以前「キャバクラ化する雀荘」というタイトルで、雀荘がキャバクラ化しつつあるという話http://hakopara.jp/sns/?m=pc&a=page_fh_diary&targ...243452を書きましたが、今回はその第2弾です。
女流プロや女性従業員の中に、前職がキャバ嬢という方が結構いらっしゃいます。私は、キャバ嬢という職業は、高度な接客技術を必要とする、立派な仕事だと思っています。でも、キャバクラで使うような技術を、雀荘に持ち込むのはいかがなものかと思うことがあります。
例えば同伴です。キャバ嬢は同伴出勤やらアフターやらを技術として用いますが、これと同じことをやる女流プロや女性従業員がいます。つまり、お客と一緒に出勤してきたり、その女性スタッフが帰る時間になるとお客が一斉にラス半をかけて、一緒に帰ったりするわけです。
キャバクラはお酒を飲みながら女性と話をする場ですから、それでもいいでしょう。でも雀荘はそういう場ではありません。麻雀をする場所です。本来ならフリー雀荘は誰と同卓できるかもわからないはずです。誰と打つかということよりも、麻雀を打つということに重きが置かれる場所なのです。
話は変わりますが、先日、私がよい文章を書かれるなと思っている女流プロの方が、護衛という言葉を使った日記を書かれました。私はこの日記に大変がっかりしました。護衛というのは護ってもらうという意味ですが、自分の仕事場で、お客に、一体何から護ってもらうというのでしょうか。
それから、この言葉は非常にセクシュアリティを感じさせます。例えば、男性プロが、護衛をしてもらいたいという日記を書いたら奇異に感じますよね。どんな危険な犯罪者がいるような所に行くのだろうかと。
女性はか弱いから、護ってもらいたいという意味合いを感じてしまいます。こういうセクシュアリティをアピールするような表現は、一方の性別には訴えるものがあるかもしれませんが、一方の性別にとってはまるで逆効果です。できれば麻雀においてはこういう表現は用いて欲しくないなと思います。
非常に言葉を大事にされる女流プロの方だと思っていただけに、とても残念でした。(ちなみにこの女流プロの方が同伴やアフターをされているということでは決してありません。念のため。)
キャバ嬢のテクニックを雀荘に持ち込むことには利点もあって、例えばエロいおっさんや兄ちゃんには有効な営業方法かもしれません。でもそれ以外の人には逆効果だと、私は思います。雀荘には女性客や普通の男性客もいますよね。そういう人たちを大事にするためにも、キャバ嬢のテクニックは無用なのだと思います。
一方で、そういうキャバクラ的な接客を望むお客もある一定数はいるでしょう。そういうお客にはいっそのこと、キャバクラ卓でも作って、高額なチャージ料をとって、思いっきりサービスしてあげればいいと思います。それこそ、フルーツの盛り合わせでも持って行ってあげればいいのですよ。
お客の方も、中途半端なお菓子の差し入れとかしていないで、ブランド物のバッグや時計などを貢ぐ位の心意気が欲しいですね。
まあ話は逸れましたが、雀荘のキャバクラ化はいいことだとは思えません。あまりセクシュアリティに訴えるのではなく、幅広く多くの人たちに来てもらえるような雀荘を目指すのが好ましいと、私は思います。そういう方向性の雀荘を、私は期待したいですね。