セレクションセールも終了しました。キャロットはシトラスノカゼ(タニノギムレット)を購入したようです。セレクトセールではオーベルゲイド(アグネスタキオン;4600万汗)、ブーケドレーヌ(アドマイヤコジーン)を購入しています。この3頭を加えたラインナップになるんでしょうね。




68.ミレニアムポップの07
(父タニノギムレット、母父シンボリルドルフ)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 32.5点

 ①父(15点):10点 (EI:1.0超えを評価しました。)

 ②母父(15点):7.5点 (サンプル数が少ないので平均点。)

 ③牝系(15点):10点 19号族のcブランチに属します。

              米国からの輸入馬だと思っていたら、仏からの輸入ですね。

 ④母年齢(5点):5点 (9歳時の5番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(15点)

HyperionNasrullah、Prince Roseのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(17点) 

クロス面より:5点 目立ったクロスはないのですが、スタミナの基礎クロスはしっかりしています。

                               

Nearco濃度より:7点 Nearco濃度はギムレット産駒にしては低めです。

             Hasty Roadのクロスより、若干マッチェムの確変効果が期待できます。

             ヘロドの異血要素の方が満載の母なのですが、父が呼応しません。

             ただ産駒全体の異血率は高い産駒です。



配合の強調材料:5点  ギムレット産駒は父ブライアンズタイムのように、

              芝でサクサク切れるタイプではないので、どこまでスピードが出るかでしょう。              




合計点 64.5点


 

 

 見慣れないクロスが本馬にはあります。Hasty Roadの方は5代内が完全アウトブリード、なおかつそれぞれの要素もクロスすると影響が出やすいものではないので、心配要りません。Sea-Birdの方は、Sickle(Mr.Prospectorの祖先)のクロスや、セントサイモン系のRabelaisのクロスが見当たりますが、むしろ歓迎材料です。両クロスとも位置的にそれほど重要な位置にはないので、プラスアルファの効果も期待できません。


 現状ではタニノギムレット産駒の上級条件にいるのはほとんどが芝を走っています。スピード不足でダートに適性を向ける馬も多いんですが、馬体重が伴わなくて、苦戦を強いられているようです。やはりスピード不足でダートに挑戦するなら470㎏程度の体重が無いと厳しいと思います。一度競馬新聞で、ダート1000万下に出走してきて人気しているような馬の馬体重を意識的に見てみて下さい。


 今日は元気があるので、もう一頭行っておきます。


 それはそうと、発言の機会を逃していたのですが、皆さんのPO指名馬にはキングヘイロー産駒は含まれているでしょうか?おそらくローレルゲレイロの活躍を受けての事だと思うのですが、07年生の種付け頭数は前年の倍以上になっています。結構キングヘイローって優秀な種牡馬なんですよ。だったらもちろんサイアーランキングもあげて来る・・・という考えです。08年産駒も多いですね。


 キャロットの募集予定馬の一覧が届きましたが、「血統的にどうしても欲しい!」というのが見当たりません。よって僕の今年の出資第一候補は、ローレルクラブのキングヘイロー産駒になっています。これまた好配合なんですよ。社台系の去年、今年の配合は面白そうなのがいないかなぁ・・・と諦めかけています。



67.ヘイアンリリーの07
(父ジャングルポケット、母父シンボリルドルフ)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 25点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用、EIが1.63です。)

 ②母父(15点):5点 

 ③牝系(15点):5点 1号族のwブランチに属します。

             兄にブルーイレブンがいるのですが、この点数。後で述べます。

 ④母年齢(5点):0点 (17歳時の11番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(15点)

HyperionNasrullah、Son-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(17点) 

クロス面より:5点 目立ったクロスはないのですが、スタミナの基礎クロスはしっかりしています。

                               

Nearco濃度より:7点 Nearco濃度はジャンポケ産駒にしては無類の低さです。



配合の強調材料:5点  配合の妙は感じません。Nasrullahのクロスがあるので、

              どこまで競馬に行ってのスピードが出せるかが課題です。              




合計点 57点


 

 

