アマゾンプライムでやっと見ました。


もう10年前の映画なのですね!

松たか子さん演じるシングルマザーの教師が、自分の担任するクラスの生徒に幼い娘を殺され、犯人の生徒たちや家族を追い詰めていく話です。

当時話題作だったし、日本アカデミー賞も取っていたから、評価が高いことはわかっていました。当時映画館で予告編を見てずっと印象に残っていたし。

原作も読んでいたから、すごく意外な展開はなかったけれど、なるほどなぁという感じ。

中でも映像美。
光と影の使い方が印象的で、人物のズームアップやスローモーションにRadioheadの音楽が被り、独特の甘美な体験となって脳内に残る感じです。

ただ、内容的には少年犯罪やいじめ、殺人を描いているわけで、そういうつもりはないと言われてもどこか美化されているように見えてしまいました。

映像に引っ張られて、痛みとか心の中を想像する部分が少なくなってしまうかな、と。

人によって感じ方も違うだろうし、現代にも通じるストーリーなので、今も変わらずエンタメとして面白く見られるとは思います。
原作がイヤミス(嫌な後味のミステリー)だけあって、後味は悪いけど。

あと、橋本愛さんが神々しいまでに美しかったキラキラ