レトロなアクセサリー作家20年のストーリー☆アンテイーク&ヴィンテージビーズ CARUTINA

レトロなアクセサリー作家20年のストーリー☆アンテイーク&ヴィンテージビーズ CARUTINA

20年以上の軌跡を辿るアクセサリー作家のちょっと長すぎる記録✨パリでの10年間の展示会経験、日々の制作の裏側、心ときめくモノたちについて綴りますアクセサリー好きな方、ハンドメイドに興味がある方、ぜひフォローしてくださいね♪お付き合い頂けるとうれしいです✨

 

皆さん❣️

 

パリで開催される展示会

 

「プルミエールクラス」

 

をご存知でしょうかはてなマーク

 

私はアクセサリーデザイナーとして、

10年連続で年2回出展していました。

 

今回は、当時2000年ごろの思い出を

少しずつ綴っていきたいと思いますニコニコ

 

当時、私の知る限り、

日本のアクセサリーメーカーの出展は

ほとんどありませんでした。

 

プルミエールクラスは、

まだ私たちにとって

 

「お勉強に行く場所」

 

という認識だったのです。

 

そんな中、アパレル時代からの

友人misaが

パリに住んでいたこともあり、

買い付けのアテンドを

お願いしていました。

 

ある日、misaに

プルミエールクラスの話をしたところ、

彼女はあっけらかんと

 

「見学しに行くぐらいなら、出ちゃいなよ!」

 

と言ったのです。

 

さすがmisa!(内心苦笑)

 

後先考えずにパリに行って、

実際どうにかなってしまう、

本当に怖いもの知らずなmisaです。

 

彼女はコミュニケーション能力も抜群で、

パリに住む友人たちの

ネットワークを駆使して、


なんとビックリマーク

オーディションの担当者にまで

辿り着いたのです。

 

当時はSNSなんてない時代!まさに

「人海戦術」でした。

 

写真だけはmisaに渡していたのですが、

 

「明日オーディションで

サンプルを見たい」

 

という連絡が入ったのです。

 

「えっ!明日?」と、

私は信じられない気持ちでした。

 

サンプルは東京にあるのに、

明日サンプルを見たいなんて、

 

ネットのない時代には

まず無理!!

 

と考えるのが常識です。

 

どんなに早い輸送手段を使ったとしても

間に合いません。

 

でも、misaは違いました。

 

「今日、東京から

パリに来る人を探して、

持ってきてもらう!」

 

と言うのですびっくり


さすがに迷惑だし

無理な話だと思い断ったのですが、

 

misaに「諦めるの早いよ」

と強く言われ、

 

半ば呆れながらも待つことにしました、、

 

すると数時間後、

misaから驚きの連絡がびっくり

 

「サンプルを届けてくれる人が見つかった!」

 

当時住んでいた同じ目黒区の住所に、

今日、飛行機でパリに向かう人が

サンプルを届けてくれる!

というのです。

 

本当に見つかったんだ!!

 

一時間以内に指定された住所のお宅へ

届けなければ間に合いません。

 

時間がないとはいえ、

何か手土産をと考えるものの、

途中に和菓子屋さんしか

思い当たりません。

 

「今からパリに行く人に

和菓子ってはてなマーク

 

と迷っているうちに焦ってしまい、

結局手ぶらでお宅に着いてしまいました。

 

インターフォンを鳴らすと、女性の声で

 

「今、シャワーを浴びていて時間がないので、

玄関に置いてくださいあせる

 

と言われました。

 

「すみません、

手ぶらで来てしまい、

お願いします」

 

としか言えませんでした。

 

お礼を丁寧に伝えたい

気持ちはあるものの、

シャワー中の人に長い言葉は

かえって申し訳ないと思い、


お言葉に、あまえて

失礼をしてしまいました。

 

そして、サンプルは無事に

パリに到着し、

翌日のオーディションに

misaが向かいました。

 

改めて、misaの存在が

どれだけ大きかったかわかりません。


CARUTINAにとって、パリ発信になった

まさにその瞬間でしたおねがい




オーディションに使用した

アクセサリーはワイヤー編みの

ロングやフルレングスなど


日本人初のスーパーモデル山口小夜子さん

元祖日本人スーパーモデル山口小夜子さん


東京コレクションでも
たくさん着用して頂きました

https://carutina.base.shop