 Nasrullahのクロスがあるので事足りると思うのですが、スピード面に若干の不安があります。ダートの中距離路線と言ったイメージがあります。卓越したスピードは無いものの、そのスピードの持続を裏付ける要素が十分にあります。


 牝系の得点を5点としたのには訳があります。母父のシンボリルドルフは異血ヘロドの系統です。1頭だけ突出した成績を残したブルーイレヴンがいますが、完全に確変馬ですね。父サッカーボーイの祖母Sanctusの母がヘロド系の血を持ちます。言い換えれば、この系統で活躍馬を出すには、父系にヘロド系の血を持つ種牡馬が必要なんです。キングカメハメハステイゴールドなんか面白いと思うのですが・・・。


 ブルーイレヴンと同じ理屈を持つのがドリームジャーニー。テイゴールドの母・ダイナサッシュの祖母の母が異血ヘロドの血を引くSanctus。母父が異血ヘロド系のメジロマックイーン


 要するにシンボリルドルフ等、異血のサイアーラインを持つ繁殖牝馬は、それに呼応する異血の血を引く種牡馬と交配した時に、確率変動が起こるのです。一番心配しているのはそこです。異血が主体の母なのに、呼応する異血を持たない父。母方のスピード能力に疑問を持たざるを得ないんです。よって、ダート向きだという判断をしました。




 何故かネットが荒れるこの時期。某キャロットのコミュニティーでも炎上していましたね。10月の締め切りまで、各所で続くと思います。でも不思議なのが、必ずこんな風に炎上するのが「キャロットだけ」なんですね。一口馬主であることに対する各自のスタンスが広いレンジに渡っているんでしょうね。感情論から、利益追求主義まで。みんなで楽しくできればいいですねぇ。

 ジャンポケ産駒2頭目も好印象。最近血統表を見ていて、祖母父にノーザンテーストかトウショウボーイが来ると、無条件に反応してしまいます。広田牧場の生産馬なんですね。



66.ビューティテイストの07
(父ジャングルポケット、母父ダンスインザダーク)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 30点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用、EIが1.63です。)

 ②母父(15点):5点 

 ③牝系(15点):5点 1号族のbブランチに属します。

             祖母配下が広い割りに3勝以上馬が少なすぎるのでこの点数にします。

 ④母年齢(5点):5点 (9歳時の4番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(10点)

HyperionPrince Roseのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(17点) 

クロス面より:8点 Xライン上に存在するLady AngelaAlmahmoudのクロスが印象的です。

           Hyperion、などのスタミナの元になる基礎クロスがしっかりしています。

                               

Nearco濃度より:3点 Nearco濃度はかなり高め。確変要素はありません。



配合の強調材料:6点  なかなか興味深い配合です。

              中距離(1800~2000m)まで適距離の範囲が広そうです。

              




合計点 57点


 

 

 適性は芝・ダ兼用の中距離だと思います。近親を見ても、勝利数こそ少ないものの、色んな距離を試されているようです。成長分を見越して、450㎏を大きく超えてくるようであれば、ダートでも十分に通用すると思います。Xライン上のHyperionLady AngelaAlmahmoudのクロスは近年の重賞好走馬とよく似た血統構成です。ただ、母方にNasrullahを持たないため、父のスピードが発揮できるかが課題です。


 その意味で中距離に適性が振れるんじゃないかな・・・と思っています。Nasrullahのクロスが母・父との間にないという意味では、ジャガーメイルの牝馬版みたいな想像をしています。たしかジャガーメイルも、母父サンデー、祖母父ノーザンテーストと似た構成ではあるんですよね。この馬は点数以上の評価で良いと思います。

 こんばんは。お久しぶりです。


 ちょっと面倒くさいモードに入っていたのですが、08年産の募集ラインナップが届きました。早く07年産を終わらせてしまわねばなりません。採点を始めて半年ちょっとになるのですが、この採点方式にもいろんな疑問を感じることも出てきました。大雑把な採点に気付いて、もう少し微細な変化をつけたいとも考えています。


