こんばんは、キャリアンです。


今回はブラック企業の逃れ方2です。


一生懸命就職活動・転職活動した会社がブラックだったらどうするか?


基本は、以前書いた通り、すぐ辞めることです。

その会社にいても、気力体力を奪われ、

ぼろぼろになった上、気づいたら転職出来ない年齢になってしまいます。


では、うっかり3か月超えてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか?


まず、しなくてはならないのは、

資格を取ることではなく、英語が話せるようになることでもなく、

(転職というと、そっちに目が行きがちですが)

その会社でどんな手を使ってでもいいので、役職を得ることです。


役職とは、課長職、出来れば部長職です。

部下は1人でも、いなくてもかまいません。

給料が追いつかなくても、名ばかり管理職でもいいのです。


ここで重要なのは、

「管理職であった」ということです。


例えば、同じ35歳でも、

大企業でヒラだった人と、中小企業で部長だった人では、

転職活動時の「ヒューマンスキル」の評価は違います。


管理職だということは、

「会社が責任を持って何かを任せられる人」

と太鼓判を押されたようなもの。


簿記検定1級持っている人より、経理課長だった人の方が評価されるのです。

(ちなみに、30代でコンサルタントファームでコンサルタントとして採用されるのは、

 士業をもち、課長職以上だった人です)


そのためには、なにがなんでも管理職になることです。

ワンマン社長で、おだてて気に入られれば役職が手に入るなら、

すぐにでも手に入れましょう。


それが難しい場合は、どうするか?というと……、


その会社で新しいチームや事業ができるのであれば、

すすんで手を挙げ、なんらかの役職をもらいましょう。

そんなことが起きない場合は、

自分から提案をしてチームを起こすことです。


そして、数年我慢し経歴を重ねたら、

今いる会社と同じ業界・同じ業種の、規模の大きな会社を狙います。

転職理由で「自分の力をもっと大きな企業で試したい」と、

きれいごとがまかり通るからです。


経歴はマイナスできません。

プラスすることしかできません。


であれば、

自分の経歴を自分で作る必要があります。

ブラック企業にいるならなおさら、

自分の欲しい経歴を早く作って、ホワイト企業へ旅立ちましょう!

連投のキャリアンです。


今日は仕事の選び方についてです。


詳しいキャリアカウンセリングの方法は置いといて、

今回は、

「自分の適職なんかわからない、けど、食べていくのに困らない仕事をしたい!」

という方に、「これだとまあ職に困らない」という選び方をご紹介します。


こんな不況でも、引く手あまたの業界があります。

それは何だと思いますか?



正解は、

・医師

・看護師

・保育士


……専門性の高い師・士業って、職に困らないんです。

医師はもちろん超難関ですが、

看護師や保育士の合格率は結構高く、

求人もとても多い。

いくつになっても食べていくに困らない、お勧め資格のひとつです。


私の知り合いは、60歳を超えてから、

保育士として正社員採用されました。


「そんな専門性が高いの、無理だよ!」


とおっしゃる方は、

「続けていくと、専門職で独立できる士・師業」を選びましょう!

例えば、事務職でいえば、

総務や営業事務より、人事や経理や法務、貿易。


人事は社会保険労務士、経理は税理士・会計士、

法務は弁理士や宅建、貿易は通関士など、

国家資格と仕事が結びついています。


専門性の高い仕事は、どこへ行っても力となり、

会社が倒産したり、ブラックで転職を考えたときに武器となります。

転職する場合、3~5年以上経験があるとプラスです。

*国家資格とまでは行かなくても、検定試験で資格を持つだけでも充分です。


最初から、「どうしてもこの仕事につきたい!」という決め打ちで職を探すのは、

とても難しいように思います。


世の中に、星の数ほどある仕事の中から、

なにが自分に向いているかなんて誰にもわかりません。


特に世の中がハイスピードで変わっていき、

自分自身の価値観もめまぐるしく変わっていきます。


そんな中で、仕事を探すのであれば、

自分の生活の中で何が譲れないか、

それを守るために出来る仕事はなにか、

その中で、専門性の高いものはなにか。


こんな感じで探してみるもの良いように思います。

こんばんは、キャリアンです。


今日はブラック企業の逃れ方~20代編~です。


一生懸命就職活動をして、やっと入った会社がブラック企業だった……。


これって、実は、結構ありがちな話です。


どんなに古くからある会社、名の知れた会社だったとしても、

会社は、入ってみるまで、本当の姿がわかりません。


入ってみてからブラックだとわかった場合、

どうしたらいいのでしょうか?


