娘から夕方電話があった
不妊治療をしている病院に
行く日だった
帰宅途中らしい
電話の向こうには
忙しそうな人々の声が
行き交う
それを遮るように
一際うれしそうな
弾んだ声で
’心臓の鼓動がね
ぱくんぱくんって’
あ~~無事に育ってくれてるんだな
小さな命
でもまだ安心はできないよ
と言う声も弾んでいた
娘から夕方電話があった
不妊治療をしている病院に
行く日だった
帰宅途中らしい
電話の向こうには
忙しそうな人々の声が
行き交う
それを遮るように
一際うれしそうな
弾んだ声で
’心臓の鼓動がね
ぱくんぱくんって’
あ~~無事に育ってくれてるんだな
小さな命
でもまだ安心はできないよ
と言う声も弾んでいた
数年前から茶道をお稽古をしている
といっても近くの公民館で開かれている
茶道教室だ
毎年この時期に公民館まつりと称して
各教室の日頃の成果を披露する
昨日はこのまつりでお茶席を設けた
そこで下の子の通っていた幼稚園の園長先生に
約二十年ぶりにお会いした
小学校の先生を退職されて
請われて園長先生になられた方だ
結構保護者に厳しく 耳の痛いことも
たびたび言われた
どちらかと言うと幼稚園の先生と言うより
小学校の先生そのままだった
当然 母親たちにはあまり親しみを感じる
ことができない先生だった
街で偶然会ったとしても
お話することはないなと思っていた
が、昨日 突然の再会
沈黙を通せとなるかと思いきや
口からでてきた言葉は
”先生 お久しぶりですね~~
是非お茶を召し上がってください”
えっ~どうした私
大勢の保護者や園児と接してこられたにも
かかわらず私の名前や家まで覚えておられた
年を重ねることで
私の性格も素直で丸くなったのか
自分で自分の反応に驚いた
また来年元気でお会いしましょうねと
手を握って別れたあと
人ってやはり変われるんだ!と気づいた
昨日 娘は受精卵を子宮に戻した
思えば8月の初診から3ヶ月
順調に治療は進んできた
あとは無事着床してくれることを願う
医学の進歩に驚くばかり