 ただ・・・。08年産。再び全馬斬りしようかどうか迷っています。デビュー初年~1,2年の種牡馬が中心で、お母さんも新しい面子、母父も。色んな評価項目で平均点をつけなければなりません。07産以上に正確な評価ができるか悩んでいます。


 とかなんとか言いつつ、まずは07年産を片付けちゃいます!ジャンポケ産駒にしては面白い配合です。



65.アフタービートの07  ←いきなり間違っていました。
(父ジャングルポケット、母父クリエイター)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 40点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用、EIが1.63です。)

 ②母父(15点):5点 

 ③牝系(15点):15点 4号族のcブランチに属します。

             叔母にバプティスタ、従兄弟にイースター、スズジュピターがいます。

 ④母年齢(5点):5点 (13歳時の7番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(15点)

NasrullahHyperionPrince Roseのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(19点) 

クロス面より:8点 Xライン上に存在するLady Angelaのクロスが印象的です。

           HyperionNasrullahなどの基礎クロスがしっかりしています。

                               

Nearco濃度より:4点 Nearco濃度はやや高め。確変要素はありません。



配合の強調材料:7点  非常に興味深い配合です。

              ジャンポケ産駒で母父にNasrullah系が来て好結果を残していませんが、

              母父父父のNever Bendを除けば、その他は配合の魅力が満載です。

              Xライン上のクロスを見れば中距離の芝に適性を持つ産駒も多いのですが、

              同時にやや一本調子な傾向に陥りがちな要素も持ち合わせます。




合計点 74点


 

 

 適性は芝の中距離だと思います。ただ器用さに欠ける分、上級条件に行くには違う距離、特殊な競馬が必要かもしれません。イメージが被るのがスマイルトゥモローです。短距離戦で新馬戦を突破し、極端な追い込みでオークスを制し、極端な逃げで府中牝馬Sで入着しました。ただ、極端な追い込みが通用するレースはなかなかないので、手の内に入れれる騎手が出てくるかどうかがカギでしょう。あくまで気性面の問題ではありません。脚質の問題です。


 折りしも来週藤岡騎手でデビューするようですね。ポテンシャルは秘めていると思うので、どこまでそれを発揮できるか楽しみな一頭です。

63.プリティジョディーの07
(父クロフネ、母父ダンスインザダーク)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 30点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用)

 ②母父(15点):5点 

 ③牝系(15点):5点 12号族のcブランチに属します。祖母が米からの輸入馬です。

             祖母以下に目立った活躍馬はいませんが、

             グラスワンダーの近親に当たります。

 ④母年齢(5点):5点 (6歳時の2番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(20点)

NasrullahHyperionPrince RoseSon-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(16点) 

クロス面より:5点 内国産ではあまり見ないVice Regentのクロスが印象的です。

                               

Nearco濃度より:6点 Nearco濃度は平均からやや低め。確変要素はありません。



配合の強調材料:5点  父と祖母がバリバリのアメリカン血統。

               ダンスインザダークを母父にはさみ、どんな産駒になるでしょうか?




合計点 66点


 

 

 Vice Regentのクロスが示すように、父と祖母はバリバリのアメリカスピード血統です。スピード因子が強調されている分、短距離に適性を示すと思います。また兄が芝をこなしているのですが、本馬の場合ダートを主戦場にするかもしれません。ただ5/15付けのレポートで487㎏あるとのこと。ダートの短距離戦にも十分対応できる牝馬です(牝馬の馬格がない産駒はダートの短距離では厳しいんですよね。。)。


 器用にレースをこなすというよりは、スピードと馬力にモノを言わせて勝ち上がっていくタイプだと思います。

62.アドマイヤサンデーの07
(父クロフネ、母父サンデーサイレンス)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 50点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用)

 ②母父(15点):15点 

 ③牝系(15点):15点 7号族のfブランチに属します。

            祖母が米からの輸入馬です。兄姉にG1・重賞ウイナーがいますので高得点。

 ④母年齢(5点):5点 (12歳時の7番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(15点)

NasrullahHyperionSon-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(17点) 

