


建物の状態を見て欲しいと依頼を受けたビーフンデザインの進藤君に


一緒に連れて行ってもらいました。


現在進めている仮設住宅プロジェクトの視察も兼ねて



現地で不動産屋さん、災害復興委員の方、被災者の方


の話を聞き、実際に被災地を見ると


テレビの情報と現地の生の言葉、状況との違いに戸惑いを覚えました。


メディアの情報は一義的でテレビ栄えする情報しか放送していない


現地の状況はもっとドロドロとしていて人間の欲や醜さが露呈している


そんな気がしました。


わたし達が考えていたユニット仮設住宅もどこか仮想の空論を展開しているに


過ぎないのではないか・・・・・


再度検討を要することになりそうです。




実際の被災地の様子です。



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多賀城周辺のアパートです。


未だに流れ着いた車が放置されています



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中は津波でめちゃくちゃ足の踏み場もありません



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外壁には津波の足跡がくっきり残っています。


このあたりは海辺から何キロも離れているのですが


この高さまで津波が押寄せていたのです。



実際に現地でこの状況に迫られた被災者のことを想像すると恐ろしい限りです。


一生いえることのない大きな恐怖として脳裏に焼き付けられるのでしょう


東京で水が無いだの、停電でになったらどうしようと騒いでいた自分が愚かに感じます。



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海辺に近い名取周辺は今もこんな感じです。


この場所に数ヶ月前には町があり人の営みがあったとは


誰も想像できないでしょう



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車の窓から見える景色がどこを見てもこのような絵が続く


この世に地獄と言うものが存在するのだとしたら


ここがまさにそういうところなのではないでしょうか





仙台駅近くに設置された災害復興委員会に立ち寄ったとき


送られている支援物資にコメントが記されていました。


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復興委員の方達もまた被災者です。


このような励ましの言葉に何度も救われたと話してくれました。


無力だと感じるような小さな言葉や行動が実は多くの人たちを


勇気付け、元気付ける原動力になっていることを実感しました。