痴漢やめて
「×」シール,相手に印も
埼玉県警が考案

朝日新聞デジタル
4月17日(金)配信


痴漢犯罪の撲滅を掲げる県警鉄道警察隊が「チカン抑止シール」を作成し,無料で配布する活動を進めている。
携帯電話などに簡単に貼ることができ,痴漢に対する強い警戒心をアピールできるメリットがある。
「怖くて声が出せない」などという痴漢被害者の声を基に,女性隊員が中心となって考案した。
沢登真珠枝・同隊長は「痴漢防止への意識が高まれば」と効果に期待を寄せる。

シールは神奈川県シール印刷協同組合が県警から発注を受けて開発。
2009年から組合が販売していた「痴漢撃退シール」で使った技術が基になっているという。
県警が作成した抑止シールは計4千枚。
大きさは直径約1・5センチで,表面には「さわらないで!」という表記がある。

使い方も簡単だ。
痴漢かな,と思ったときにはまず,携帯電話などに貼ったシールを相手に見せて警告する。
それでも痴漢行為が止まらない場合には,2枚重ねになっているシールの上1枚をはがし,赤い「×」印を犯人の手に押しつける――という二段構えだ。
赤いインクはこすっただけでは落ちにくい油性の顔料素材で,痴漢の犯人の手には証拠が残るという。

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痴漢は犯罪です。
おさわり厳禁。

痴漢撲滅シール。
フリー雀荘にも置く?