クロス面より:7点 日本の高速馬場に対応するHail to Reasonのクロスを持ちます。

           Nasrullahクロスは兄・姉のジャングルポケット産駒と同等です。

           それなりのスピードは期待できそうです。

                               

Nearco濃度より:5点 Nearco濃度は平均程度です。



配合の強調材料:5点  クロフネ産駒にしてはマズマズの配合です。

            




合計点 82点


 

 

 やはり姉がG1を制しているわけですから、それとの配合の比較が必要になってきます。やはりフサイチホウオー、トールポピーの最大の特徴はNasrullah系の「Grey Sovereign」のクロスを持つことです。トニービンがその系統の産駒なので、Nasrullahの中でも異色と言えばイメージがつくでしょうか?それとジャングルポケットが持つマッチェムの要素と、母母父El Gran Senorが持つマッチェムの要素がラインクロスを形成する点です。


 翻って本産駒ですが、上述の2点は持ちません。Grey Svereignのクロスは持ちませんが、その父Nasrullahのクロスは豊富に持っています。ただ、異血マッチェム系のラインクロスは持ちません。その代わりクロフネのスピードを活かすであろうHail to Reasonのクロスを持ちます。兄姉よりはインパクトでは劣りますが、パーツパーツでは引けを取らないという面があると思います。


 得点について、この母から最大の期待を発揮すれば、この点数になります。ただ、兄姉とは根本的な特長が違うので、手放しにこの得点を受け取るのは危険だと思います。ただ、もう入厩して、ゲート試験にも合格したそうですね。相手関係が楽な内に勝ち鞍を重ねれれば良いですね。




【告知】


 身内でやっているPOG大会に若干の空き人数があります。いっしょに2歳戦について盛り上がって話し合える方を募集したいと思っています。参加希望の方は下記アドレスにアクセスして、参加宣言をして下さい。2歳戦を楽しみましょう!!


http://www2.ezbbs.net/07/darley/

3月以来、長らくお待たせいたしました。


 3月の中旬に引越しをしたのですが、それに向けて多忙だった上、引越し先で2ヶ月間もネット環境が整わないという不遇にも見舞われていました。ゴールが見えてきているので、何とか今月中に全馬片付けてしまいたいと思っています。引き続き宜しくお願いします。


DA

61.ビスクドールの07
(父クロフネ、母父ダッシングブレイド)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 42.5点

 ①父(15点):15点 (昨年度ランキングを採用)

 ②母父(15点):7.5点 (サンプル数が少なすぎるので平均点。)

 ③牝系(15点):15点 1号族のfブランチに属します。

              母はドイツからの繁殖輸入で、独特な血統構成をしています。

              極近親に日本の繁殖牝馬がおらず、未知数ですね。

 ④母年齢(5点):5点 (9歳時の4番仔です。。)
              
              
Ⅱ 基礎クロス点(20点)

NasrullahPeince RoseHyperionSon-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(19点) 

クロス面より:7点 日本の高速馬場に対応するHail to Reasonのクロスを持ちます。

           Princeroseに見られるように、スピードクロス満載です。

           母がGulf StreamHelioplisを持っているのも好感です。

                      

Nearco濃度より:7点 Nearco濃度はやや低め。マッチェム系異血のラインクロスを持ちます。

             多少の確変効果が期待できます。

配合の強調材料:5点  クロフネ産駒にしてはマズマズの配合です。

            




合計点 81.5点


 

 

 ビスクドールの今までの産駒の中ではベストの配合だと思います。スピード色h色濃く出ていますが、確変効果が期待できるので、Prince Roseのクロスがないのは気がかりですが、牝系のスピード色を出してくれれば更なる飛躍が期待できるでしょう。父譲りの大型馬ですし、ベストは広いコースの短距離ですが、確変効果が出てくれば中距離ぐらいまでは地欧できると覆います。

59.キョウエイマーチの07
(父ネオユニヴァース、母父ダンシングブレーヴ)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 37.5点

 ①父(15点):7.5点 (2年目供用種牡馬につき平均点)

