すわ    

高気密高断熱の注文住宅計画中のかろまりです。
訪問、いいね、フォローありがとうございますニコニコ


2022年6月 予算確定

2022年9月 土地契約

2023年12月 間取り確定
2023年1月 土地引き渡し予定

2023年3月 仮住まい引っ越し予定
2023年7月 新居に引っ越し予定

 

地震火災は一旦保留にします。

都消防庁の資料が面白すぎてバックナンバー読むために国会図書館行きたくなってるの(アカン)と

日本語の論文読み漁り始めたの(やめろ)と

建築基準法読みたくてうずうずし始めてる(ダメです)のもありますが

息子が風邪でわたわたしてるので書き溜めてたものを消化します。



というわけで、本丸の大雨特別警報です。


 

大雨特別警報って、数十年に一度と言いながら

 

 

毎年出ていますよね?

 

それを統計的に検証していきます。

 




 

お詫び
実際に災害に遭われた方やその関係者の皆様には不快になる内容があるかもしれません。あくまでも災害とは今まで無縁で正常性バイアスのかかってる人(自分含む)向けのネットの駄文です。間違いも多々あるかもしれません。ご容赦ください。

 

実際の発生頻度


発令回数はwiki調べで21回です。



次に気象庁から細かいデータを取ってきます。



県(広いところは地方)ごとの発令回数を積算すると65回です。

多いのは福岡・長崎の5回と佐賀の4回、沖縄・広島の3回で、残りは2回以下です。

38県(地域)にしか発令されてないので0のところもありますね。

 

市町村ごとの細かい回数を見ていきます。

Excelにペタペタして、県とか地域の情報は邪魔なので省いて、発令回数ごとに数えます。

 

5回→3市町村(福岡県大牟田市、八女市、みやま市)

4回→10市町村

3回→37市町村

2回→64市町村

1回→453市町村

合計747市町村・回

 

市町村・回とかいうおかしな単位が出てきました。

戸建てマイホーム計画の皆さんなら見慣れているはずの人・日と同じノリです。

え?見慣れてない?

 

先ほどの65回で割ると747/65=11.5市町村です。

 

日本全国に市町村が1718か所あるので1都道府県(地方)あたりざっくり35市町村です。

 

 

つまり、大雨特別警報が発令されると平均3県にまたがり、県の1/3程度が紫になるイメージですね。

大きな河川や降水量の多い山間部は大体県境付近なのでさもありなん。

 


数十年に一度?

 

1718市町村に例えば20年に1度発令するとします。

つまり期待値は20年で1718市町村・回です。

2013年8月から運用しているので9年半です。

1718市町村・回/20年×9.5年=816市町村・回。

 

ふむふむ、実際の発令回数である747市町村・回とほぼドンピシャですね。

 

毎年出てるから信用ならんって?

そんなことありません。

出てない地域もたくさんあるので。

日本全国で平均すると概ね触れ込み通り(22年に1回の頻度)です。

 

 

気象庁の叡智

 

 

そもそも気象庁がどうやって大雨特別警報を定義しているかというと、

 

 

こういう指数を地域ごとに用意しているわけですね。

 

 

ふむふむわからん。

 

しかし気象庁は過去何十年もデータを蓄積しているので、

それを見れば数十年に一度がどういう雨なのか地域ごとに割り出せるはずです。

データの蓄積、本当に大事です。

 

統計分布と検定

 

ここまでの検討は実は大雨特別警報が運用されて1-2年後に計算してました。

 

問題はここからです。

何度も発令される市町村の皆さん、怒りたくなりますよね?

 

5回→3市町村

(福岡県大牟田市、八女市、みやま市)

4回→10市町村

3回→37市町村

2回→64市町村

 

 

これも統計通りなのか確認していきます。

 

地震でも出てきたポアソン過程です!

地震だと応力の蓄積がなんちゃらとか言い出して前の地震からの経過時間を考慮したりややこしいのですが、気象現象はまぁ、個々の相関はほぼ皆無なので純粋にポアソン過程と見て良いでしょう!

え?地球温暖化?とりあえず置いておきます。

 

 

9.5年の期待値は747市町村・回/1718市町村=0.435回です。

回数ごとの期待値は面倒なのでエクセルのスクショで。

 

 

3-5回の市町村は理論値よりも多い一方、2回の市町村は理論値よりも少ないです。

0回と1回は理論値どおりですね。

 

人生初のカイ2乗検定なるものをやってみました。

 

 

5回は理論値が0市町村なので省いて、1-4回の市町村数でカイ2乗を求めると81。

自由度4なので差が有意でないと言える有意水準は1e-16でした。

つまり、たまたまこんなに3-5回の市町村が多くなるのは、

この9.5年を1京回繰り返したうちの1回ということです。

 

 

まとめ

 

 

大雨特別警報が3回以上も出た市町村の人は文句言って良いと思います。

基準を設定した気象庁もしくは大自然の気候変動もしくは地球温暖化の様々な要因に。

気象庁は大体あってるので大自然の方ですね。

 

尚、ざっくりいうと九州沖縄の一部と広島の呉&広島市が該当します。



次回予告


だいぶ迷走してますが、水害って本当に増えているのか?原因は?も調査済み(あとは書くだけ)です。

あと、地震火災とその対策を国や都がどう頑張ってるかあたりも書きたいです。

明日になるかもしれないし来週になるかもしれないし、本当に国会図書館に行ってしまうかもしれません凝視