久しぶりになってしまいましたが、第2回目!
オーガニックについて簡単に学ぼう、ということで
書かせていただきます
今回は
「有害化学物質について」
です。
皆さんはまず、「有害化学物質」というと
何を思い浮かべますか?
化学工場でしか使われないような
取り扱ったり、保存するのに専門の人がいないといけないような
そんなイメージあるかもしれません。
しかし今、私達の生活は
「有害化学物質」だらけです。
とても身近なところに存在しています。
化学物質の中には、とても役に立っているものもあります。
全部が「有害」というわけではありません。
しかし中には、人体へ重大な悪影響を及ぼす物質があります。
それらを「有害化学物質」といいます。
特徴としては、以下の4点が挙げられます。
1、水や自然環境の中で分解されにくい
2、大気の循環や海洋にのって遠くまで移動する
3、脂溶性があり生物の体内に蓄積されやすい
4、健康や環境に重大な影響を与える
この有害化学物質の中でも、特に危険な
12の化学物質があります。
この12の物質は全て、
製造・販売・流通が一切禁止されています。
12のうち
9つは、農薬です。
1970年ごろまで、畑にまかれていました。
ひとつ例にとると、 「DDT」 という物質。
これは殺虫剤です。
イネや野菜につく虫を殺す、農薬です。
そしてこの「DDT」
水田や、畑に残留します。
残留期間は、なんと約25~50年です。
今はもちろん使われていませんが、古い土地を新たに耕すと
「DDT」が検出されるといいます。
使用禁止されたあとでも、シロアリ駆除剤として使われていたケースもあります。
ちなみに放射能の残留期間は、25万年といわれています。
比べ物になりませんね。
昔は畑に向かって、ヘリコプターで空中散布されていました。
風向きによって大量の農薬が、広範囲に飛散し
鳥や魚の大量死、人間への急性中毒などが起こります。
(ヘリコプターから散布していた人が、真っ先に中毒になるのですが)
教科書にもなるほど、有名になってしまったのが
「有機水銀」による人体への汚染。
「水俣病」です。
これは農薬ではありませんが、工場から垂れ流しにされた
「有機水銀」という物質が
人体にとてつもない悪影響を及ぼしました。
そして一番怖いのが
「胎児性水俣病」 「先天性水俣病」ともいいます。
妊娠中の女性が、有機水銀を多く残留する魚を食べることで
胎盤を通して、胎児の時に「有機水銀中毒」になり
生まれながらに「水俣病」になってしまう病気です。
しかし、母親になった女性は水俣病にはならず、産まれてきた赤ちゃんだけが
その影響を受けるのです。
この例があるように、母親の摂取したものは
ほどんど全て、胎児に影響があると言っても
過言ではないと思います。
これは今の若い人には、あまり知られていないかもしれませんが
当時問題となったのが、1961年に起こった魚の大量死です。
原因は「PCP」と呼ばれる「除草剤」です。
除草剤は、畑に雑草などが生えてこないように使う農薬です。
それが畑にしみわたり、水脈まで届き
やがて海に広がって、魚が中毒死を起こしたのです。
しかもこの農薬は、不純物として「ダイオキシン」も含みます。
実は今でも、その影響がでています。
2005年に厚生労働省から
「妊婦への注意事項」として、魚介類の摂取に指針が出されています。
「PCP」や先ほど書いた「DDT」も
とても安定した物質であり、なかなか自然のなかで分解されません。
ですので、まだその成分が残っていても、全く不思議ではありません。
全部、魚が悪いといってるわけではないです。
「過剰摂取はせず、適度にしましょう」
という指針です。
ここに書いた有害化学物質や、病気のことは
実際いままで使用されたもの、実際起きた症例のほんの一部です。
作り話はありません。
胎児に影響ある、ないも
「この物質を摂取したから!」って完全に言い切れません。
ですが、私は胎児に必ず影響ある事の、「1つの原因」であることは
確実に言い切れます。
オーガニック・有機というものは
「本来の土の持つ力、微生物や小動物の力を借り、環境に負担をかけずに行う
環境保全型農業」のことです。
上記に示した、化学物質などに頼らないで作物を作るということです。
この知識を生かして日々の食卓を、『選択』するのは
これを読んでくださってるあなた自身です。
ぜひこれを機に、少し考えてみてください。
今まで食べてきたものの「成分」や「栽培の仕方」を。
「無関心」が、これからの時代一番いけないことだと思います。
では長くなったので、このへんで
次回は、今回長すぎて書けなかった
「環境ホルモン」について
書きたいと思います。
Kelly