今までの日本の中古車市場をひっくり返すような、
とんでもないサービスを発見したので今回はまとめていきます。
サービス名は「カープライス」。
どんなサービスなのかというと、一般ユーザーが中古車業者相手に
自分の乗っている車をオークションにかけて、
競り合わせて最高値で売ることができる。という画期的なサービスです。
今回は「元中古車業者から見るカープライスの評判と利用するメリット全て」と
いうことで、今までの中古車を下取りに出すとか、
買取業者に売るのとどう違うのか?ということについて詳しく解説させていただきます。
カープライスとは?
カープライスは2014年にロシアで生まれた”B to B to C”の中古車買取モデルです。
「し、シートゥー・・?」
って聞きなれない言葉でわかりにくいと思いますが、簡単にまとめます。
まず、Cというのは企業を指し、Bというのは一般消費者を指します。
ですので、「C to C」であれば企業対企業の取引。
例えば、今までの業者オークションにあたります。
一方で「B to B」というのは一般消費者間の取引。
わかりやすい例えであればヤフオクなどがそれに当たりますね。
ではB to B to Cとは何なのかというと、
Business to Business to Consumerの略で、
他の企業の一般消費者向けサービスを支援するような事業のことを指します。
カープライスに車を売る側のメリット
では、実際に今までのようにディーラーに乗っている車を下取りに出したり、
中古車屋や車の買取業者に車を売るのと何が違うのかというと、
一言で表すとピンハネが無くなることです。
まずはこちらの図をご覧ください。
今までの車を売る流れに関しては左の図を見ていただきたいのですが、
例えば、あなたが今乗っている車を100万円で売った場合、
買取業者が約15%上乗せして業者オークションに出品します。
この時点であなたの車は115万円(落札価格)でオークションに出回ります。
次にオークション会社から落札した業者は、
115万円にプラスしてオークション会社に落札手数料と115万円の
消費税を支払って購入をします。※消費税8%+落札手数料+年会費等々・・
この時点で落札した業者が買い取った原価は約130万円です。
業者オークションで落札をした中古車屋は、
今度は仕入れた車を売らなければなりませんので、1
28万円に約20%乗せた金額を店頭価格として表示して並べます。
大体158万円くらいでしょうか。
そこから諸経費などを加えると、
コミコミ170万円くらいで次のユーザーの元へあなたの車が行き渡るようになるわけです。
カープライスで車を売った場合
じゃあ、カープライスであなたが車をオークションに出品するとしましょう。
するとカープライスに加盟している業者は、
業者オークションの相場に合わせて予算内で競り合いますので基本的には今まで通りの相場で落札します。
ですが、今までの業者オークションであれば買取業車とオークション会場の取り分がありましたが、その分のピンハネ分を予算として組み込めるわけですから、
今までの買取よりも高く売れる可能性があるわけです!
ですので、買取業者に売ったら100万円の金額がついた車が、
カープライスに出せば115万円〜125万円で売れた!というようなことも珍しくないでしょう。