1.3か月以内に辞める

新卒でも中途でも、大抵の場合試用期間があります。

使用期間は大体3~6か月。

ここを3か月以内に辞めます。


どんなに引きとめられても、おどされても、

3か月以内に辞めます。


これには理由があります。

実は、履歴書には学歴・職歴を書く欄がありますが、

3か月以上会社に勤めた場合は職歴として絶対に書かなくてはならないのです。

でないと、経歴詐称となってしまいます。


では3か月以内なら書かなくていいのか、というと、

基本的には書いた方がいいです。

(ハローワークなどでは書かなくていい、と指導されることもあるようです)


若い時の短期離職は1度くらいなら問題視されませんし、

雇用保険、年金手帳を見れば経歴が判明してしまうからです。


なぜ問題視されないか、というと……、


入社して3年以内に、

高卒7割、短大卒・専門卒5割、大卒3割の新卒が退職してしまうという統計があるからです。

(これを七五三、なんて言い方をしています)


人事もそれを承知しているので、一度くらいならあまり問題視されないのです。


「じゃあ、3年以内ならいいんでしょ?」と言われそうですが、

3か月以内の方が良いです。


なぜ3か月以内に、なのかというと……。


試用期間中はお互いにお試し期間。

いわば仮契約の状態です。

そこで合わないと思ったのなら、仕方のないこと。

仕事もそれほど本格的なものは振られません。


ただし、試用期間を経て、本採用になってしまったら別です。

お互い合意の上で雇用契約を結び直すことになるのです。

仕事もそれなりに、本格的なものへと移行していきます。


ブラックだと知っているのに、そこでキャリアを重ねる意味、ありますか?




実は、キャリアを論じる上で、大切な原則があります。


それは、

「キャリアは足し算のみ。引き算は出来ない」

ということです。


何年か経って、

「あー、あの会社にいたこと、消したいな」

と思っても、経歴を消すことは出来ないのです。

履歴書に書かなければ詐称となってしまいます。


この部分をわかっているようで、

意外とわかっていない方が多いです。


ブラック企業だとわかったら、すぐ辞める。

20代でしかできない「逃げるが勝ち作戦」です。

こんばんは、キャリアンです。

今夜は寒いですね!

皆さんお風邪など召しませんよう、充分にご自愛ください。


さて、表題の件、今日もつらつらと考えておりました。


人は、社会に出て就職すると、

一日の大半を職場及び業務に費やします。


家族や友人、恋人、趣味など、それらとどんなにすばらしい関係を築いていたとしても、

職場で充実した時間を過ごせなければ一日の大半が苦痛になります。


職場で充実した時間を過ごすにはどうしたらいいのでしょうか?


この疑問に対する答えに、とある心理学の理論が浮かびました。

それはマズローの5段階欲求説とハーズバーグの動機づけ衛生理論です。


<マズローの5段階欲求説>

アメリカの心理学者マズローは、

人間の欲求には5段階あり、一番本能に近い低級から高級へ向かって1段づつ積み重ねていく、

と仮定しました。

1.生理的欲求(寝たい、食べたい)

2.安全・安心欲求(安心したい、守られたい)

3.社会的・親和欲求(人と仲良くしたい、グループに所属したい)

4.自己自尊欲求(自分を褒めてほしい、認めてほしい)

5.自己実現欲求(自分の想いや能力を実際に実現したい、やりとげたい)

*近年の先進国では5段階が全て満たされやすくなっており、

 1段回づつ重ねるのではなく同時進行であると考えられている


<ハーズバーグの動機づけ衛生理論>

アメリカの心理学者ハーズバーグは、

人間のやる気を起こす原因として、動機づけ要因と衛生要因があると仮定しました。


・動機づけ要因 

満たされなくても不満を持たないが、満たされるとそのためにやる気が起き、長期間満足する

例→目標を達成したときの達成感、人から認められることなど

・衛生要因 

満たされないと不満を持ち、満たされても短期間しかやる気が続かない

例→昇給、休暇など


マズローの5段階欲求説とハーズバーグの動機づけ衛生理論は、

切っても切り離せない関係にあります。


特に、重要なのは、

ハーズバーグの衛生要因がマズローの低級欲求に、

動機づけ要因が高級欲求につながっているということです。


人間は一昔前まで、非常に危険な状態で生活をしていました。

農業を始め、工業が発展するまで、

人は自然災害によって、いつ飢えるかわからない状態でした。


また、医学が発達するまでは、

ちょっとの怪我や病気が命取りとなりました。


そして、国内外様々な理由で戦争をし、

健康な者同士、そうでない者同士でも殺し合いをしていました。


しかし、現在の先進国では、

農業、工業、医学が発達し、戦争のない世界で、

平和な日々を過ごすことができます。

その中で、人は様々な欲求を満たし、幸せになろうとしています。


ただ。

今の日本ではどうでしょうか?


