※私は鉄道旅については素人です。詳しい方にとっては稚拙な情報かもしれませんが、長い目で見てやってください。また更にいいテクニックがあればご教示ください。
小学生の息子と「一筆書き」鉄道旅
この夏休み、小学生の息子と二人で鉄道旅に出かけました。私は車やバイクが好きで、普段はスーパーカブでの移動が中心です。ところが息子は鉄道が大好き。せっかくの夏休みなので、乗り鉄旅に連れて行ってやることにしました。ただ、カブに比べれば鉄道旅はどうしてもコストがかかります。
そこで旅費を抑える工夫のひとつとして、JREバンクの口座を作りました。残高に応じて鉄道関連の特典があり、その中でも「えきねっと4割引クーポン」が魅力的です。今回はこのクーポンを使って、一筆書きのような旅に挑戦しました。
発券時の注意点
「一筆書き切符」とは、出発駅から様々な路線を経由し、折り返さずに一筆書きのように進んで最終地に至る乗車券のことです。同じ駅を二度通らなければ、かなり自由に経路を設定でき、乗り鉄上級者はものすごい経路を開拓されています(詳しくは詳しい方のサイトをググってください)。ただし、えきねっとで発券できるのは日帰りか往復の切符に限られており、複雑な経路はエラーになります。
あと「えきねっと4割引クーポン」はJR東日本エリアしか割引になりませんので注意が必要です。
また、発券は紙のきっぷにする必要があります。そうしないと乗車券の有効期限が伸びないためです。さらに新幹線を旅程の後半に組み込むと翌日には無効になるため、利用は前半に入れるのが鉄則です。
今回の行程
- 立川から新幹線で長野へ(入力例)
こんな感じで検索条件を入力します。えきねっとは発駅と着駅を同じにできないので、完全な一筆書きにはなりません。一駅分は自己負担になります。
うまくいくと旅程が提示されます。
うまくいかないとこんな画面、前に戻って条件を修正します。
新幹線の切符も乗車券も紙で発行します。
今回は新幹線を指定席にしても7,000円以上お得になりました。乗車券も有効期限が伸びています(有効期限は乗車距離や区域によって変わります)
さて実際の旅ですが…
長野電鉄に乗車し、特急「湯けむり号」(旧小田急ロマンスカー)に乗車。運良く先頭車の最前列に座ることができ、息子は大喜び
長野から松本へ移動する途中、車窓からは「日本三大車窓」の一つとして知られる姥捨駅の絶景を堪能。眼下に広がる善光寺平の眺めは圧巻でした。
松本では上高地線にも乗車。地方私鉄ながら洗練された車内で穏やかな雰囲気を楽しむことができ、
旅の締めくくりは松本から特急「あずさ」で八王子へ、浮いた費用のおかげで特急にグレードアップし快適な移動が実現しました。
今回はクーポン2枚で2人で1泊の旅を楽しむことができました。
感想
えきねっとを使った一筆書き旅行は、設定に少し癖があります(エラーが続くとげんなりしますw)。それでも、晩酌のお供にパソコンを開きながら経路を組み立てていく作業は案外楽しいものです。息子も「次はどこに行けるかな」と楽しみにしている様子。次回は東北方面で一筆書きの旅程を組み、さらに工夫してみようと思います。