かの僧侶様はまた話されていました。
「彼岸の方たちは、お盆が待ち遠しいと思っている。
なぜならおもてなしを受けるからです」と。
お盆における「おもてなし」。
それは、お盆の言葉のもとにもなった、お盆に盛られた野菜や
お菓子のことであるのは想像に難くないと思います。
しかし彼岸の方たちは食べ物など食べない。
ということは、おもてなしされた供え物を見て「あれは美味しかったなあ」と
懐かしんでいるのかもしれませんし、それが彼岸の方の一つの楽しみなのかもしれません。
ですから、一度お供えしたものでも、そのおすそ分けはいただいて良いと私は思っています。
上記は一例ですが、平和な彼岸の世界に行った人にとって、人間の世界にいた時の、
決して平和ばかりとはいえない思い出も、魂の支えになっているのかもしれません。
「お盆」になるとそんなことを考えさせられます。
8月にはまた新盆がやって来ます。