阪神大震災、そして一昨年の震災で、

私たち日本人の価値観ががらりと変わりました。

安全で当たり前だった生活が一変しました。


私は、一昨年の震災で、

私たち日本人のマズローの低級欲求がより強くなり、

ハーズバーグの衛生要因を重要視する傾向がぐっと高まったように思います。

それは立場に関係なく。従業員であっても、経営者であってもです。


まずは、とにかく生き残ること。

それから、安心できる過ごしやすい所で寝起きし、安全なものを食べる。

嫌な出来事や災害から脅かされず、信頼できる人に囲まれて、穏やかに過ごすこと。

ここに何よりも重点を置いているように思います。


不況になればなるほど、企業がブラック化していくのは、

「自分を守るため」なのかもしれません。

(ただ、がん細胞のように、従業員という自分自身を攻撃してしまい、

 やがて自滅してしまうのですが)



私は、職場で、

少なくともマズローの低級欲求が満たされなければ、

永遠に充実した時間を過ごすことはできないと思います。


つまり、人やもの事に脅かされず、信頼できる人に囲まれて、

安心できる過ごしやすい環境で生き残れること、です。

これは、ブラック企業では無理です。


皆さんにとって、充実した時間をすごす条件を考えてみてください。

室内が良いのか、外の方がいいのか。

大人数がいいのか、少人数の方がいいのか。

人と話したいのか、それとも一人でこつこつと行いたいのか。

体を動かしたいのか、それともずっと考えていたいのか。

服装や身なり、言葉づかい、周りのにおいや色なども重要です。

周りが、ではなく、「自分が」その中でどんな風にふるまうと穏やかでいられるのか、です。


「自分にあった適職は?」「自分の歩みたい人生って?」と考えるより、

その方がずっと具体的であるように思います。


それがあたかも現実かのように想い描けてはじめて、

本当の就職活動、転職活動ができるように思います。

こんにちは、キャリアンです。


私が思う、ブラック企業について書きます。


まず、ブラック企業とは、法令を無視して肉体的・精神的・金銭的に従業員を酷使し、

ぼろぼろになるまで使い切った後にゴミのように捨てる企業のことです。


こういった会社は、従業員の長期雇用や老後を一切考えていません。

従業員が長く勤めれば、その分有給休暇の増加や昇給をしなくてはなりません。

昇給すれば、会社が払わなくてはならない社会保険料が増え、会社の負担が増えてしまいます。

ですので、なんだかんだと昇給を拒んだり、既定の人数に達しても社会保険に加入しなかったりします。


また、ある程度在職されたら、退職金も用意しなくてはなりません。

あるいは、長く勤めれば勤めるほど社内外で力を持ってしまいます。


ブラック企業の経営者あるいは経営層は、

自分たちは甘い汁を吸い、それ以外の人間は使い捨てれば良いと考えているため、

ほどほど以上に力のある社員は目ざわりになるのです。


彼らにとって、

従業員=使い切り 

なんです。


あくまでも私の雑感ですが、

ここ10年くらいで、日本企業のブラック化が進んだように思います。

長引く不況を良いことに、リストラや賃金値下げを行いやすくなったからです。


ブラック企業かどうか、

求人を見てにわかるものでしょうか?


……多分、わからないです。

わかると、使い切りの人材がこなくなってしまうのため、

あの手この手で隠しています。


では、どうやって見分けたらいいのでしょうか。


私も過去ブラック企業に在籍していたことがあります。

ここで私の知るブラック企業の特徴を挙げておきます。

ひとつひとつの条件ではブラック企業でないことも多いのですが、

条件に当てはまれば当てはまるほどブラック度が高いと思います。

就職・転職のご参考になさってください。


<ブラック企業かも?リスト>

・常に求人が出ている→常に人がやめていく

・大量募集をしている→たくさんやめていく

・求人にあった条件が抽象的→経験者を雇うと会社の体質を見破られるため

 (学歴・経歴重視ではなく、気持ちややる気重視)

・離職率が高い→常に人がやめていく

・社員の平均在職年数が少ない→社員が長期的な人生計画を立てられない

・社員の平均年齢が低い→社員が長期的な人生計画を立てられない

・面接回数が少なく、すぐ採用になる→人手不足ですぐにでも働かせたいため

・面接から初出社の日が短期間→人材計画が出来ていない

・年齢、経験のある職種でも採用時の雇用条件が最低ランク→公平な人事考課がない

・一定以上の規模で労働組合がない→社長のワンマンで就業規則が変わる恐れあり

・ヒラの事務職、営業職で年棒制をうたう→法律違反の恐れあり

・規定の勤務時間、勤務日数が多い→拘束時間を多くし、たくさん働かせ、余計なことを考えさせないため

・パワハラ、セクハラが当たり前に行われている→従業員を短いサイクルで入れ替えるため

・給与や賞与がいつ、いくらになるのか提示されない→公平な人事考課がない、社員の生活を考えていない

・給与、賞与の未払が起きる→法律違反の恐れあり

・罰則が多く、その分を給与天引きされる→法律違反の恐れあり


万が一、ブラック企業に入ってしまったら、職歴にならない3か月以内に辞めること。

それ以上いる場合は、その会社で得られるものを全て得、

同時並行で転職準備を着々と進め、早々に去った方が賢明です。


同僚たちは困るかもしれませんが、

自分の一生をその会社にささげたとしても、その見返りはないと思います。