こんばんは、キャリアンです。
今夜は寒いですね!
皆さんお風邪など召しませんよう、充分にご自愛ください。
さて、表題の件、今日もつらつらと考えておりました。
人は、社会に出て就職すると、
一日の大半を職場及び業務に費やします。
家族や友人、恋人、趣味など、それらとどんなにすばらしい関係を築いていたとしても、
職場で充実した時間を過ごせなければ一日の大半が苦痛になります。
職場で充実した時間を過ごすにはどうしたらいいのでしょうか?
この疑問に対する答えに、とある心理学の理論が浮かびました。
それはマズローの5段階欲求説とハーズバーグの動機づけ衛生理論です。
<マズローの5段階欲求説>
アメリカの心理学者マズローは、
人間の欲求には5段階あり、一番本能に近い低級から高級へ向かって1段づつ積み重ねていく、
と仮定しました。
1.生理的欲求(寝たい、食べたい)
2.安全・安心欲求(安心したい、守られたい)
3.社会的・親和欲求(人と仲良くしたい、グループに所属したい)
4.自己自尊欲求(自分を褒めてほしい、認めてほしい)
5.自己実現欲求(自分の想いや能力を実際に実現したい、やりとげたい)
*近年の先進国では5段階が全て満たされやすくなっており、
1段回づつ重ねるのではなく同時進行であると考えられている
<ハーズバーグの動機づけ衛生理論>
アメリカの心理学者ハーズバーグは、
人間のやる気を起こす原因として、動機づけ要因と衛生要因があると仮定しました。
・動機づけ要因
満たされなくても不満を持たないが、満たされるとそのためにやる気が起き、長期間満足する
例→目標を達成したときの達成感、人から認められることなど
・衛生要因
満たされないと不満を持ち、満たされても短期間しかやる気が続かない
例→昇給、休暇など
マズローの5段階欲求説とハーズバーグの動機づけ衛生理論は、
切っても切り離せない関係にあります。
特に、重要なのは、
ハーズバーグの衛生要因がマズローの低級欲求に、
動機づけ要因が高級欲求につながっているということです。
人間は一昔前まで、非常に危険な状態で生活をしていました。
農業を始め、工業が発展するまで、
人は自然災害によって、いつ飢えるかわからない状態でした。
また、医学が発達するまでは、
ちょっとの怪我や病気が命取りとなりました。
そして、国内外様々な理由で戦争をし、
健康な者同士、そうでない者同士でも殺し合いをしていました。
しかし、現在の先進国では、
農業、工業、医学が発達し、戦争のない世界で、
平和な日々を過ごすことができます。
その中で、人は様々な欲求を満たし、幸せになろうとしています。
ただ。
今の日本ではどうでしょうか?
阪神大震災、そして一昨年の震災で、
私たち日本人の価値観ががらりと変わりました。
安全で当たり前だった生活が一変しました。
私は、一昨年の震災で、
私たち日本人のマズローの低級欲求がより強くなり、
ハーズバーグの衛生要因を重要視する傾向がぐっと高まったように思います。
それは立場に関係なく。従業員であっても、経営者であってもです。
まずは、とにかく生き残ること。
それから、安心できる過ごしやすい所で寝起きし、安全なものを食べる。
嫌な出来事や災害から脅かされず、信頼できる人に囲まれて、穏やかに過ごすこと。
ここに何よりも重点を置いているように思います。
不況になればなるほど、企業がブラック化していくのは、
「自分を守るため」なのかもしれません。
(ただ、がん細胞のように、従業員という自分自身を攻撃してしまい、
やがて自滅してしまうのですが)
私は、職場で、
少なくともマズローの低級欲求が満たされなければ、
永遠に充実した時間を過ごすことはできないと思います。
つまり、人やもの事に脅かされず、信頼できる人に囲まれて、
安心できる過ごしやすい環境で生き残れること、です。
これは、ブラック企業では無理です。
皆さんにとって、充実した時間をすごす条件を考えてみてください。
室内が良いのか、外の方がいいのか。
大人数がいいのか、少人数の方がいいのか。
人と話したいのか、それとも一人でこつこつと行いたいのか。
体を動かしたいのか、それともずっと考えていたいのか。
服装や身なり、言葉づかい、周りのにおいや色なども重要です。
周りが、ではなく、「自分が」その中でどんな風にふるまうと穏やかでいられるのか、です。
「自分にあった適職は?」「自分の歩みたい人生って?」と考えるより、
その方がずっと具体的であるように思います。
それがあたかも現実かのように想い描けてはじめて、
本当の就職活動、転職活動ができるように思います。