主よ 母の旅立ちを安全に出来るだけ快適にお守りください。
里帰りを癒しと実りの良いものとして祝福してください。
主の慰めと久しぶりに会う家族への喜びで満ち溢れますように。
いつも感謝します。
最近はイライラしやすい。
ことあるごとにイライラしている。
毎日イライラしている。
本当に申し訳ないな。
今日は朝から雨が降っていた。
朝風呂にも行かず、空港まで送ることもせず。
ただ、昼にラーメンを食べて、
駅に送り、時間までスタバでお茶を飲んだ。
最近は涙脆い。今に始まったことではないけれど。
すぐに泣きたくなってしまう。
母の見送りで泣きそうになってしまった。
今まではこんなことなかったのに。
昨日、恋人が母に二人暮らしをすることを伝えた。
母は寂しいと何度も言いながらも引き止めることはしなかった。
母を見送ったあとの、ほんの数週間の実家での一人暮らしが、
これから母を待ち受ける、私が引っ越した後の独りの時間を追体験しているようで、母の気持ちが少しだけ分かるようで、痛かった。
駅からの家路に着くまでに雨は上がり、日が差していたけれど、その目映さが余計に寂しさを呼び寄せるようだった。
途中で通る祖父母の家までの道。遠くのショッピングモールの側にある祖父が住んでいたホーム。
もう随分と行かなくなったし、きっと行くこともないのだと思うと、見るものすべてが悲しくなってきて。
こうしてすべては散らばっていき、それぞれの旅路を進んでいく。
それは必然で、当然のこと。
ゆっくりと喪失を受け入れていく。
ずっと一緒にいたいと思いながらも、
心ではいつかさよならしなくてはいけないと分かっている。
ずっと一緒にはいられないと分かっている。
ここから旅立たなければいけないと予期すればするほどに名残惜しさが尾を引いている。
繋がりが強ければ強いほど、いつまでもだらだらとこのままでいられると心地よいぬるま湯に浸かっていられたらどんなに良いことかと、しがみつく術を模索している。
今はただ風の吹くままに。