 ②母父(15点):10点 (平均EI.1.40を採用)

 ③牝系(15点):15点 7号族のdブランチに属します。

              この分枝は比較的優秀馬を輩出しないのですが、本母は別格です。

 ④母年齢(5点):5点 (13歳時の4番仔です。05,06,04年産駒は不受胎です。)


Ⅱ 基礎クロス点(20点)

NasrullahPeince RoseHyperionSon-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(21点) 

クロス面より:7点 日本の高速馬場に対応するTurn-toのクロスを持ちます。

                      

Nearco濃度より:7点 Nearco濃度はやや平均程度。マッチェム系、ヘロド系の異血のラインクロス 

             を持ちます。多少の確変効果が期待できます。

             3代母、4代母にマッチェム系の血が注ぎ込み、牝系の活性効果が期待できます。


配合の強調材料:7点  多彩なニックスが複数見られ、兄弟の中では一番妙味を感じます・

            




合計点 78.5点


 

 

 どうもこの牝系はキョウエイマーチ以外が冴えないのですが、本馬の配合には注目しています。古くから日本にいる本牝系は父によっては大爆発する可能性が見えてきます。少々高めですが、大化けの期待がある産駒だと思いいます。スピードが勝った配合ですが、確変効果で距離延長尾m可能だと思います。

 こんばんは。今日はロブロインインさんのリクエストにお応えします。あくまで出走前の種牡馬なので、参考程度にとどめておいて下さい。


64.トキオジュリアの07
(父ゼンノロブロイ、母父クラフティプロスペクター)



Ⅰ 基礎点数(父・母父・牝系) 37.5点

 ①父(15点):7.5点(共用初年度につき平均点) 

 ②母父(15点):15点(平均EI1.66を採用します。) 

 ③牝系(15点):10点 3号族のlブランチに属します。

             クラシック馬を良く出す系統ですが、

             祖母が米国産で、日本にいる在来牝系とは分岐しています。

 ④母年齢(5点):5点 (母が12歳時の5番仔です。04年産は流産です。)


Ⅱ 基礎クロス点(15点)

NasrullahHyperionSon-in-Lowのクロスを持ちます。


Ⅲ 配合点(17点) 

クロス面より:5点 特筆すべきクロスはないのですが、

           サポート血のスタミナクロスは後代にしっかりあります。

                      

Nearco濃度より:7点 Nearco濃度は低め、確変効果はありません。


配合の強調材料:5点  米国血同士の配合です。相性は良いでしょう。

            




合計点 69.5点


 

 

 本馬の最大の特徴はMr.Prospectorのクロス。3×4で18.75%の奇跡の血量です(なんて言うつもりはありませんが・・・)。僕はクロスを教えてくれたp師から「クロスの濃さ」を教えてもらいました。例えばRobertoの5代血統表を見て下さい。激しいインブリードのオンパレードです。しかしMr.Prospectorの5代血統表にはTeddyの4×5しかありません。つまり、もし同じポジションにクロスがあると仮定して、RobertoMr.Prospectorのどちらが「インブリード加減」が強いのかというと前者になります。Mr.Prospector自体がアウトブリード色が強いので、自身がインブリードしてもそれほど近親度が増さないという考え方です。だからMr.Prospectorのクロス自体はスピードを増す効果以外の「悪さ」はしないと考えています。


 上記クロス以外にもNasrullahのクロスが多く、重要なポジションに見られます。5代母以前のボトムラインは同族の在来牝系並の良血が揃っています。その前代にNasrullah色をより多く含んだのが本馬の牝系の特徴でしょう。


 米国×米国の父に、同様の母。まさに米国型の配合だと思います。スタミナのクロスも欧州色というより、米国色の強いBull Dog=Sir Gallahdの方がより効いてきそうです。ただスピード色の強いクロスが全面に出ているので、ややスピードが勝ったタイプになるかもしれません。芝・ダは問わないマイル以下のスプリンターを思い描いています。もうちょっと馬格が伴っていたら・・・というのが正直な感想です。最近のスプリント戦は大型馬が強いですから。