Abercrombie&Fitchに
セミヌードのイケメンとのツーショット写真を撮るサービスのために通い
買い物どころか
時間帯によってイケメンが替わることまで発見してしまった・・・
おかげで複数のイケメンと写真が・・・
ではなく
ちゃんと他の観光もしてます
イケメンを見て
ハイド・パークに行ったと話したのですが
キレイとは思えない池で泳いでいる人を見ただけではありません
ピーター・パンの像を見に行ったんです
ジョニー・デップとケイト・ウィンスレットの映画『ネバーランド』で知っている人もいるかもしれませんが
作者のバリと、ウェンディら3人の子供の母親のモデルとなる未亡人は
この公園での一部・・・と言えるほど広大なんですが、ケンジントン公園で知り合ったのです
当初のピーター・パンは私達が知っているような勇敢で好奇心の強い少年ではなく
とても弱くて繊細で
生まれて7日目に家の窓から飛び出してしまい
ケンジントン公園で、小鳥でも妖精でも人間でもない存在として育ったピーターパンは
成長すると母親に会いたくなり切実に願います
妖精たちが願いを叶えてくれて家に帰りますが
鍵がかかった窓の向こうには、自分の代わりに新しい赤ちゃんを抱いて
幸せそうにしている母親が・・・
この最後のシーンは、母親と再会したものの
母への愛情よりも、公園での生活への愛着が勝るなどとするパターンもありますが
最終的にはピーター・パンは公園に帰ります
この悲しいクライマックスは
幼い時に兄を亡くし、母は生涯亡くなった兄へ愛情を注ぎ
失ったことを嘆いて、バリは充分に愛されて育たなかったことが影響するそうです
そんなバリが公園で子供たちを遊ばせる愛情深い未亡人と出会い
理想の母親像が浮き彫りとなりました
そして戯曲『ピーター・パン』
俗に言う『ピーター・パンの冒険』が出来上がります
バリは生涯をかけて
何度も何度もピーター・パンを書き直し
今の『ピーター・パンとウェンディ』が出来上がるんです
でも公園にたたずむ像は笛を吹く、本当に幼い少年・・・
母親の愛情を無心に求め
なのに与えてもらえずに泣いている、バリの子供時代のよう・・・
台座には
ウサギや小鳥が彫られ
ピーター・パンを支えています
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