みなさんこんにちは、寺田祐です。
さて、今回ご紹介する言葉は、(私が言うのもなんですが)迷信に惑わされないための言葉です。
「迷うが故に三界城、悟るが故に十万空。本来東西なし、いずれの処に南北あらん」
どういうことかいいますと、
1 自分が迷っている時はその迷いのために悩み(三界)が生まれて苦しむわけですが、
2 悟ればそれは何のことはないことばかり。
3 悟れば暗闇なんてどこにもなく見渡す限りの青空ばかりだよ。
4 じゃあ、(迷っている時は)どうしたらいいの?
5 それはとても簡単なこと。もともと、東西南北なんてどこにもない(なぜなら自分がすべての中心であり、また世界から見た自分の立ち位置でしかない)のだから。
6 だから、(今の自分が悩み苦しんでいるのはここいるからダメで)東(または西、南北)に行けばいい(=開運できる)なんてことはないんだよ。
ということです。
あ、別に方位取りとか方違えとかだダメだとかではないですよ(汗)
でもね。
この、「本来東西なし、いずれの処に南北あらん」という言葉、とてもいいと思いませんか?
あっけらかんとしていて、じめじめぎすぎすした思いがないんです。
幸運の女神は一瞬で過ぎ去ってしまうっていいますけれど、でも、別にその時につかまえられなくても、ひょっとすると、地球を一周して、あなたの背中に抱きつくかもしれませんよ。
じゃあ、いいじゃないですか、それで。
そう考えると、ふっと軽くなりませんか。
すべての人に効く言葉ではないかもしれませんが、「目の前が悲しみで真っ暗だ」という人にそっと手を握りながら伝えたい言葉です。
あなたにもカードの幸運を